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心を鎮める・養う

柴胡加竜骨牡蛎湯さいこかりゅうこつぼれいとう

竜骨は化石、牡蛎はカキの殻。重い生薬で、たかぶった気をどっしり鎮める処方。

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)のイメージ

処方の骨格 ── 10

この処方に甘草は含まれません。

01この処方の考え方

名前のとおり、柴胡剤(気の詰まりをほどく系統)に竜骨・牡蛎を「加えた」処方です。竜骨は大型哺乳類の骨の化石、牡蛎はカキの殻──東洋医学には重いものは鎮めるという発想があり、緊張・イライラ・動悸・浅い眠りに、この「重さ」が当てられてきました。

柴胡・黄芩が胸やわき腹の詰まりと熱をさばき、桂皮・茯苓が上ずった気を降ろし、竜骨・牡蛎が重しとなって心を鎮めます。体力が中くらい以上あり、症状の勢いが強いタイプに向くとされてきた組み立てです。

02こんな状態に使われてきました

結果ページでは、動悸の痰火擾心たんかじょうしん、不眠の心胆気虚しんたんききょの証で登場します。同じ竜骨・牡蛎をもつ桂枝加竜骨牡蛎湯けいしかりゅうこつぼれいとうが体力のない人向けとされるのに対し、こちらは体力がある側の選択肢として書いています。

03気をつけること

04どこで相談できるか

医療用(保険診療の医師の処方)と、一般用(薬局・ドラッグストア)があります。同じ処方名でも生薬の配合量が違うことがあり、選ぶプロセスも異なります。くわしくは Q&A の「漢方は、どこで相談できますか?」「市販の漢方と、病院の漢方は違うものですか?」へ。

出典

このページは処方の解説であり、服用のすすめではありません。漢方薬は証(からだの状態)に合わせて選ぶ薬です。購入・服用の前に、医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。

この処方が登場する証

同じ処方でも、どの証で出てくるかで文脈が変わります。あなたの症状に近いものからどうぞ。

関連する処方:桂枝加竜骨牡蛎湯けいしかりゅうこつぼれいとう竹茹温胆湯ちくじょうんたんとう大柴胡湯だいさいことう

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