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心を鎮める・養う

甘麦大棗湯かんばくたいそうとう

甘草・小麦・大棗。食べもののような3味で、高ぶった心を養いながら落ち着ける処方。

甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)のイメージ

処方の骨格 ── 3

朱色は、注意して付き合いたい生薬です。甘草はほかの漢方・市販薬との重複に注意してください。

01この処方の考え方

古典(金匱要略)には、理由もなく悲しくなって涙が出る、あくびばかり続く──という状態への記載があり、この処方が名指しで当てられてきました。鎮静剤のように抑え込むのではなく、甘みで養って、張りつめたものをゆるめるという発想です。

構成は甘草・小麦・大棗の3味だけ。どれも台所にあるような素材です。東洋医学の「甘い味は緊張を緩める」という見立てが、そのまま処方のかたちになった最小構成です。

02こんな状態に使われてきました

結果ページでは、気分の落ち込みの心脾両虚しんぴりょうきょ、更年期の心腎不交しんじんふこうの証で登場します。「涙が止まらないとき、この三味が使われてきました」という文脈です。つらさが強い場合は、心療内科との併診も選択肢として書いています。

03気をつけること

04どこで相談できるか

医療用(保険診療の医師の処方)と、一般用(薬局・ドラッグストア)があります。同じ処方名でも生薬の配合量が違うことがあり、選ぶプロセスも異なります。くわしくは Q&A の「漢方は、どこで相談できますか?」「市販の漢方と、病院の漢方は違うものですか?」へ。

出典

このページは処方の解説であり、服用のすすめではありません。漢方薬は証(からだの状態)に合わせて選ぶ薬です。購入・服用の前に、医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。

この処方が登場する証

同じ処方でも、どの証で出てくるかで文脈が変わります。あなたの症状に近いものからどうぞ。

関連する処方:加味帰脾湯かみきひとう桂枝加竜骨牡蛎湯けいしかりゅうこつぼれいとう酸棗仁湯さんそうにんとう

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証で変わります

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