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気を巡らせる

麻子仁丸ましにんがん

油分のある種子で腸をうるおし、すべらせて出す。「強く下さない」側の便秘処方。

麻子仁丸(ましにんがん)のイメージ

処方の骨格 ── 6

朱色は、注意して付き合いたい生薬です。くわしくは下の「気をつけること」へ。

01この処方の考え方

麻子仁は麻の種子。油分を含む種で乾いた腸をうるおし、便を強く下すのではなく、すべらせて出すという発想の処方です。腸が乾いて便が小さく固まる状態への、古典由来の見立てが名前になっています。

麻子仁・杏仁という油性の種子がうるおし、枳実・厚朴が気を巡らせて腸に動きをつけ、芍薬がつっぱりをゆるめる。大黄も入りますが量は控えめで、主役はうるおいの側という組み立てです。

02こんな状態に使われてきました

結果ページでは、便秘の熱秘ねっぴ血虚秘けっきょひの証で登場します。「便秘の漢方は、下ろす力が処方ごとに別物」──大黄甘草湯と同じ強さで考えない、という文脈で書いています。

03気をつけること

04どこで相談できるか

医療用(保険診療の医師の処方)と、一般用(薬局・ドラッグストア)があります。同じ処方名でも生薬の配合量が違うことがあり、選ぶプロセスも異なります。くわしくは Q&A の「漢方は、どこで相談できますか?」「市販の漢方と、病院の漢方は違うものですか?」へ。

このページは処方の解説であり、服用のすすめではありません。漢方薬は証(からだの状態)に合わせて選ぶ薬です。購入・服用の前に、医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。

この処方が登場する証

同じ処方でも、どの証で出てくるかで文脈が変わります。あなたの症状に近いものからどうぞ。

関連する処方:潤腸湯じゅんちょうとう大黄甘草湯だいおうかんぞうとう調胃承気湯ちょういじょうきとう

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