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心を鎮める・養う

酸棗仁湯さんそうにんとう

疲れているのに眠れない。「消耗して眠れない」側のための古典処方。

酸棗仁湯(さんそうにんとう)のイメージ

処方の骨格 ── 5

朱色は、注意して付き合いたい生薬です。甘草はほかの漢方・市販薬との重複に注意してください。

01この処方の考え方

眠れなさには2方向あります。高ぶって眠れないのか、消耗しきって眠りを保てないのか。酸棗仁湯は後者──「虚労虚煩、眠るを得ず」(疲れ果てて、心がざわつき、眠れない)という約1800年前の古典『金匱要略』の記述とともに伝わってきた処方です。

主役の酸棗仁はナツメの近縁種の種子で、心を養う生薬とされてきました。知母がほてりを冷まし、茯苓・川芎が支える構成です。

02こんな状態に使われてきました

結果ページでは心血虚しんけっきょ心陰虚しんいんきょ系の不眠の証で登場します。「鎮静剤で落とす」のではなく「眠る体力を養う」という文脈で書いています。

03気をつけること

04どこで相談できるか

医療用(保険診療の医師の処方)と、一般用(薬局・ドラッグストア)があります。同じ処方名でも生薬の配合量が違うことがあり、選ぶプロセスも異なります。くわしくは Q&A の「漢方は、どこで相談できますか?」「市販の漢方と、病院の漢方は違うものですか?」へ。

出典

このページは処方の解説であり、服用のすすめではありません。漢方薬は証(からだの状態)に合わせて選ぶ薬です。購入・服用の前に、医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。

この処方が登場する証

同じ処方でも、どの証で出てくるかで文脈が変わります。あなたの症状に近いものからどうぞ。

関連する処方:抑肝散よくかんさん加味逍遙散かみしょうようさん

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