01この処方の考え方
のどが渇くのに、飲むとむくむ。頭が重く、雨の日に悪化する。東洋医学はこれを水分量の問題ではなく配置の問題(水湿の停滞)と見ます。五苓散は、利水剤でありながら「絞り出す」のではなく、偏った水を動かして再配置するという発想で説明されてきた処方です。
沢瀉・猪苓・茯苓・白朮が水をさばき、桂皮が巡りの起点をつくる。5味すべてが水と巡りに向いています。
02こんな状態に使われてきました
- 雨の日・低気圧で悪化する頭重
- のどが渇くのにむくむ
- 尿の出が少ない
- 二日酔いの頭痛
結果ページでは水湿・痰湿系の証(めまい・頭痛・むくみなど)で登場します。天気で悪化するタイプの不調の文脈で書いています。
03気をつけること
- 甘草を含まない処方です。
- むくみが片脚だけ・急に出た場合は、この処方の話ではなく先に受診してください(深部静脈血栓症の可能性。結果ページのレッドフラグにも明記しています)。
04どこで相談できるか
医療用(保険診療の医師の処方)と、一般用(薬局・ドラッグストア)があります。同じ処方名でも生薬の配合量が違うことがあり、選ぶプロセスも異なります。くわしくは Q&A の「漢方は、どこで相談できますか?」「市販の漢方と、病院の漢方は違うものですか?」へ。
このページは処方の解説であり、服用のすすめではありません。漢方薬は証(からだの状態)に合わせて選ぶ薬です。購入・服用の前に、医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。

