手首の親指側、脈をみる場所の少し上。「頭項は列缺に求む」と古典が名指しした、首から上の定番穴。

指で順にたどって確かめます
両手の親指と人差し指のまたを、交差させて組む
上になった手の人差し指の先が、自然に届くところ
骨の出っ張りのすぐ上の、小さなくぼみ
見つけかた手首の横じわから指2本分ひじ寄り、親指側の骨のきわです。両手を組んで探すこの方法(交差法)が、昔から伝えられています。

動作ごとに分けて説明します
反対の手の親指の腹で、骨のきわに沿ってやさしく3〜5秒×5回。骨の上は押しません。

1支えをつくる
ひじを机やひざの上に置き、手のひらをやや内側に向けて力を抜きます。

2指を当てる
手首の横じわから指2本分ひじ寄り、親指側の骨の出っ張りのすぐ上のくぼみに、反対の手の親指の腹を当てます。

3垂直に沈める
息を吐きながら、骨のきわに沿って3〜5秒かけてやさしく沈めます。

4同じ速さで戻す
同じ速さでゆっくり離します。5回ほど、反対の手首も同じように。
なぜこの名前で、どう考えられてきたか

「列」は分かれる、「缺」は欠け目・すきまの意。この場所で肺の経絡から枝道が分かれること、骨のきわの小さな欠け目(くぼみ)にあることが、名前の由来とされます。
古典の言い回しに「頭項は列缺に求む」──頭と首すじのことは、まずこのツボに聞け──という一節があります。手首で首を語る、経絡らしい発想の代表例として、頭痛や首肩の結果ページに登場します。
ツボは位置がすべてです
やりがち手首の横じわの上(脈をみる場所)を押してしまう
正しくはそこは太淵という別のツボの領域です。列缺は横じわから指2本分ひじ寄りにあります。交差法で、人差し指の先が届く場所を確かめてください。
やりがち骨の出っ張りの上を押してしまう
正しくは列缺は骨の上ではなく、出っ張りのすぐ上(ひじ側)の小さなくぼみです。骨のきわに指をすべらせてください。
やりがち手の甲側に回り込んでしまう
正しくは列缺は親指側の側面にあります。甲側でも手のひら側でもなく、腕の「ふち」を探してください。
よく聞かれること
※ このページは経穴(ツボ)の一般的な解説で、効果を保証するものではありません。強い痛み・しびれ・急な症状があるときは、押す前に医療機関へ。施術を受ける場合は、国家資格(はり師・きゅう師)を持つ施術者にご相談ください。

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