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気を巡らせる

加味逍遙散かみしょうようさん

詰まった気をほどき、こもった熱を冷ます。「逍遙=ぶらぶら歩く」が名前の由来。

加味逍遙散(かみしょうようさん)のイメージ

処方の骨格 ── 10

朱色は、注意して付き合いたい生薬です。甘草はほかの漢方・市販薬との重複に注意してください。

01この処方の考え方

ベースの逍遙散は、ストレスで詰まった気(肝鬱かんうつ)をほどく処方です。「逍遙」は気ままに歩くこと──張りつめたものが、ゆるんで動き出すイメージがそのまま名前になっています。

「加味」は、そこに牡丹皮と山梔子という冷ます生薬を2つ足したという意味です。詰まりが長引くと熱に変わる(イライラ・のぼせ・突然の汗)、という東洋医学の見立てに対応した設計です。

ガイドラインでの書かれ方

産婦人科診療ガイドライン(2023)は、更年期障害・月経困難症の項でこの処方を「考慮される」(グレードC)として挙げています。同時に、有害事象への注意はより強いグレードBで書かれています。両方をセットで知っておくのが、この処方との正しい付き合い方です。

02こんな状態に使われてきました

結果ページで最も登場回数が多い処方です。肝鬱化火かんうつかか・気滞系の証、生理・更年期まわりの証で広く言及しています。

03気をつけること

04どこで相談できるか

医療用(保険診療の医師の処方)と、一般用(薬局・ドラッグストア)があります。同じ処方名でも生薬の配合量が違うことがあり、選ぶプロセスも異なります。くわしくは Q&A の「漢方は、どこで相談できますか?」「市販の漢方と、病院の漢方は違うものですか?」へ。

出典

このページは処方の解説であり、服用のすすめではありません。漢方薬は証(からだの状態)に合わせて選ぶ薬です。購入・服用の前に、医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。

この処方が登場する証

同じ処方でも、どの証で出てくるかで文脈が変わります。あなたの症状に近いものからどうぞ。

関連する処方:半夏厚朴湯はんげこうぼくとう桂枝茯苓丸けいしぶくりょうがん抑肝散よくかんさん

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