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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 便秘。東洋医学で調べると、こう考えられます

血虚秘けっきょひ陰虚秘いんきょひ

腸をうるおす血とうるおいが足りず、便が乾いている状態

腸をうるおす血や体液が不足し、便が乾いてコロコロになっている——熱がこもっているわけではないのに、うさぎの糞のような便しか出ない状態と考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで血とうるおいが足りず、腸が乾いて便が下りなくなっている状態です。
からだの状態血虚・陰虚けっきょ・いんきょ ── 熱に焼かれたのではなく、うるおす材料そのものが足りていません。
特徴的なサインコロコロした乾いた便顔色が青白い・肌が乾くめまい・立ちくらみ口やのどが乾く
整える方向血とうるおいを補い、腸をうるおす。
01

いま、からだで起きていること

東洋医学では、腸をうるおすのは「」と「(体をうるおす水分)」だと考えます。この材料が足りないと、腸は乾き、便は水気を失ってコロコロと小さく固まります。

同じ「乾いた便」でも、熱秘は熱が水分を焼いた結果、この証はうるおす材料が最初から足りない結果です。ほてりや口臭、尿の濃さは目立たず、代わりに顔色の白さ、肌や髪の乾き、めまい、動悸が重なります。産後の方、月経量が多い方、高齢の方に多く見られます。

川に水がなければ、船は動かない。腸をうるおす血と陰が細った状態を 血虚秘けっきょひ陰虚秘いんきょひ と呼びます。

血虚秘の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、血虚秘けっきょひ)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの便秘がこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

うさぎの糞のようなコロコロ便便意が弱い・数日に一度顔色が青白い・つやがない肌や髪、目が乾くめまい・立ちくらみ動悸・眠りが浅い手足がほてる・寝汗(陰虚が強いとき)舌の色が淡い、または赤くて苔が少ない
02

なぜ、この状態に傾くのか

多くは、うるおいと血を「失った」か「つくれていない」かのどちらかです。

  1. 01月経量が多い・慢性の出血血そのものが失われる状態が続くと、腸をうるおす分まで回らなくなります。
  2. 02出産・授乳のあと血とうるおいを一度に消耗する時期です。産後の便秘がこの証にあてはまることは少なくありません。
  3. 03加齢東洋医学では、年齢とともに体のうるおいは自然に目減りしていくと考えます。高齢の方の便秘に多い背景です。
  4. 04食が細い・極端な食事制限血は食べたものからつくられます。量が足りなければ、材料も足りません。
  5. 05夜更かし・目や頭の使いすぎうるおいは主に夜つくられます。眠らない時間と、目を使い続ける生活は血を削っていきます。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(血虚秘けっきょひ)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。

01鍼灸院で施術を受ける

ほてりも口臭もないのに、便は乾いている。

熱を降ろす熱秘とは、施術の方針が入れ替わります。

この証の便秘は、押し出す力の問題でも、緊張の問題でもなく、うるおす材料が足りないタイプ。鍼灸では、血とうるおいをつくる側(脾胃と腎)を助けながら、腸の通りを妨げないよう軽く整える、という組み立てになります。強く下ろす方向の刺激は取りません。なお、便秘は大規模な比較試験で電気鍼が偽の鍼を上回ったという報告がある一方、研究が一部の施設に偏っているという限界も指摘されています。選択肢のひとつ、という位置づけで考えてください。

施術では、こんなことをします

  • 内くるぶし周りのツボが主役になる三陰交さんいんこう(内くるぶしの上)・照海しょうかい(内くるぶしの下)・血海けっかい(膝の内側)など、血とうるおいを補うとされるツボが中心です。
  • 刺激は弱め、灸は控えめに温めるうるおい不足に強い温めを重ねると、かえって乾くことがあります。ほてりや寝汗がある方は、その旨を伝えると刺激量が調整されます。
  • 1回40〜60分/5,000〜8,000円前後月経の状態や産後からの経過を細かく聞かれることが多い証です。

通う頻度と、院の選び方

補う方向のため、変化はゆるやかです。はじめは週1回通う組み立てが一般的です。通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。排便の回数・便のかたさ・肌や口の乾き・めまいや立ちくらみを書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。院は婦人科領域や産後のケアを扱っているか刺激量を調整してくれるかで選んでください。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「コロコロした乾いた便しか出ない。顔色が悪く、めまいや立ちくらみもある」。月経の量と周期、産後であればその時期、貧血を指摘されたことがあるかもあわせて伝えてください。

感じ方や合う・合わないには個人差があります。立ちくらみやめまいが強い場合、貧血が背景にあることがあります。血液検査を受けていなければ、先に内科でご相談ください。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

下ろす生薬は、ごく弱く混ぜられています。

潤腸湯・麻子仁丸。主役はうるおいの側だと説明されます。

この証には「血を補う」「腸をうるおす」を軸にした処方が使われてきました。強く下ろす処方は一時的に出ても乾きをさらに進めるとされ、うるおす構成のなかに、ごく弱く下ろす生薬を組み合わせるという考え方が取られる領域です。

この状態に使われてきた処方

潤腸湯じゅんちょうとう
この証の代表格。高齢の方や産後など、乾いてコロコロした便が続くときに古くから用いられてきました。
麻子仁丸ましにんがん
腸の乾きが強く、便が小さく固まってしまうときに。油性の種子で腸をすべらせる構成です。
六味丸ろくみがん
うるおい不足が土台にあり、ほてり・寝汗・腰のだるさをともなうときに挙がります。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。種類の幅は広い一方、自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)潤腸湯・麻子仁丸・六味丸はいずれも保険適用のエキス製剤があり、貧血の検査もあわせて相談できます。

補う方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。

潤腸湯・麻子仁丸には大黄が含まれます。うるおす目的の処方であっても、体力が落ちている方・冷えが強い方・下痢しやすい方では量の調整が必要です。妊娠中・授乳中の方は自己判断で使わないでください。 また、便を強く下ろす市販薬を重ねると、乾きがさらに進むことがあります。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「血虚秘・陰虚秘タイプの便秘と出た」。便の形(コロコロかどうか)、月経の量と周期、産後の時期、貧血を指摘されたことがあるか、いま飲んでいる薬とサプリ、妊娠・授乳の有無を必ず伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。大黄(だいおう)を含む処方(潤腸湯・麻子仁丸)は、下痢や腹痛が出ることがあり、長く連用するものではありません。妊娠中・授乳中は相談が必要です。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

血虚秘という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

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相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「うるおいを補う」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、油を怖がらず、いい油を毎日少しとることから。乾いた腸には、油がすべりになります。

食べ物・飲み物

血とうるおいを、口から補う

体の材料そのものが足りていない状態です。黒い食材と、油分のある種実類が向きます。

  • とりたい黒ごま・くるみ・松の実・アーモンド・オリーブオイル・ほうれん草・なつめ・レバー・山いも
  • 控えたい極端な食事制限・辛いもの・お酒・カフェインのとりすぎ・夜更かし
生活リズム

夜に、うるおいをつくる

血とうるおいは、休んでいる間につくられます。眠りを削ることは、材料を削ることです。

  • やりたい23時までに布団へ/目を休ませる時間をつくる/湯船はぬるめに10分/水分をこまめに
  • 控えたい夜更かし/長時間のスマホ・PC/サウナで汗をかきすぎる/強い下剤の連用
ツボ

内くるぶし周りから、うるおす

血とうるおいを補うとされるツボです。強く押さず、じんわり長めに当てます。

  • この証に三陰交さんいんこう(内くるぶしの上・指4本分)・照海しょうかい(内くるぶしの下)・血海けっかい(膝の内側)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

血とうるおいを補う処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に潤腸湯じゅんちょうとう麻子仁丸ましにんがん六味丸ろくみがん
処方ごとの解説を見る →
04

この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの材料を補う方向のため、時間がかかります。まず1ヶ月、食事と睡眠を見直して「便のかたさ・肌や口の乾き・立ちくらみ」が動くかを観察してみてください。回数より、便の形とつやが先に変わります。
こんなときは、まず医療機関へ便に血が混じる・黒いタール状の便が出る/便が細くなった・形が変わった/これまで快便だったのに急に便秘になった/思いあたる理由なく体重が減っている/40〜50歳以降ではじめて便秘が続くようになった。いずれかに当てはまる場合は、まず消化器内科で大腸内視鏡(大腸カメラ)を受けてください。 大腸がんやポリープが便の通り道を狭くしていることがあり、これは検査ではじめて分かります。この証では、顔色の悪さ・めまい・立ちくらみ・動悸をともなうことが多いのですが、それらは鉄欠乏性貧血のサインでもあります。貧血の背景に、消化管からの少しずつの出血が隠れていることがあるため、血液検査を受けていなければ内科でご相談ください。標準治療を受けている方は、続けながらご相談ください。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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もうひとつの可能性も、読んでみませんか

今回の結果では気虚秘ききょひも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

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