膝下の「胃経」の代表穴。松尾芭蕉が旅の前に灸を据えたことで知られる、養生の定番。

指で順にたどって確かめます
膝のお皿の、外側の下にあるくぼみを見つける
そこから指4本分、すねに沿って下
すねの骨の外側、押すと響く場所
見つけかたすねの骨の際から、外へ指1本分ずらしたあたり。筋肉の上です。

動作ごとに分けて説明します
親指の腹で、骨の外側から中心へ向けて5秒×5回ほど。脚の疲れには、こぶしで軽くたたく方法も紹介されます。

1支えをつくる
床か椅子に座り、片脚を軽く曲げます。すねに手が届く姿勢に。

2指を当てる
膝のお皿の外側下のくぼみから指4本分下、すねの骨の外側1横指に、親指の腹を当てます。

3垂直に沈める
息を吐きながら、骨の外側から中心へ向けて3〜5秒かけて沈めます。「軽く響く」ところで止めます。

4同じ速さで戻す
同じ速さでゆっくり離します。5回ほど、反対の脚も同じように。
お灸「三里の灸」という言葉が残るほど、お灸の場所として親しまれてきました。
なぜこの名前で、どう考えられてきたか

松尾芭蕉が『おくのほそ道』の冒頭で、旅立ちを前に「三里に灸すうるより」と記した、日本でいちばん有名なツボかもしれません。長旅に耐える脚と胃腸を整える場所、というのが江戸の常識でした。
東洋医学では、胃経の気がここで深く合流すると考えます。「胃腸を立て直すことが、全身の気をつくる土台になる」という発想の象徴的な場所です。
ツボは位置がすべてです
やりがちすねの真ん中(骨の上)を押してしまう
正しくは足三里はすねの骨の外側へ指1本分ずれたところです。骨の上ではありません。骨の際に指を当てて、外側へ滑らせると筋肉のふくらみに入ります。
やりがち膝のすぐ下を押してしまう
正しくは足三里は膝のお皿の外側下のくぼみから指4本分下です。自分の指4本をそろえて置くと、小指が当たる高さが目安になります。
やりがち膝の内側で探してしまう
正しくは足三里は外側です。内側の同じような高さには陰陵泉という別のツボがあります。膝のお皿の外側の角から下りてください。
よく聞かれること
※ このページは経穴(ツボ)の一般的な解説で、効果を保証するものではありません。強い痛み・しびれ・急な症状があるときは、押す前に医療機関へ。施術を受ける場合は、国家資格(はり師・きゅう師)を持つ施術者にご相談ください。

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