RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 便秘。東洋医学で調べると、こう考えられます
= 押し出す力が足りず、便を送り出せない状態
腸を動かすエネルギーそのものが足りず、便はかたくないのに出せない——いきんでも力が入らず、出したあとにどっと疲れる便秘と考えられます。

東洋医学では、便を押し出すのは「気」の仕事だと考えます。熱秘のように便が乾いて固まっているのでも、気秘のように動きが止まっているのでもなく、動かすためのエネルギーそのものが足りないのがこの証です。
そのため、便はやわらかいのに出せないという、一見すると不思議な形になります。トイレで長くいきんでも力が入らず、出したあとにどっと疲れる・汗が出るのが特徴。もともと疲れやすい方、高齢の方、産後の方、大きな病気のあとに多く見られます。
便を下ろすのは力。その力をつくる「脾」が細ると、やわらかい便さえ動かなくなる。この状態を 気虚秘 と呼びます。
気虚秘の人に、よくあらわれるサイン
下にあげたのは、気虚秘(ききょひ)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの便秘がこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。
多くは、体力そのものが目減りしていることから。腸だけを責めても動かない証です。
検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。
いま取れる方法は2つ。あなたの証(気虚秘)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。
鍼灸ではこれを、押し出す力の不足として読みます。

この証の便秘は「出すものが固い」のではなく「出す力が足りない」タイプ。鍼灸では、消化吸収を担う脾胃のはたらきを助けて気をつくれる状態に戻し、そのうえでお腹を温めて動きを助ける、という順番で組み立てます。熱秘のように熱を降ろす方針とは、まったく逆になります。なお、便秘は大規模な比較試験で電気鍼が偽の鍼を上回ったという報告がある一方、研究が一部の施設に偏っているという限界も指摘されています。選択肢のひとつ、という位置づけで考えてください。
補う方向のため、変化はゆるやかです。はじめの1〜2ヶ月は週1回通う組み立てが一般的です。通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。排便の回数・日中の疲れ方・食欲・いきむときの力の入り方を書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。院は体力の状態をふまえて刺激量を調整してくれるか、灸を扱っているかで選んでください。
予約時に、こう伝えるとスムーズ「便はやわらかいのに出せない。いきむ力が出ず、出したあとに疲れる」。刺激が強いと疲れが出やすい体質であることと、いま使っている便秘薬の名前・頻度もあわせて伝えておくと安心です。
感じ方や合う・合わないには個人差があります。高齢の方で急に便秘になった場合、また体重が減っている場合は、施術より先に消化器内科で検査を受けてください。 低温やけどを避けるため、灸の熱さは我慢せずその場で伝えてください。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ、一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。
補中益気湯・大建中湯。どちらも、下ろすための薬ではありません。

この証には「気を補う」「お腹を温めて動かす」を組み合わせた処方が使われてきました。便秘というと下剤を思い浮かべますが、この証では下ろす処方はむしろ逆効果になりうるとされ、補う方向の構成が選ばれます。
補う方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。
大黄・センナ(センノシド)などで強く下ろす薬は、この証には向かないことがあります。 一時的には出ても、押し出す力そのものをさらに削り、量が増えていきやすいためです。すでに毎日使っている場合、自己判断で急にやめるのではなく、減らし方を医師か薬剤師と一緒に決めてください。
相談時に、こう伝えるとスムーズ「気虚秘タイプの便秘と出た」。便のかたさ(やわらかいのに出ないこと)、排便後の疲れ、食欲、いま使っている下剤の名前と使用年数、持病と飲んでいる薬を必ず伝えてください。
ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。
気虚秘という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。
キーワードは「つくって、動かす」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、朝ごはんを抜かず、温かいものを口に入れることから。腸は、食べたことをきっかけに動きます。
食べ物・飲み物食物繊維を増やすより先に、消化しやすいものをしっかり食べて量を確保します。
生活リズムこの証では、歩くことがそのまま養生になります。ただし疲れきる手前でやめるのが条件です。
ツボ気を補うとされるツボです。強く押すより、手のひらやカイロでじんわり温めます。
※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。
もうひとつの可能性も、読んでみませんか
今回の結果では血虚秘も候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。