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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 便秘。東洋医学で調べると、こう考えられます

気虚秘ききょひ脾気虚ひききょ

押し出す力が足りず、便を送り出せない状態

腸を動かすエネルギーそのものが足りず、便はかたくないのに出せない——いきんでも力が入らず、出したあとにどっと疲れる便秘と考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで気(エネルギー)が不足し、便を押し出す力が出せなくなっている状態です。
からだの状態脾気虚ひききょ ── 便そのものより、送り出す力が足りていません。
特徴的なサイン便はかたくないのに出ないいきむ力が出ない出したあとに疲れるだるい・息切れ
整える方向気を補い、押し出す力を立て直す。
01

いま、からだで起きていること

東洋医学では、便を押し出すのは「」の仕事だと考えます。熱秘のように便が乾いて固まっているのでも、気秘のように動きが止まっているのでもなく、動かすためのエネルギーそのものが足りないのがこの証です。

そのため、便はやわらかいのに出せないという、一見すると不思議な形になります。トイレで長くいきんでも力が入らず、出したあとにどっと疲れる・汗が出るのが特徴。もともと疲れやすい方、高齢の方、産後の方、大きな病気のあとに多く見られます。

便を下ろすのは力。その力をつくる「」が細ると、やわらかい便さえ動かなくなる。この状態を 気虚秘ききょひ と呼びます。

気虚秘の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、気虚秘ききょひ)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの便秘がこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

便はかたくないのに出せないいきんでも力が入らない排便のあとにどっと疲れる・汗が出る残便感がある疲れやすい・だるい少し動くと息切れする食が細い・食後に眠くなる舌の色が淡く、ぽってりしている
02

なぜ、この状態に傾くのか

多くは、体力そのものが目減りしていることから。腸だけを責めても動かない証です。

  1. 01慢性の疲労・働きすぎ全身の力が落ちれば、腸に回る分から先に足りなくなります。休息が取れていない時期に強く出る要因です。
  2. 02食が細い・欠食気は食べたものからつくられます。量が入らなければ、押し出す材料も入ってきません。
  3. 03運動不足・寝ている時間が長い東洋医学では、動かないこと自体が気を弱らせると考えます。腹筋の力が落ちる影響も重なります。
  4. 04加齢・産後・大きな病気のあと気を一度に消耗した後や、回復に時間がかかる時期は、この状態に傾きやすくなります。
  5. 05刺激性下剤の長期使用強く下ろす薬を使い続けると、自分で出す力がさらに落ちていくことがあります。この証では、いちばん注意したい要因です。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(気虚秘ききょひ)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。

01鍼灸院で施術を受ける

やわらかい便が、出ない。

鍼灸ではこれを、押し出す力の不足として読みます。

この証の便秘は「出すものが固い」のではなく「出す力が足りない」タイプ。鍼灸では、消化吸収を担う脾胃のはたらきを助けて気をつくれる状態に戻し、そのうえでお腹を温めて動きを助ける、という順番で組み立てます。熱秘のように熱を降ろす方針とは、まったく逆になります。なお、便秘は大規模な比較試験で電気鍼が偽の鍼を上回ったという報告がある一方、研究が一部の施設に偏っているという限界も指摘されています。選択肢のひとつ、という位置づけで考えてください。

施術では、こんなことをします

  • 灸を併用することが多い気海きかい(へその下)・足三里あしさんり(膝の下)に灸をすえ、お腹を温めて動かす組み立てが中心になります。
  • 背中とお腹を合わせて使う脾兪ひゆ大腸兪だいちょうゆ(背中)と天枢てんすう(へその両脇)は、この証でよく組まれるツボです。
  • 刺激は弱めに、本数を絞る体力が落ちている状態では、強い刺激はかえって疲れを呼びます。施術後にだるさが出ることがあるため、予定を詰めない日に受けるのが無難です。

通う頻度と、院の選び方

補う方向のため、変化はゆるやかです。はじめの1〜2ヶ月は週1回通う組み立てが一般的です。通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。排便の回数・日中の疲れ方・食欲・いきむときの力の入り方を書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。院は体力の状態をふまえて刺激量を調整してくれるか灸を扱っているかで選んでください。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「便はやわらかいのに出せない。いきむ力が出ず、出したあとに疲れる」。刺激が強いと疲れが出やすい体質であることと、いま使っている便秘薬の名前・頻度もあわせて伝えておくと安心です。

感じ方や合う・合わないには個人差があります。高齢の方で急に便秘になった場合、また体重が減っている場合は、施術より先に消化器内科で検査を受けてください。 低温やけどを避けるため、灸の熱さは我慢せずその場で伝えてください。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

便秘に、下剤ではない処方が挙がることがあります。

補中益気湯・大建中湯。どちらも、下ろすための薬ではありません。

この証には「気を補う」「お腹を温めて動かす」を組み合わせた処方が使われてきました。便秘というと下剤を思い浮かべますが、この証では下ろす処方はむしろ逆効果になりうるとされ、補う方向の構成が選ばれます。

この状態に使われてきた処方

補中益気湯ほちゅうえっきとう
この証の代表格。疲れやすい・食が細い・力が入らないといった状態に古くから用いられてきました。
大建中湯だいけんちゅうとう
お腹が冷えて張り、ガスがたまるタイプに。腹部の手術後の腸の動きに対しても使われてきた処方です。
六君子湯りっくんしとう
食欲がわかない・食後にもたれる、という消化力の落ちこみが前に出ているときに。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。種類の幅は広い一方、自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)補中益気湯・大建中湯・六君子湯はいずれも保険適用のエキス製剤があり、いま使っている下剤の減らし方も一緒に相談できます。

補う方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。

大黄・センナ(センノシド)などで強く下ろす薬は、この証には向かないことがあります。 一時的には出ても、押し出す力そのものをさらに削り、量が増えていきやすいためです。すでに毎日使っている場合、自己判断で急にやめるのではなく、減らし方を医師か薬剤師と一緒に決めてください。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「気虚秘タイプの便秘と出た」。便のかたさ(やわらかいのに出ないこと)、排便後の疲れ、食欲、いま使っている下剤の名前と使用年数、持病と飲んでいる薬を必ず伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

気虚秘という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

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SELF CARE

相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「つくって、動かす」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、朝ごはんを抜かず、温かいものを口に入れることから。腸は、食べたことをきっかけに動きます。

食べ物・飲み物

力の材料を、温かく入れる

食物繊維を増やすより先に、消化しやすいものをしっかり食べて量を確保します。

  • とりたい米・いも類・かぼちゃ・鶏肉・卵・味噌汁・やまいも・きのこ・温かい白湯
  • 控えたい欠食・冷たい飲みもの・生野菜ばかりの食事・ダイエット目的の極端な減食
生活リズム

動かして、休む

この証では、歩くことがそのまま養生になります。ただし疲れきる手前でやめるのが条件です。

  • やりたい1日20分の散歩/お腹を時計回りにさする/腹巻きでお腹を冷やさない/昼に15分横になる
  • 控えたい長時間のいきみ/刺激性下剤の毎日使用/寝不足の連続/激しい運動で疲れきる
ツボ

お腹とすねを、温めて助ける

気を補うとされるツボです。強く押すより、手のひらやカイロでじんわり温めます。

  • この証に気海きかい(へその下・指2本分)・足三里あしさんり(膝の下・すねの外側)・天枢てんすう(へその両脇)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

気を補い腸を動かす処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に補中益気湯ほちゅうえっきとう大建中湯だいけんちゅうとう六君子湯りっくんしとう
処方ごとの解説を見る →
04

この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの力を取り戻す方向のため、時間がかかります。まず1ヶ月、食事と散歩を続けて「日中の疲れ方・食欲・いきむときの力の入り方」が動くかを観察してみてください。排便の回数は、そのあとから変わります。
こんなときは、まず医療機関へ便に血が混じる・黒いタール状の便が出る/便が細くなった・形が変わった/これまで快便だったのに急に便秘になった/思いあたる理由なく体重が減っている/40〜50歳以降ではじめて便秘が続くようになった。いずれかに当てはまる場合は、まず消化器内科で大腸内視鏡(大腸カメラ)を受けてください。 大腸がんやポリープが便の通り道を狭くしていることがあり、これは検査ではじめて分かります。とくに高齢の方で急に便秘になった場合は、この確認を先に済ませてください。また、便もガスも出ない強い腹痛と吐き気は腸閉塞の可能性があるため、すぐに救急を受診してください。刺激性下剤(センナ・大黄など)を毎日使い続けている方は、そのことも必ず医師に伝えてください。標準治療を受けている方は、続けながらご相談ください。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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もうひとつの可能性も、読んでみませんか

今回の結果では血虚秘けっきょひも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

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