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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 気分の落ち込み・イライラ。東洋医学で調べると、こう考えられます

気鬱化火きうつけか肝火かんか

ためこんだ緊張が、熱に変わって暴れている状態

行き場をなくした気が体の中で熱に変わり、上へ突き上げている——抑えようとしても抑えられず、些細なことで爆発してしまう状態と考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで滞った気がこもって熱になり、感情を押し上げている状態です。
からだの状態肝火上炎かんかじょうえん ── 滞りが熱に変わり、上へ向かって噴き出しています。
特徴的なサイン抑えられないイライラ怒鳴ってしまう目の充血・頭痛口が苦い
整える方向こもった熱を降ろし、滞りを流す。
01

いま、からだで起きていること

肝気鬱結が長く続くと、せき止められた気は行き場をなくしてに変わります。東洋医学では、これを「気が鬱して火になる」と表現します。

熱は上へ向かう性質があるため、頭や目、胸に突き上げます。抑えようとしても怒りが止まらない・声を荒げてしまう・そのあと激しく落ち込むという波になりやすいのがこの証。滞りだけの段階(肝気鬱結)より、熱の症状(目の充血・口の苦み・頭痛・便秘)が前に出ます。

せき止められた気は、やがて火になる。上へ突き上げるこの状態を 気鬱化火きうつけか と呼びます。

気鬱化火の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、気鬱化火きうつけか)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの気分の落ち込み・イライラがこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

抑えられないイライラ・怒りっぽさ怒鳴った後に強く落ち込む頭痛・こめかみの張り目が赤い・充血する口が苦い・口が渇く顔がのぼせる・首や肩が熱い寝つけない・夢が多い便秘・舌が赤く黄色い苔
02

なぜ、この状態に傾くのか

多くは、滞りを抱えたまま熱を足し続けたことから。

  1. 01我慢の長期化言えない不満を抱えた期間が長いほど、滞りは熱に変わりやすくなります。この証はいわば“こじれた”段階です。
  2. 02お酒・辛い物・脂っこい食事もともとの熱に、さらに熱を足すことになります。この証でいちばん影響が出やすい要因です。
  3. 03睡眠不足・夜遅くまでの仕事冷ます力が回復しないまま日が変わると、熱が抜けずに積み上がります。
  4. 04強いプレッシャーが続く環境緊張が解けない状況では気の流れが止まり、そのぶん熱を生みやすくなります。
  5. 05月経前・更年期の変動ホルモンの変動期は気の巡りが乱れやすく、この状態が強く出る時期があります。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(気鬱化火きうつけか)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。ただし感情を自分で抑えられないと感じるなら、東洋医学より先に心療内科・精神科へご相談ください。

01鍼灸院で施術を受ける

頭に上がったものを、足の指のあいだから抜く。

熱が主役の証では、温めるお灸を控えて組まれます。

この証は、余っているものが暴れているタイプ。鍼灸では、止まった流れを開いて熱の出口をつくることを先に行います。4証の中では、比較的早く変化を感じやすいとされます。なお、気分の不調については研究はあるものの、偽の鍼と比べた差はごく小さく、医療の代わりになるものではありません。治療を受けながら、体質の側を見る選択肢のひとつとして考えてください。

施術では、こんなことをします

  • 手足の末端を使って熱を降ろす行間こうかん太衝たいしょう(足の甲)・合谷ごうこく(手の甲)など、熱を下へ導くとされるツボが中心。頭や肩ばかりを施術するイメージとは違います。
  • 灸は控える方向で組まれる熱が主体の証のため、温める施術は控えめになります。冷えと消耗が背景にある心脾両虚とは方針が逆です。
  • 1回40〜60分/5,000〜8,000円前後首・肩・こめかみの張りを一緒にゆるめる施術が入ることもあります(自費)。

通う頻度と、院の選び方

通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。イライラの強さ・頭痛・寝つきを書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。ただし環境が変わらないと戻りやすい証です。院は問診に時間をかけてくれるか話をさえぎらずに聞いてくれるかで選んでください。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「イライラが抑えられず、頭痛やのぼせもある」。ストレスの心当たりは話せる範囲で。心療内科にかかっているか、飲んでいる薬もあわせて伝えてください。

怒りや衝動を自分で止められない、人やものに当たってしまうという段階では、鍼灸より先に医療の手が要ります。心療内科・精神科へご相談ください。 感じ方や合う・合わないには個人差があります。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

抑肝散の「抑」は、肝を抑えると書きます。

子どもの夜泣きにも使われてきた処方です。

この証には「熱を冷ます」「気の巡りを開く」を組み合わせた処方が使われてきました。補うのではなく余分を捌く方向なので、体力がある方向けの構成になりやすい領域です。

この状態に使われてきた処方

加味逍遙散かみしょうようさん
気の滞りと熱に、月経前の不調や気分の波が重なるときに広く挙がります。
抑肝散よくかんさん
神経の高ぶり・怒りっぽさ・歯ぎしり・眠りの浅さをともなうときに。
竜胆瀉肝湯りゅうたんしゃかんとう
熱の勢いが強く、目の充血・口の苦さ・下腹部の不快をともなう場合に。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。種類の幅は広い一方、自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)加味逍遙散・抑肝散は保険適用のエキス製剤があります。心療内科で、他の薬とあわせて相談できることもあります。

余分を捌く方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。ただし長く続けるものではないため、区切りを決めて相談先へ戻り、方針を見直してください。

熱を冷ます処方は、冷えが強い方・体力が落ちている方・胃腸が弱い方には向かないことがあります。 強く冷やしすぎると、かえって疲れやだるさ、食欲の低下が出ることもあります。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「気鬱化火タイプと出た」。イライラの度合い、便通、月経前後の変化、飲酒量に加えて、心療内科・精神科にかかっているか、抗うつ薬や睡眠薬を飲んでいるかを必ず伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。自己判断で、いま処方されている薬をやめないでください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。黄芩(おうごん)を含む処方(竜胆瀉肝湯)では肝障害が知られ、漢方薬による間質性肺炎(発熱・から咳・息切れ)の報告もあります。山梔子(さんしし)を含む処方(加味逍遙散・竜胆瀉肝湯)を長く飲み続けると、腸間膜静脈硬化症という腸の血管の障害が起こることがあります。全国調査(222例)では服用5年以上が92.6%を占め、20.8%が最終的に手術に至っていました。長期の連用は避け、定期的に見直してください。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

気鬱化火という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

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相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「熱を足さない、外に出す」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、夜のお酒をやめてみることから。この証には、これがいちばん響きます。

食べ物・飲み物

熱を足さない、熱を冷ます

この証では、何を足すかより「何をやめるか」が響きます。まず熱の供給を止めます。

  • とりたいセロリ・トマト・きゅうり・苦瓜・菊花茶・ミントティー・柑橘の香り
  • 控えたいお酒(とくに夜)・唐辛子・にんにく・脂っこい揚げ物・濃い味つけ・エナジードリンク
生活リズム

熱を、体から抜く

この証には「汗をかく運動」が直接響きます。頭で処理しようとせず、体から出します。

  • やりたい汗ばむ程度の運動を日中に/23時までに布団へ/怒りが出たら6秒待って深呼吸/一人になれる時間
  • 控えたい寝る直前の仕事メール・夜の議論・熱いお風呂やサウナ・徹夜・SNSでの言い合い
ツボ

足の甲から、熱を抜く

熱を下へ導くとされるツボです。少し痛いくらいの強さで、息を吐きながら押します。温めません。

  • この証に行間こうかん(足の親指と人差し指の間)・太衝たいしょう(足の甲)・合谷ごうこく(手の甲)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

熱を鎮め、気の巡りを開く処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に加味逍遙散かみしょうようさん抑肝散よくかんさん竜胆瀉肝湯りゅうたんしゃかんとう
処方ごとの解説を見る →
04

この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの熱を捌く方向のため、比較的早く手応えが出ることがあります。ただし原因が続くかぎり戻ります。まず2週間、飲酒と睡眠を見直して「イライラの強さ・頭痛・寝つき」が動くかを観察してみてください。変化がない、あるいは悪くなる場合は、迷わず心療内科・精神科へ。
こんなときは、まず医療機関へ次のいずれかに当てはまる場合は、東洋医学より先に、心療内科・精神科へご相談ください。①「死にたい」「消えてしまいたい」という気持ちがある ②眠れず、食べられない日が2週間以上続いている ③日常生活が回らなくなっている ④怒りや衝動を自分で止められず、人やものに当たってしまう。 うつ病・双極性障害・不安障害などの可能性があります。とくにこの証のように「気分が高ぶる時期」と「深く落ち込む時期」が交互に来る場合は、双極性障害の可能性も含めて、一度きちんと診てもらう価値があります。 治療の選択肢が変わるためです。つらい気持ちを一人で抱えないでください。#いのちSOS(0120-061-338)はフリーダイヤル・無料で、毎日24時間つながります。よりそいホットライン(0120-279-338)もフリーダイヤル・無料の24時間対応です(福島県からは 0120-279-226、050で始まるIP電話からは 050-3655-0279)。こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)は、かけた場所の公的な相談機関につながる番号ですが、ナビダイヤルのため通話料がかかり、受付時間は都道府県・政令指定都市によって異なります(050で始まるIP電話からは接続できません)。電話が苦手なときは、厚生労働省「まもろうよ こころ」に案内されているSNS・チャットの相談窓口も使えます。すでに通院・服薬している方は、標準治療を続けながらご相談ください。自己判断で薬をやめないでください。 甲状腺機能亢進症でも、いらだちや落ち着かなさが起こります。動悸・汗かき・体重減少をともなう場合は、内科での血液検査もあわせてご検討ください。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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もうひとつの可能性も、読んでみませんか

今回の結果では心脾両虚しんぴりょうきょも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

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