RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 下痢。東洋医学で調べると、こう考えられます
= 腸に熱と余分な水分がこもり、勢いよく下している状態
腸に熱と湿がこもって炎症のような状態になっている——我慢できない勢いで下し、においが強く、肛門が熱くなる下痢と考えられます。

東洋医学では、捌ききれない水分を「湿」、こもった炎症性の高ぶりを「熱」と呼びます。この二つが腸で結びついたのが、この証です。
あなたは、腸に熱と湿が居座っている状態。急に激しく下す・我慢がきかない・便のにおいが強い・肛門が熱くヒリヒリするという形で出ます。腹痛をともない、水を飲むと落ち着かず、暑い季節や脂っこいもの・お酒のあとに悪化するのがこの証の目印です。この証は、感染性の腸炎や炎症性腸疾患と症状が重なります。まず検査で原因を確かめることが先になります。
熱と湿が腸に居座ると、便は勢いよく下り、においを帯びる。この状態を 大腸湿熱 と呼びます。
湿熱の人に、よくあらわれるサイン
下にあげたのは、湿熱(しつねつ)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの下痢がこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。
多くは、熱と湿を体に足す食べ方・飲み方から。夏場や飲み会の続く時期に増えます。
検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。
いま取れる方法は2つ。あなたの証(大腸湿熱)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。ただしこの証では、受診で原因を確かめることが最優先です。
余っている熱と湿を、鍼灸は捌く側から扱います。ただし感染性の腸炎と症状が重なるため、検査が先です。

この証の下痢は「力が足りない」のではなく、余っている熱と湿が暴れているタイプ。鍼灸では、熱を降ろし、余分な水に出口をつくる方向で組み立てます。温めて力を補う脾胃虚弱タイプとは、方針がまったく逆です。 温めるとかえって悪化することがあります。なお、下痢(過敏性腸症候群)については、偽の鍼と比べて差がなかったという系統的レビューがあります。効果を見込む前提ではなく、体質の側から腸を見直す選択肢のひとつとして考えてください。
急に始まった激しい下痢は、まず内科・消化器内科です。 検査で大きな病気が除かれたうえで、繰り返す傾向が残っている場合に鍼灸の出番になります。その場合も、通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。便のにおい・回数・腹痛の強さを書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。院は検査結果を確認したうえで施術を組んでくれるか、受診をすすめるべきときにすすめてくれるかで選んでください。
予約時に、こう伝えるとスムーズ「急に勢いよく下す。においが強く、肛門が熱い」。発熱・血便の有無、いつから続いているか、受けた検査(便培養・大腸カメラなど)とその結果、飲んでいる薬を必ず伝えてください。
血便・粘血便、38℃以上の発熱、激しい腹痛、尿が出ないほどの脱水がある場合は、施術ではなくその日のうちに受診してください。 感染性腸炎や炎症性腸疾患の可能性があり、これらは施術で様子を見るべき状態ではありません。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ、一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。
下痢の漢方には、冷ますものと温めるものが正反対に並んでいます。

この証には「熱を冷ます」「湿を捌く」「腸を落ち着かせる」を組み合わせた処方が使われてきました。補うのではなく余分を減らす方向のため、短期で使い、変化を見て切り替えるという考え方が取られる領域です。
捌く方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。長く続けるものではないため、区切りを決めて相談先へ戻り、方針を見直してください。
熱を冷ます処方は、冷えが強い方・体力が落ちている方には向かないことがあります。 強く冷やしすぎると、かえって下痢が長引いたり、だるさが出ることがあります。また、市販の下痢止めで自己判断で止めてしまうと、感染性の腸炎では原因菌や毒素を体内にとどめてしまうことがあります。発熱や血便があるときは、止めるより先に受診してください。
相談時に、こう伝えるとスムーズ「湿熱タイプの下痢と出た」。発熱・血便の有無、便のにおいと色、1日の回数、いつから続いているか、直前に食べたもの、海外渡航の有無、いま飲んでいる薬(抗生剤を含む)を必ず伝えてください。
ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。ここで挙げた半夏瀉心湯は、甘草を比較的多く含む処方です。黄芩(おうごん)を含む処方(半夏瀉心湯・葛根黄芩黄連湯)では肝障害が知られ、漢方薬による間質性肺炎(発熱・から咳・息切れ)の報告もあります。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。
湿熱という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。
キーワードは「熱と湿を足さない」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、お酒と脂っこいものを止めることから。この証では、何を足すかより何をやめるかが響きます。
食べ物・飲み物下している間は、消化にやさしいものを少量ずつ。水分と塩分の補給は欠かさないでください。
生活リズム湿気は外からも入ると考えます。環境を整えることが、そのまま養生になります。
ツボ熱と湿を捌くとされるツボです。温めるのではなく、押してゆるめる使い方が向きます。
※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。
もうひとつの可能性も、読んでみませんか
今回の結果では肝気乗脾も候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。