肩甲骨のあいだ、背骨から指2本分外。「心に注ぐ」と書き、眠りと動悸の文脈で語られてきた背中のツボ。

指で順にたどって確かめます
首を前に倒すと出っ張る骨(第7頸椎)を見つける
そこから背骨のでっぱりを、5つ下へたどる
その高さで、背骨から左右へ指2本分
見つけかた左右の肩甲骨のあいだ、ちょうど中ほどの高さです。自分では届きにくいので、温める使い方が中心になります。

動作ごとに分けて説明します
温めるのが基本です。寝る前に蒸しタオルを肩甲骨のあいだに当てる、湯船で背中まで温まる。押す場合はテニスボールをあおむけで軽く。

1道具を用意する
蒸しタオル(またはテニスボール)を用意します。ボールが硬ければタオルをかぶせます。

2位置を決める
肩甲骨のあいだの中ほど・背骨のわきに当てます。背骨の真上は避けます。

3呼吸しながら当てる
心地よい温かさ・重さを感じながら、ゆっくり3〜5回呼吸します。ごりごり動かさないこと。

4そっと外す
体を横に倒して外します。左右を替えて同じように。
動悸が続く・強くなる場合は、ツボより先にまず循環器内科で心電図を。胸の痛み・失神をともなうときは救急受診です(結果ページのレッドフラグにも明記しています)。
なぜこの名前で、どう考えられてきたか

背中に並ぶ兪穴のうち、心(こころ)の窓口にあたる場所です。手首の神門が「表の入り口」なら、こちらは背中側の入り口です。
緊張が続くと、肩甲骨のあいだが板のように固くなる──その実感と重なる位置にあり、不眠や動悸の結果ページで、神門・内関とともに登場します。
ツボは位置がすべてです
やりがち高さを目分量で「肩甲骨のあたり」と決めてしまう
正しくは目印は首の付け根の骨から5つ下です。数えにくいときは、左右の肩甲骨のあいだの中ほど、と覚えてください。
やりがち背骨の真上に当ててしまう
正しくは背骨の上は避けます。心兪は背骨から指2本分外、筋肉の盛り上がりの上です。
やりがち強い刺激でほぐそうとしてしまう
正しくはこの場所は温めてゆるめる使い方が基本として伝えられてきました。ぐりぐり押す場所ではありません。
よく聞かれること
※ このページは経穴(ツボ)の一般的な解説で、効果を保証するものではありません。強い痛み・しびれ・急な症状があるときは、押す前に医療機関へ。施術を受ける場合は、国家資格(はり師・きゅう師)を持つ施術者にご相談ください。

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