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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 動悸。東洋医学で調べると、こう考えられます

痰火擾心たんかじょうしん

余分な水分と熱がこもって、心を騒がせている状態

捌ききれなかったものが体に停滞し、そこに熱がこもって心をかき乱している——胃が重く頭がすっきりしないまま、胸が騒いで落ち着かない状態と考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで余分な水分(痰)と熱が体にこもり、心を落ち着かなくさせている状態です。
からだの状態痰火たんか ── 消化しきれなかったものが停滞し、熱を持っています。
特徴的なサイン胸が騒いで落ち着かない胃が重い・お腹が張る頭が重い口がねばる・苦い
整える方向停滞を捌き、こもった熱を降ろす。
01

いま、からだで起きていること

東洋医学では、消化しきれなかった飲食物が体内で滞ったものを「」と呼びます。実際の痰だけでなく、体にたまった余分な水分や老廃物の総称です。

この停滞に熱が加わると、胸のあたりが騒がしくなり、動悸として感じられます。食後や飲酒の後に動悸が強まる・胃が重い・頭がぼんやりする・口がねばるが重なるのが目印。他の3証が「足りない」のに対し、この証は余っているものが暴れているタイプです。

停滞に熱が加わると、心はざわつく。この火が心をかき乱す状態を 痰火擾心たんかじょうしん と呼びます。

痰火擾心の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、痰火擾心たんかじょうしん)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの動悸がこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

食後・飲酒後に動悸が強まる胸が騒いで落ち着かない胃もたれ・お腹の張り頭が重い・ぼんやりする口がねばる・口が苦い痰が多い・のどのつまり感眠りが浅い・悪夢を見る舌に厚く黄色い苔
02

なぜ、この状態に傾くのか

多くは、食べ方と飲み方から。心当たりはありませんか。

  1. 01アルコールこの証でいちばん影響が大きい要因です。停滞と熱の両方を同時に増やし、飲んだ日の夜に動悸が出やすくなります。
  2. 02脂っこいもの・甘いもの・食べすぎ捌ききれずに停滞し、そこに熱がこもります。処理能力を超えた量は体内に残ると考えます。
  3. 03遅い時間の食事消化が終わらないまま横になると、夜間の動悸につながります。
  4. 04運動不足体を動かさないと停滞が動かず、たまったままになります。
  5. 05強いストレス・怒り滞った気が熱に変わり、もともとの停滞と結びついて熱を強めます。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(痰火擾心たんかじょうしん)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。ただし先に循環器内科で心電図を受けてください。飲酒後の動悸は、不整脈が背景にあることもあります。

01鍼灸院で施術を受ける

胸のざわつきを、胃から読みます。

動悸に鍼灸の系統的レビューはありません。そして何より、循環器の検査が先です。

この証は、消化器の停滞と熱が心を騒がせているタイプ。鍼灸では、胃腸のはたらきを助けて停滞を動かし、こもった熱を降ろすという順番で組み立てます。補う3証とは違い、減らす方向の施術になります。なお、動悸について鍼灸の系統的レビューは見当たりません。まず心臓の検査を受けることが先で、ここに書くのは「効くという根拠」ではなく、東洋医学が動悸をどう読むかという考え方です。

施術では、こんなことをします

  • すね・お腹・手首を組み合わせる豊隆ほうりゅう(すねの外側)・中脘ちゅうかん(みぞおちとへその間)で停滞を捌き、内関ないかん神門しんもんで胸のざわつきを鎮めます。
  • 灸は控えめ、鍼が中心になりやすい熱が主体の証のため、温める施術は控えめに組まれます。冷えと消耗が背景にある心気虚とは方針が逆です。
  • 1回40〜60分/5,000〜8,000円前後飲酒量と夕食の内容を細かく聞かれることが多い証です(自費)。

通う頻度と、院の選び方

通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。胃の重さ・頭のすっきり感・動悸の回数を書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。ただし飲み方と食べ方が変わらないと戻りやすいため、施術と生活の見直しは必ずセットで。院は胃腸の状態もあわせて診てくれるかで選んでください。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「食後やお酒のあとに動悸がする。胃も重い」。飲酒量と夕食の時間をメモしていくと、原因の切り分けが早くなります。心電図の結果があれば持参してください。

飲酒後に脈が乱れる動悸は、心房細動などの不整脈で起こることがあります。まず循環器内科で心電図を受けてください。 感じ方や合う・合わないには個人差があります。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

名前に「温」の字がありますが、冷ます側の処方です。

温胆湯・竹茹温胆湯。たまった熱を捌くために使われてきました。

この証には「痰を捌く」「熱を冷ます」「胃のはたらきを整える」を組み合わせた処方が使われてきました。補う方向ではなく、余分を減らす方向の構成になります。

この状態に使われてきた処方

竹茹温胆湯ちくじょうんたんとう
この証の代表格。動悸・胸のざわつき・胃の重さ・眠りの浅さが重なるときに挙がります。
温胆湯うんたんとう
胃の停滞に不安感や悪夢がともなう場合に用いられてきました。
柴胡加竜骨牡蛎湯さいこかりゅうこつぼれいとう
緊張やイライラが強く、動悸に胸の張り・便秘をともなうときに。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。種類の幅は広い一方、自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)竹茹温胆湯・柴胡加竜骨牡蛎湯は保険適用のエキス製剤があります。

捌く方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。長く続けるものではないため、区切りを決めて必ず方針を見直してください。

停滞を捌き熱を冷ます処方は、冷えが強い方・体力が落ちている方・食が細い方には向かないことがあります。 強く冷やしすぎると、かえって疲れや下痢が出ることもあります。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「痰火擾心タイプの動悸と出た」。夕食の時間・飲酒量・便通・胃もたれの頻度と、いま飲んでいる薬をあわせて伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。黄芩(おうごん)を含む処方(柴胡加竜骨牡蛎湯)では肝障害が知られ、漢方薬による間質性肺炎(発熱・から咳・息切れ)の報告もあります。なお、麻黄(まおう)を含む処方(葛根湯・小青竜湯など)は、副作用として動悸を起こすことがあります。風邪や鼻炎で処方されているものがあれば、あわせて伝えてください。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

痰火擾心という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

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相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「入れる量を減らして、動かす」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、夜のお酒をやめてみることから。この証には、これがいちばん響きます。

食べ物・飲み物

停滞と熱を、増やさない

何を食べるか以上に、いつ・どれだけ食べるかが響く証です。腹八分を守ります。

  • とりたい大根・はと麦・冬瓜・海藻・きのこ・そば・温かいスープ・ミントティー
  • 控えたいお酒(とくに夜)・揚げ物・甘いもの・カフェイン・寝る前の食事
生活リズム

動かして、捌く

停滞は動かさないと動きません。ただし息が切れるほどの運動は避け、汗ばむ程度で。

  • やりたい夕食後に20分歩く/汗ばむ運動を週2〜3回/夕食は寝る3時間前まで/部屋の湿気を下げる
  • 控えたい食後すぐ横になる/夜食/座りっぱなしの一日/飲み会の連続
ツボ

すねと手首から、ざわつきを鎮める

停滞を捌くとされるツボです。温めず、少し強めにゆっくり押します。

  • この証に豊隆ほうりゅう(すねの外側)・内関ないかん(手首の内側)・中脘ちゅうかん(みぞおちとへその間)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

停滞を捌き熱を冷ます処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に竹茹温胆湯ちくじょうんたんとう温胆湯うんたんとう柴胡加竜骨牡蛎湯さいこかりゅうこつぼれいとう
処方ごとの解説を見る →
04

この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの食べ方・飲み方を変えると比較的早く動く証です。まず2週間、飲酒と夕食の時間を見直して「胃の重さ・朝のすっきり感・動悸の回数」が動くかを観察してみてください。動悸が強まる場合は、様子を見ずに受診してください。
こんなときは、まず医療機関へ動悸は、心臓の病気のサインであることがあります。この証にあてはまる方も、まず循環器内科で心電図を受けてください。 次のいずれかに当てはまる場合は、東洋医学より先に、その日のうちに救急を受診してください。①胸の痛みや圧迫感をともなう ②失神した・目の前が暗くなる ③脈が飛ぶ、極端に速い・遅い状態が続く ④息切れがひどく、横になると苦しい。 不整脈・狭心症・心筋梗塞の可能性があります。とくにこの証は、飲酒との関係が深い点に注意が必要です。 お酒を飲んだ後に脈が乱れる動悸は心房細動で起こることがあり、放置すると脳梗塞につながることがあります。健診の心電図で異常がなくても、症状が出たときに記録できるホルター心電図(24時間)で見つかることがあるため、「異常なし」と言われた方も、症状が続くなら再度相談してください。甲状腺機能亢進症や貧血でも動悸は起こります。標準治療を受けている方は、続けながらご相談ください。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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もうひとつの可能性も、読んでみませんか

今回の結果では心陰虚しんいんきょも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

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