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ST25足の陽明胃経おなか

天枢てんすう

へその左右、指3本分外。「天の枢(かなめ)」と書く、おなかの巡りの要所とされてきたツボ。

便通のリズムの乱れおなかの張りおなかの冷え

天枢(てんすう)の位置
01

位置の取り方

指で順にたどって確かめます

  1. 1

    あおむけに寝るか、背すじを伸ばして座る

  2. 2

    へそから左右へ、指3本分

  3. 3

    へそと同じ高さの、やわらかいところ

見つけかた左右に1つずつあります。両手の人差し指・中指・薬指をそろえて、へその両わきに当てると同時に取れます。

おなかのあたりの見取り図
おなかのあたり
02

押し方

動作ごとに分けて説明します

指3本をそろえて、息を吐きながらやわらかく沈める程度に。おなかは強く押す場所ではありません。へそのまわりに「の」の字を書くようにさする方法も、昔ながらの定番として伝えられてきました。

  1. 天枢の押し方 1:あおむけになる

    1あおむけになる

    ひざを立てて、おなかの力を抜きます。座って行うなら、背もたれに軽く寄りかかります。

  2. 天枢の押し方 2:指を当てる

    2指を当てる

    両手の指3本をそろえ、へその左右指3本分外に当てます。

  3. 天枢の押し方 3:やわらかく沈める

    3やわらかく沈める

    息を吐きながら、2〜3秒かけて指の重みだけで沈めます。おなかがへこむほど押し込まないこと。

  4. 天枢の押し方 4:さすって仕上げる

    4さすって仕上げる

    最後に、へそのまわりを時計回りにゆっくりさすります。1〜2分が目安です。

強さ
指の重みだけ。押し込まない
時間・回数
2〜3秒×5回、または時計回りに1〜2分さする
タイミング
朝起きたとき、トイレの前
やめるサイン
食後すぐは行わない/強い痛みがあるとき・妊娠中は押さない

お灸おなかの冷えの文脈では、腹巻きや温灸で温める使い方が伝えられてきました。

注意

妊娠中はおなかを押さないでください。強い腹痛・発熱をともなうとき、しこりにふれるときも押さず、医療機関を受診してください。

03

名前の由来と、東洋医学の見立て

なぜこの名前で、どう考えられてきたか

古典は、へそを境に体の上半分を「天」、下半分を「地」と見立てました。天枢はちょうどその境目にある枢(とびらの軸)──上下の気が入れ替わる要所、という意味の名前です。

大腸の「募穴」──腑の気が集まる正面の窓口──でもあり、便秘と下痢、反対向きのふたつの結果ページの両方に登場します。詰まっても、ゆるんでも、まずここ。それが伝統的な扱いです。

04

間違えやすい位置

ツボは位置がすべてです

05

天枢についてのQ&A

よく聞かれること

妊娠中に押しても大丈夫ですか?
妊娠中はおなかへの刺激は避けてください。さする程度でも、行う前に主治医に相談することをおすすめします。
押すより、さするだけでもいいですか?
時計回りに「の」の字を書くマッサージは、それ自体が昔ながらの定番です。押すことにこだわる必要はありません。
食後すぐに行ってもいいですか?
食後すぐは避け、1時間ほど置いてからが目安として紹介されてきました。朝起きたときや、トイレの前の習慣にする使い方が多いようです。

※ このページは経穴(ツボ)の一般的な解説で、効果を保証するものではありません。強い痛み・しびれ・急な症状があるときは、押す前に医療機関へ。施術を受ける場合は、国家資格(はり師・きゅう師)を持つ施術者にご相談ください。

このツボが関わる症状

このツボが、どの不調の文脈で使われてきたか

一緒に使われてきたツボ

位置が近いのではなく、組み合わせて語られてきたもの

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