風門のひとつ下、肩甲骨のあいだ。「肺に注ぐ」と書く、呼吸と肌の後ろ盾とされてきたツボ。

指で順にたどって確かめます
首を前に倒すと出っ張る骨(第7頸椎)を見つける
そこから背骨のでっぱりを、3つ下へたどる
その高さで、背骨から左右へ指2本分
見つけかた肩甲骨の内側のふちとのあいだです。風門のすぐひとつ下、と覚えるのが早道です。

動作ごとに分けて説明します
風門と同じく、温めるのが基本です。蒸しタオル・シャワー・カイロ(衣類の上から)。押す場合はテニスボールをあおむけで軽く。

1道具を用意する
テニスボールを1個。硬く感じる場合はタオルを1枚かぶせます。

2位置を決める
あおむけになり、首の付け根の骨から3つ下の高さ・背骨のわきにボールを置きます。背骨の真上は避けます。

3体重を軽く乗せる
ひざを立てて、心地よい範囲で2〜3呼吸。じっと乗せるだけにします。

4そっと外す
体を横に倒してボールを外します。左右を替えて同じように。
なぜこの名前で、どう考えられてきたか

背中には、内臓それぞれの名前を持つ「兪穴」が背骨に沿って並んでいます。肺兪は、その肺の窓口です。
東洋医学には「肺は皮毛を主る」──呼吸の肺は、皮膚や産毛とひとつながり──という見立てがあります。肺兪が鼻・のどだけでなく、肌の結果ページにも登場するのは、この発想によります。
ツボは位置がすべてです
やりがち風門と区別せずに押してしまう
正しくは風門は首の付け根の骨から2つ下、肺兪は3つ下です。ひとつ違いの隣どうしなので、温めるなら面で覆えば両方カバーできます。
やりがち肩甲骨の上(骨の面)に当ててしまう
正しくは肺兪は肩甲骨そのものではなく、背骨と肩甲骨のあいだの溝にあります。ボールは溝に置いてください。
やりがち背骨の真上に当ててしまう
正しくは背骨の上は避けます。背骨から指2本分外が目安です。
よく聞かれること
※ このページは経穴(ツボ)の一般的な解説で、効果を保証するものではありません。強い痛み・しびれ・急な症状があるときは、押す前に医療機関へ。施術を受ける場合は、国家資格(はり師・きゅう師)を持つ施術者にご相談ください。

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