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ST37足の陽明胃経あし

上巨虚じょうこきょ

足三里から指4本分下。おなかの調子をすねで整えるという発想の、「大腸の下合穴」。

便通の乱れおなかの張り下痢ぎみのとき

上巨虚(じょうこきょ)の位置
01

位置の取り方

指で順にたどって確かめます

  1. 1

    ひざのお皿の下の外側のくぼみから、指4本分下で、まず足三里を見つける

  2. 2

    そこからさらに指4本分下

  3. 3

    すねの骨から指1本分外側

見つけかた足三里とセットで覚えると探しやすいです。すねの骨の外側のきわを、ひざからまっすぐ下へたどります。

あしのあたりの見取り図
あしのあたり
02

押し方

動作ごとに分けて説明します

親指の腹で、すねの骨のきわに沿って3〜5秒×5回ほど。足三里から順に下へたどる使い方も紹介されてきました。

  1. 上巨虚の押し方 1:支えをつくる

    1支えをつくる

    椅子に座り、片足を軽く前に出します。ひざ下に両手を添えます。

  2. 上巨虚の押し方 2:指を当てる

    2指を当てる

    まず足三里(ひざ下の外側、指4本分下)を取り、そこからさらに指4本分下へ。すねの骨から指1本分外側に親指を当てます。

  3. 上巨虚の押し方 3:垂直に沈める

    3垂直に沈める

    息を吐きながら、3〜5秒かけて沈めます。軽く響くところで止めます。

  4. 上巨虚の押し方 4:同じ速さで戻す

    4同じ速さで戻す

    同じ速さでゆっくり離します。5回ほど、反対の脚も同じように。

強さ
軽く響く程度。骨の上は押さない
時間・回数
3〜5秒かけて沈め、5回ほど。左右とも
タイミング
便通のリズムが乱れているとき、朝
やめるサイン
痛み・しびれが出たとき/押したあとに違和感が残るとき
03

名前の由来と、東洋医学の見立て

なぜこの名前で、どう考えられてきたか

「巨虚」は、すねの骨と筋肉のあいだにできる大きなくぼみのこと。その上側にあるので上巨虚です。下側には下巨虚というツボもあります。

東洋医学では、大腸の調子はおなかだけでなくすねの上にも表れると考え、この場所を大腸の「下合穴」──腑の気が集まる出先の窓口──に位置づけてきました。便秘・下痢の結果ページで、足三里や天枢と並んで登場します。

04

間違えやすい位置

ツボは位置がすべてです

05

上巨虚についてのQ&A

よく聞かれること

便秘のときと下痢のとき、どちらでも使えますか?
古典では、大腸の調子を映す場所としてどちらの文脈でも挙げられてきました。ただし血便・発熱をともなうとき、2週間以上続くときは、押す前に受診してください(結果ページのレッドフラグにも明記しています)。
足三里と両方押してもいいですか?
同じ胃経の並びにあり、上からたどって両方押す使い方が紹介されてきました。どちらも、やさしく押す範囲で。
毎日押しても大丈夫ですか?
やさしく押す範囲であれば、毎日行われてきました。強い腹痛があるときは押さず、医療機関にご相談ください。

※ このページは経穴(ツボ)の一般的な解説で、効果を保証するものではありません。強い痛み・しびれ・急な症状があるときは、押す前に医療機関へ。施術を受ける場合は、国家資格(はり師・きゅう師)を持つ施術者にご相談ください。

このツボが関わる症状

このツボが、どの不調の文脈で使われてきたか

一緒に使われてきたツボ

位置が近いのではなく、組み合わせて語られてきたもの

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