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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 気分の落ち込み・イライラ。東洋医学で調べると、こう考えられます

心脾両虚しんぴりょうきょ

気と血が足りず、心を支えきれなくなっている状態

考えすぎと疲れで気血を使い果たし、心を養う分が残っていない——イライラより先に、何をする気力もわかない状態と考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで気と血が不足し、心を養えなくなって気力が続かない状態です。
からだの状態気血両虚きけつりょうきょ ── エネルギー(気)と栄養(血)の両方が目減りしています。
特徴的なサイン気力がわかない疲れやすい・食が細い眠りが浅い・夢が多い涙もろい
整える方向気と血を補い、心を養う。
01

いま、からだで起きていること

東洋医学では、心は「」に養われてはじめて落ち着くと考えます。気分の安定は、心を支える材料があって成り立つものだという見方です。

あなたは、その材料が尽きた状態。怒る元気すら出ない・何をしても楽しくない・涙もろいという形で出るのがこの証です。肝気鬱結が「流れが止まっている」のに対し、こちらはそもそも中身が足りていない疲れやすい・食が細い・眠りが浅い・物忘れが重なるのが目印です。

考えすぎは「」を弱らせ、材料をつくれなくします。養われなくなった「しん」が落ち着きを失う。これを 心脾両虚しんぴりょうきょ と呼びます。

心脾両虚の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、心脾両虚しんぴりょうきょ)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの気分の落ち込み・イライラがこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

気力がわかない・何をしても楽しくない疲れやすい・だるい食欲がない・食べても味気ない眠りが浅い・夢が多い涙もろい・些細なことで不安になる物忘れ・集中が続かない顔色が青白い・動悸舌の色が淡い
02

なぜ、この状態に傾くのか

多くは、気血を「使いすぎた」か「つくれていない」かのどちらかです。

  1. 01考えごと・気疲れの長期化東洋医学では「思い悩むこと」が消化を担う脾を弱らせると考えます。頭の疲れは、そのまま材料不足につながります。
  2. 02食が細い・欠食気血は食べたものからつくられます。食欲が落ち、さらに気力が落ちるという悪循環になりやすい証です。
  3. 03働きすぎ・休めていない回復の時間を取らずに走り続けると、貯金を切り崩し続けることになります。
  4. 04出産・大きな病気のあと気血を一度に消耗した後は、この状態に傾きやすくなります。産後の落ち込みも含まれます。
  5. 05月経量が多い・慢性の出血血そのものが失われる状態が続くと、心を養う分まで回らなくなります。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(心脾両虚しんぴりょうきょ)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。ただし気力が落ちて日常生活が回らない状態なら、東洋医学より先に心療内科・精神科へご相談ください。

01鍼灸院で施術を受ける

怒る元気も出ない、というところから始めます。

施術者が先に聞くのは、気分ではなく食欲と便通です。

この証の落ち込みは「高ぶって疲れている」のではなく「養う材料が足りない」もの。鍼灸では、消化吸収を担う脾胃のはたらきを助けて気血をつくれる状態に戻し、そのうえで心を落ち着ける、という順番で組み立てます。なお、気分の不調については研究はあるものの、偽の鍼と比べた差はごく小さく、医療の代わりになるものではありません。治療を受けながら、体質の側を見る選択肢のひとつとして考えてください。

施術では、こんなことをします

  • お腹と背中を使う足三里あしさんり脾兪ひゆ中脘ちゅうかんなど、消化を助けるとされるツボが中心。あわせて神門しんもんで心を鎮めます。
  • 灸を併用し、刺激は弱めに冷えと消耗が背景にあるため、温めるお灸が使われやすい証です。熱を降ろす気鬱化火とは方針が逆になります。
  • 1回40〜60分/5,000〜8,000円前後施術後は反動でだるさが出ることがあります。予定を詰めない日に受けるのが無難です。

通う頻度と、院の選び方

消耗を戻す方向のため、変化はゆるやかです。はじめの1〜2ヶ月は週1回通う組み立てが一般的です。通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。気分・日中の疲れ方や食欲を書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。院は体力の状態をふまえて刺激量を調整してくれるか通院の負担が少ない場所かで選んでください。通うこと自体が負担になるなら、無理をしないでください。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「気力がわかず、疲れやすい。食も細く眠りも浅い」。刺激が強いと疲れが出やすいこと、心療内科にかかっているかどうかも、あわせて伝えてください。

気力が落ちて日常生活が回らない状態は、うつ病の可能性があります。鍼灸に通うより先に、心療内科・精神科での治療をご検討ください。 感じ方や合う・合わないには個人差があります。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

甘麦大棗湯の中身は、小麦・甘草・大棗の三つだけです。

涙が止まらないとき、この三味が使われてきました。

この証には「気を補う」「血を補う」「心を落ち着ける」を組み合わせた処方が使われてきました。足りないものを足す方向なので、体力が落ちている方でも比較的続けやすいとされます。

この状態に使われてきた処方

加味帰脾湯かみきひとう
この証の代表格。気力の低下・眠りの浅さ・不安・微熱感が重なるときに挙がります。
帰脾湯きひとう
疲れやすい・食が細い・眠りが浅い・物忘れが前に出るときに。
甘麦大棗湯かんばくたいそうとう
涙もろく、気持ちが張りつめて抑えられないときに用いられてきました。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。種類の幅は広い一方、自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)加味帰脾湯・帰脾湯・甘麦大棗湯はいずれも保険適用のエキス製剤があります。心療内科で、標準的な治療とあわせて処方されることもあります。

補う方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「心脾両虚タイプと出た」。食欲・便通・月経の状態に加えて、心療内科・精神科にかかっているか、抗うつ薬や睡眠薬を飲んでいるかを必ず伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。自己判断で、いま処方されている薬をやめないでください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。ここで挙げた甘麦大棗湯は、甘草を比較的多く含む処方です。山梔子(さんしし)を含む処方(加味帰脾湯)を長く飲み続けると、腸間膜静脈硬化症という腸の血管の障害が起こることがあります。全国調査(222例)では服用5年以上が92.6%を占め、20.8%が最終的に手術に至っていました。長期の連用は避け、定期的に見直してください。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

心脾両虚という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

  • 無料
  • 登録不要
  • しつこい営業はしません
  • 3営業日以内に返信
SELF CARE

相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「つくって、ためる」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、朝ごはんを抜かず、温かいものを口に入れることから。頑張ることを増やさなくて大丈夫です。

食べ物・飲み物

気血の材料を、こまめに入れる

消化に負担をかけず、つくる力を助ける食べ方が向きます。少量でも、温かいものを。

  • とりたい米・かぼちゃ・いも類・なつめ・鶏肉・卵・黒豆・にんじん・温かいスープ
  • 控えたい冷たい飲みもの・生野菜ばかりの食事・欠食・お酒での気晴らし・カフェインの取りすぎ
生活リズム

頑張る時間を、削る

この証で足りないのは休息そのもの。気分を上げようとするより、まず消耗を減らします。

  • やりたい昼に15〜20分横になる/23時までに布団へ/朝は日光を浴びる/散歩程度の軽い運動
  • 控えたい気合いで乗り切ろうとする・予定を詰める・激しい運動・休日の寝だめ
ツボ

つくる力を、下から支える

消化を助け、心を鎮めるとされるツボです。じんわり温める使い方が向きます。

  • この証に足三里あしさんり(膝の下)・三陰交さんいんこう(内くるぶしの上)・神門しんもん(手首)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

気血を補い心を養う処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に加味帰脾湯かみきひとう帰脾湯きひとう甘麦大棗湯かんばくたいそうとう
処方ごとの解説を見る →
04

この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの消耗を取り戻す方向のため、時間がかかります。まず2週間、食事と休息を見直して「日中の疲れ方・食欲・眠りの深さ」が動くかを観察してみてください。2週間たっても気力が戻らない、あるいは悪くなる場合は、迷わず心療内科・精神科へ。 待つ期間を長く取りすぎないでください。
こんなときは、まず医療機関へこの証は、うつ病の状態と重なりやすい証です。次のいずれかに当てはまる場合は、東洋医学より先に、心療内科・精神科へご相談ください。①「死にたい」「消えてしまいたい」という気持ちがある ②眠れず、食べられない日が2週間以上続いている ③仕事・家事・学校など、日常生活が回らなくなっている ④朝、起き上がれない日が続いている。 気力が出ないのは、気の持ちようや性格の問題ではありません。治療の対象になる不調であり、治療を受ければ回復に向かうものです。つらい気持ちを一人で抱えないでください。#いのちSOS(0120-061-338)はフリーダイヤル・無料で、毎日24時間つながります。よりそいホットライン(0120-279-338)もフリーダイヤル・無料の24時間対応です(福島県からは 0120-279-226、050で始まるIP電話からは 050-3655-0279)。こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)は、かけた場所の公的な相談機関につながる番号ですが、ナビダイヤルのため通話料がかかり、受付時間は都道府県・政令指定都市によって異なります(050で始まるIP電話からは接続できません)。電話が苦手なときは、厚生労働省「まもろうよ こころ」に案内されているSNS・チャットの相談窓口も使えます。すでに通院・服薬している方は、標準治療を続けながらご相談ください。自己判断で薬をやめないでください。 また、貧血・甲状腺機能低下症でも、強いだるさや気力の低下が起こります。血液検査で分かるため、内科の受診もあわせてご検討ください。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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もうひとつの可能性も、読んでみませんか

今回の結果では痰気鬱結たんきうっけつも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

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