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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 不眠。東洋医学で調べると、こう考えられます

肝鬱化火かんうつけか肝火かんか

ためこんだ緊張が、熱に変わって暴れている状態

発散できなかったストレスが体の中で熱に変わり、上へ突き上げている——布団に入った瞬間に頭が回り出し、イライラして眠れない状態と考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで滞った気がこもって熱になり、心を騒がせている状態です。
からだの状態肝気鬱結かんきうっけつ ── 気の巡りが止まり、そこに熱が生まれています。
特徴的なサインイライラして眠れない怒りっぽい目の充血口が苦い
整える方向滞りを流し、こもった熱を降ろす。
01

いま、からだで起きていること

東洋医学では、感情の巡りを担うのが「」だと考えます。肝はのびのびと流れているのが自然な状態で、抑え込まれると流れが止まり、行き場をなくした気がに変わります。

この熱が上へ突き上げると、頭がさえて眠れない、寝ても浅い、夢が多く目が覚めやすいという形になります。心腎不交の「うるおい不足で熱が抑えられない」熱とは違い、こちらは熱そのものが強いタイプです。

巡るはずの気がせき止められ、熱に変わって上へ昇る。この流れを 肝鬱化火かんうつけか と呼びます。

肝鬱化火の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、肝鬱化火かんうつけか)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの不眠がこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

イライラして寝つけない夢が多い・悪夢怒りっぽい目が赤い・充血口が苦い頭痛・こめかみの張り脇腹の張り便秘
02

なぜ、この状態に傾くのか

多くは、感情を「流せていない」ことから。強い我慢が続いていませんか。

  1. 01怒り・不満をのみ込む肝は感情の巡りを担います。言えないまま抱え込んだ怒りは、そのまま体の中に熱として残ると考えます。
  2. 02強いプレッシャー・締め切り緊張が続く環境では気の流れが止まりやすく、熱を生みやすくなります。
  3. 03お酒・辛い物・脂っこい食事もともとの熱に、さらに熱を足すことになります。この証でいちばん影響が出やすい要因です。
  4. 04夜遅くまでの仕事・スマホ興奮が冷めないまま布団に入ると、熱を抱えたまま眠ろうとすることになります。
  5. 05月経前の変化ホルモンの変動期は気の巡りが乱れやすく、この状態が強く出る時期があります。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(肝鬱化火かんうつけか)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。

01鍼灸院で施術を受ける

足りないのではなく、余っている。

この証で鍼灸師が探すのは、ためたものの出口です。

この証の不眠は、足りないから眠れないのではなく、余っているものが暴れているために眠れないタイプ。鍼灸では、止まった流れを開いて熱の出口をつくることを先に行います。5つの証の中では、比較的早く変化を感じやすいとされます。なお、不眠と鍼灸の研究は数こそ多いのですが、主観的な眠りの質は良くなる一方、実際の睡眠時間は偽の鍼と変わらないという報告もあり、結論は定まっていません。体質の側から眠りを見直す選択肢のひとつ、という位置づけで考えてください。

施術では、こんなことをします

  • 手足の末端を使って熱を降ろす太衝たいしょう(足の甲)・行間こうかん合谷ごうこくなど、流れを開くとされるツボが中心。頭に上がった熱を下へ導く狙いです。
  • 灸より鍼が中心になりやすい熱が主体の証のため、温める施術は控えめに組まれることが多くなります。
  • 1回40〜60分/5,000〜8,000円前後脇腹や肩の張りを一緒にゆるめる施術が入ることもあります。

通う頻度と、院の選び方

通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。寝つくまでの時間とイライラの強さを書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。ただし原因になっている環境が変わらないと戻りやすい証でもあるため、施術と並行して発散の手段を持つことが前提になります。院は問診に時間をかけてくれるか回数と費用の見通しを先に示してくれるかで選んでください。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「イライラして寝つけない。布団に入ると考えごとが止まらない」。ストレスの心当たりがあれば、話せる範囲で伝えておくと施術方針が定まりやすくなります。

感じ方や合う・合わないには個人差があります。施術後に強い痛みやだるさが続く場合は、続けずに院へご相談ください。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

鎮める薬ではなく、流す薬として使われてきました。

熱を冷ますことと、巡りを開くことを同時に置く組み立てです。

この証には「熱を冷ます」「気の巡りを開く」を組み合わせた処方が使われてきました。補うのではなく余分を捌く方向なので、体力がある人向けの構成になりやすい領域です。

この状態に使われてきた処方

抑肝散よくかんさん
神経の高ぶり・怒りっぽさ・歯ぎしりをともなう不眠に広く挙がります。
加味逍遙散かみしょうようさん
気の滞りと熱に、月経前の不調や気分の波が重なるとき。
竜胆瀉肝湯りゅうたんしゃかんとう
熱の勢いが強く、目の充血・口の苦さ・下腹部の不快をともなう場合に。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。種類の幅は広い一方、自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)抑肝散・加味逍遙散は保険適用のエキス製剤があり、費用を抑えやすい領域です。

余分を捌く方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。ただし長く続けるものではないため、区切りを決めて相談先へ戻り、方針を見直してください。

熱を冷ます処方は、冷えが強い方・体力が落ちている方には向かないことがあります。強く冷やしすぎると、かえって不調が出ることもあります。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「肝鬱化火タイプの不眠と出た」。イライラの度合い、便通、月経前後の変化、飲酒量もあわせて伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。黄芩(おうごん)を含む処方(竜胆瀉肝湯)では肝障害が知られ、漢方薬による間質性肺炎(発熱・から咳・息切れ)の報告もあります。山梔子(さんしし)を含む処方(加味逍遙散・竜胆瀉肝湯)を長く飲み続けると、腸間膜静脈硬化症という腸の血管の障害が起こることがあります。全国調査(222例)では服用5年以上が92.6%を占め、20.8%が最終的に手術に至っていました。長期の連用は避け、定期的に見直してください。なお、麻黄(まおう)を含む処方(葛根湯・小青竜湯など)は、副作用として不眠を起こすことがあります。風邪や鼻炎で処方されているものがあれば、あわせて伝えてください。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

肝鬱化火という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

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相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「ためない、流す」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、夜のお酒をやめてみることから。この証には、ここがいちばん響きます。

食べ物・飲み物

熱を足さない、熱を冷ます

この証では、何を足すかより「何をやめるか」のほうが響きます。まず熱の供給を止めます。

  • とりたいセロリ・トマト・きゅうり・菊花茶・ミントティー・柑橘の香り
  • 控えたいお酒(とくに夜)・唐辛子・にんにく・脂っこい揚げ物・濃い味つけ
生活リズム

興奮を、寝る前に降ろす

熱を抱えたまま布団に入らないこと。日中に発散の出口をつくるのが最短です。

  • やりたい汗ばむ程度の運動を日中に/寝る1時間前に照明を落とす/深く長い呼吸を10回
  • 控えたい寝る直前の仕事メール・SNS・ニュース/夜の議論/熱いお風呂
ツボ

足の甲から、熱を抜く

流れを開くとされるツボです。少し痛いくらいの強さで、息を吐きながら押します。

  • この証に太衝たいしょう(足の甲・親指と人差し指の間)・行間こうかん合谷ごうこく(手の甲)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

熱を鎮め、気の巡りを開く処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に抑肝散よくかんさん加味逍遙散かみしょうようさん竜胆瀉肝湯りゅうたんしゃかんとう
処方ごとの解説を見る →
04

この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの熱を捌く方向のため、比較的早く手応えが出ることがあります。ただし原因が続くかぎり戻ります。まず2週間、飲酒と夜のスマホを見直して「寝つき・イライラの強さ」が動くかを観察してみてください。
こんなときは、まず医療機関へ眠れない状態が数週間続く/日中の強い眠気で生活に支障が出る/怒りや不安が自分で抑えられない/気分の落ち込みが強い。感情のコントロールがつらいと感じるときは、東洋医学より先に心療内科・精神科へご相談ください。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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もうひとつの可能性も、読んでみませんか

今回の結果では痰熱内擾たんねつないじょうも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

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