へその左右、指3本分外。「天の枢(かなめ)」と書く、おなかの巡りの要所とされてきたツボ。

指で順にたどって確かめます
あおむけに寝るか、背すじを伸ばして座る
へそから左右へ、指3本分
へそと同じ高さの、やわらかいところ
見つけかた左右に1つずつあります。両手の人差し指・中指・薬指をそろえて、へその両わきに当てると同時に取れます。

動作ごとに分けて説明します
指3本をそろえて、息を吐きながらやわらかく沈める程度に。おなかは強く押す場所ではありません。へそのまわりに「の」の字を書くようにさする方法も、昔ながらの定番として伝えられてきました。

1あおむけになる
ひざを立てて、おなかの力を抜きます。座って行うなら、背もたれに軽く寄りかかります。

2指を当てる
両手の指3本をそろえ、へその左右指3本分外に当てます。

3やわらかく沈める
息を吐きながら、2〜3秒かけて指の重みだけで沈めます。おなかがへこむほど押し込まないこと。

4さすって仕上げる
最後に、へそのまわりを時計回りにゆっくりさすります。1〜2分が目安です。
お灸おなかの冷えの文脈では、腹巻きや温灸で温める使い方が伝えられてきました。
妊娠中はおなかを押さないでください。強い腹痛・発熱をともなうとき、しこりにふれるときも押さず、医療機関を受診してください。
なぜこの名前で、どう考えられてきたか

古典は、へそを境に体の上半分を「天」、下半分を「地」と見立てました。天枢はちょうどその境目にある枢(とびらの軸)──上下の気が入れ替わる要所、という意味の名前です。
大腸の「募穴」──腑の気が集まる正面の窓口──でもあり、便秘と下痢、反対向きのふたつの結果ページの両方に登場します。詰まっても、ゆるんでも、まずここ。それが伝統的な扱いです。
ツボは位置がすべてです
やりがちへそのすぐ横を押してしまう
正しくは天枢はへそから指3本分離れています。指をそろえて幅を測ってから当ててください。
やりがちぐっと押し込んでしまう
正しくはおなかのツボは指の重みだけで十分、と紹介されてきました。息を吐きながら、沈むぶんだけ沈める程度にとどめます。
やりがち高さが斜めにずれてしまう
正しくは天枢はへそと同じ高さです。へそから真横へ、水平に指を運んでください。
よく聞かれること
※ このページは経穴(ツボ)の一般的な解説で、効果を保証するものではありません。強い痛み・しびれ・急な症状があるときは、押す前に医療機関へ。施術を受ける場合は、国家資格(はり師・きゅう師)を持つ施術者にご相談ください。

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