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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 更年期の不調。東洋医学で調べると、こう考えられます

肝鬱気滞かんうつきたい肝気鬱結かんきうっけつ

気の流れがせき止められ、感情が波打っている状態

巡るはずの気がとどこおり、感情の振れ幅がそのまま体に出ている——些細なことでイライラし、次の瞬間には落ち込み、のどにものが詰まった感じが取れない状態と考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで気の巡りが滞り、感情と体の張りが波として出ている状態です。
からだの状態気滞きたい ── 流れが止まった気が、張りと感情の揺れになっています。
特徴的なサインイライラと落ち込みの波のどのつかえ感ため息が多い胸や脇の張り
整える方向滞った気を流し、波をなだらかにする。
01

いま、からだで起きていること

東洋医学では、感情の巡りを担うのが「」だと考えます。肝はのびのびと流れているのが自然な状態で、抑え込まれると流れが止まり、行き場をなくした気が張りや痛み、感情の揺れとして表に出ます。

更年期は、体の土台が入れ替わる時期に、親の介護・子どもの独立・職場での立場の変化といった出来事が重なりやすい年代でもあります。気分の波が大きい・のどに何か詰まった感じがする・ため息が多いという形で出るなら、この証を考えます。ほてりよりも「日によって症状がまるで違う」のが目印です。

巡るはずの気がせき止められ、張りと感情の揺れになる。この状態を 肝鬱気滞かんうつきたい と呼びます。

肝鬱気滞の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、肝鬱気滞かんうつきたい)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの更年期の不調がこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

イライラと落ち込みが日によって入れ替わるのどに何か詰まった感じため息が多い胸や脇腹が張るお腹が張る・ガスがたまる頭痛・こめかみの張り症状の出方が日によって変わる月経周期が乱れる眠りが浅い
02

なぜ、この状態に傾くのか

多くは、感情を流せていないことから。抱えているものが増えていませんか。

  1. 01役割が一度に増える時期介護・子の独立・職場での立場の変化。更年期の年代に重なりやすい出来事が、そのまま気の滞りをつくります。
  2. 02言えないまま我慢していること肝は感情の巡りを担います。のみ込んだ怒りや不満は、体の中に張りとして残ると考えます。
  3. 03体の変化を人に言えない更年期の不調は外から見えにくく、周囲に伝えづらいもの。ひとりで抱える構図そのものが、この証を強めます。
  4. 04休みなく動き続けている気を抜く時間がないと、流れが止まったままになります。
  5. 05ホルモンの変動そのもの気の巡りは月経周期の影響を受けます。周期が乱れる時期は、この状態が強く出やすくなります。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(肝鬱気滞かんうつきたい)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。ただし気分の落ち込みが強いときは、先に心療内科という選択肢を。

01鍼灸院で施術を受ける

日によって、症状がまるで違う。

東洋医学はその振れ幅を、流れの詰まりとして読みます。

この証は、足りないから不調なのではなく、流れが止まっているために不調が出るタイプ。鍼灸では、止まった流れを開いて張りをゆるめることを先に行います。4つの証の中では、比較的早く変化を感じやすいとされます。なお、更年期のほてりについては、偽の鍼と差がなく、ホルモン補充療法より劣ったという系統的レビューがあります。医療の代わりになるものではありません。体質の側から整える選択肢のひとつとして考えてください。

施術では、こんなことをします

  • 手足の末端と胸まわりを組み合わせる太衝たいしょう(足の甲)・内関ないかん(手首の内側)に、膻中だんちゅう(胸の中央)を加える構成が中心。胸や脇の張りを直接ゆるめる狙いです。
  • 灸は控えめ、鍼が中心になりやすい滞りが長引くと熱を持つことがあり、その場合は温める施術を控えます。腎陽虚(冷えが主役のタイプ)とは方針が分かれる部分です。
  • 1回40〜60分/5,000〜8,000円前後肩・首・脇の張りをあわせてゆるめる施術が入ることもあります(自費)。

通う頻度と、院の選び方

通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。気分の波の大きさ・のどのつかえ・胸の張りを書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。ただし原因になっている環境が変わらないと戻りやすい証でもあるため、施術と並行して気を抜く手段を持つことが前提になります。院は問診に時間をかけてくれるか話をよく聞いてくれるかで選んでください。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「更年期の時期で、気分の波とのどのつかえがつらい」。心当たりのある出来事や、症状が強く出るタイミングを、話せる範囲で伝えておくと施術方針が定まりやすくなります。

気分の落ち込みが強く、日常生活が回らない状態のときは、鍼灸より先に心療内科・精神科をご検討ください。 更年期の時期はうつ病が重なりやすく、そちらの治療が要る状態を養生で粘るのは危険です。感じ方や合う・合わないには個人差があります。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

加味逍遙散に含まれる山梔子は、連用が問題になる生薬です。

名前がよく挙がる処方だからこそ、半年ごとの見直しが要ります。

この証には「気の巡りを開く(理気)」を軸に、こもった熱を冷ますものや血を補うものを組み合わせた処方が使われてきました。更年期の相談でいちばん名前が挙がりやすい領域でもあります。

この状態に使われてきた処方

加味逍遙散かみしょうようさん
この証の代表格。気分の波・のぼせ・肩こり・症状が日替わりで変わるときに挙がります。
半夏厚朴湯はんげこうぼくとう
のどのつかえ感や、気分の塞ぎが前に出ているときに用いられてきました。
女神散にょしんさん
のぼせとめまい、気分の高ぶりが重なるときに、更年期の領域で古くから挙がる処方です。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。種類の幅は広い一方、自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)加味逍遙散・半夏厚朴湯・女神散はいずれも保険適用のエキス製剤があり、婦人科でもよく扱われます。HRTや心療内科の治療と並べて相談できるのが利点です。

気を流す方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。そのうえで、続けるかどうかを必ず見直してください。

加味逍遙散には[[山梔子|さんしし]]が含まれます。 数年単位で漫然と飲み続けた場合に、腸間膜静脈硬化症という腸の血管の障害が報告されています。長く飲むほど安心という薬ではありません。「効いているから」で自己判断で続けず、少なくとも半年に一度は相談先に戻って見直してください。 腹痛・下痢・便秘が繰り返し出るときは、その時点で相談を。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「肝鬱気滞タイプの更年期の不調と出た」。症状が強く出るタイミング、気分の波の度合い、月経周期の乱れ方、いま飲んでいる薬(抗不安薬・睡眠薬を含む)をあわせて伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。同じ更年期の不調でも合う処方は体質で変わります。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。黄芩(おうごん)を含む処方(女神散)では肝障害が知られ、漢方薬による間質性肺炎(発熱・から咳・息切れ)の報告もあります。山梔子(さんしし)を含む処方(加味逍遙散)を長く飲み続けると、腸間膜静脈硬化症という腸の血管の障害が起こることがあります。全国調査(222例)では服用5年以上が92.6%を占め、20.8%が最終的に手術に至っていました。長期の連用は避け、定期的に見直してください。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

肝鬱気滞という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

  • 無料
  • 登録不要
  • しつこい営業はしません
  • 3営業日以内に返信
SELF CARE

相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「ためない、流す」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、一日15分、誰の役にも立たない時間をつくることから。この証には、それが養生になります。

食べ物・飲み物

香りで、流れを開く

この証では、栄養より「香り」が手がかりになります。食べる時間をゆっくり取ることも含めて。

  • とりたいみかん・グレープフルーツ・しそ・セロリ・三つ葉・ミントティー・ジャスミン茶・そばの実
  • 控えたいお酒での気晴らし・早食い・甘いものの一気食い・カフェインのとりすぎ
生活リズム

気を抜く時間を、先に確保する

この証で足りないのは、休みではなく「気を張らなくていい時間」です。予定として押さえます。

  • やりたい深く長い呼吸を10回/散歩やストレッチを日課に/人に話す・書き出す/予定を一つ断る
  • 控えたい夜のSNS・ニュース/人と比べる/症状を我慢して普段どおり振る舞うこと
ツボ

足の甲と胸から、流れを開く

流れを開くとされるツボです。息を吐きながら、気持ちいい強さで押します。

  • この証に太衝たいしょう(足の甲・親指と人差し指の間)・膻中だんちゅう(胸の中央)・内関ないかん(手首の内側)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

気の巡りを開く処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に加味逍遙散かみしょうようさん半夏厚朴湯はんげこうぼくとう女神散にょしんさん
処方ごとの解説を見る →
04

この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの気を流す方向のため、比較的早く手応えが出ることがあります。ただし原因になっている状況が続くかぎり戻ります。まず2週間、気を抜く時間を確保して「気分の波・のどのつかえ・胸の張り」が動くかを観察してみてください。
こんなときは、まず医療機関へ気分の落ち込みが強く、何も手につかない・涙が止まらない・消えてしまいたいと感じる日があるときは、東洋医学より先に心療内科・精神科へご相談ください。 更年期の時期はうつ病が重なりやすいことが知られており、そちらの治療が要る状態を養生で粘るのは危険です。気分の落ち込み・不安・不眠は「更年期だから」で説明しきれないことがあり、この証にあてはまる方はとくに、心療内科という選択肢を最初から持っておいてください。閉経前後の不正出血、月経とは別のタイミングでの出血、量が急に増えた出血、そして閉経したあとの出血は、必ず婦人科で確認してください。 「更年期だから乱れているだけ」で片づけてよいものと、子宮体がんや子宮筋腫のように調べないと分からないものが、症状だけでは見分けられません。日本産科婦人科学会も「更年期障害の多彩な症状の陰に、何か深刻な病気が潜んでいないか、確認しておくことは大切です」と述べ、産婦人科だけでなく内科などでの確認をすすめています。 動悸・発汗・体重の増減・強い倦怠感・気分の変動は、甲状腺機能の異常でも同じように起こります。まだ血液検査を受けていなければ、内科か婦人科で一度、甲状腺と貧血の項目を含めて調べてもらってください。また、更年期の不調にはホルモン補充療法(HRT)や、婦人科で処方される薬という選択肢があります。 東洋医学だけに閉じ込める必要はまったくありません。婦人科で相談したうえで、鍼灸や漢方を組み合わせている方も多くいます。標準治療を受けている方は、続けながらご相談ください。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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もうひとつの可能性も、読んでみませんか

今回の結果では心腎不交しんじんふこうも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

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