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ST36足の陽明胃経あし

足三里あしさんり

膝下の「胃経」の代表穴。松尾芭蕉が旅の前に灸を据えたことで知られる、養生の定番。

胃もたれ・食欲不振疲れ・だるさ脚の疲れ

足三里(あしさんり)の位置
01

位置の取り方

指で順にたどって確かめます

  1. 1

    膝のお皿の、外側の下にあるくぼみを見つける

  2. 2

    そこから指4本分、すねに沿って下

  3. 3

    すねの骨の外側、押すと響く場所

見つけかたすねの骨の際から、外へ指1本分ずらしたあたり。筋肉の上です。

あしのあたりの見取り図
あしのあたり
02

押し方

動作ごとに分けて説明します

親指の腹で、骨の外側から中心へ向けて5秒×5回ほど。脚の疲れには、こぶしで軽くたたく方法も紹介されます。

  1. 足三里の押し方 1:支えをつくる

    1支えをつくる

    床か椅子に座り、片脚を軽く曲げます。すねに手が届く姿勢に。

  2. 足三里の押し方 2:指を当てる

    2指を当てる

    膝のお皿の外側下のくぼみから指4本分下すねの骨の外側1横指に、親指の腹を当てます。

  3. 足三里の押し方 3:垂直に沈める

    3垂直に沈める

    息を吐きながら、骨の外側から中心へ向けて3〜5秒かけて沈めます。「軽く響く」ところで止めます。

  4. 足三里の押し方 4:同じ速さで戻す

    4同じ速さで戻す

    同じ速さでゆっくり離します。5回ほど、反対の脚も同じように。

強さ
軽く響く程度。骨の上は押さない
時間・回数
3〜5秒かけて沈め、5回ほど。左右とも
タイミング
歩いたあと、脚が重いとき
やめるサイン
痛み・しびれが出たとき/押したあとに違和感が残るとき

お灸「三里の灸」という言葉が残るほど、お灸の場所として親しまれてきました。

03

名前の由来と、東洋医学の見立て

なぜこの名前で、どう考えられてきたか

松尾芭蕉が『おくのほそ道』の冒頭で、旅立ちを前に「三里に灸すうるより」と記した、日本でいちばん有名なツボかもしれません。長旅に耐える脚と胃腸を整える場所、というのが江戸の常識でした。

東洋医学では、胃経の気がここで深く合流すると考えます。「胃腸を立て直すことが、全身の気をつくる土台になる」という発想の象徴的な場所です。

04

間違えやすい位置

ツボは位置がすべてです

05

足三里についてのQ&A

よく聞かれること

毎日押しても大丈夫ですか?
やさしく押す範囲であれば、毎日の習慣として紹介されてきました。骨の上を強く押さないようにしてください。痛みが残るときは中止してください。
お灸を使ってもいいですか?
足三里はお灸の文脈でよく登場するツボです。市販のお灸を使う場合は説明書に従い、熱いと感じたらすぐ外してください。やけどに注意し、不安があれば国家資格を持つ施術者にご相談ください。
歩いたあとすぐ押していいですか?
入浴後など、脚が温まっているときのほうが押しやすいと紹介されてきました。脚に強い痛みや腫れがあるときは押さず、医療機関にご相談ください。

※ このページは経穴(ツボ)の一般的な解説で、効果を保証するものではありません。強い痛み・しびれ・急な症状があるときは、押す前に医療機関へ。施術を受ける場合は、国家資格(はり師・きゅう師)を持つ施術者にご相談ください。

このツボが関わる症状

このツボが、どの不調の文脈で使われてきたか

一緒に使われてきたツボ

位置が近いのではなく、組み合わせて語られてきたもの

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