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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 下痢。東洋医学で調べると、こう考えられます

肝気乗脾かんきじょうひ肝脾不和かんぴふわ

緊張が腸に及んで、下してしまう状態

ストレスがかかると腹が痛み、そのまま下してしまう——出てしまえば痛みが和らぐ、緊張と結びついた下痢と考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで感情の緊張が胃腸に及び、腹痛とともに下してしまう状態です。
からだの状態肝気鬱結かんきうっけつ ── 気の滞りが、そのまま腸の動きを乱しています。
特徴的なサイン緊張すると腹が痛み下す出すと痛みが和らぐ便秘と下痢を繰り返すため息・ゲップが多い
整える方向気の巡りを整え、腸の緊張をゆるめる。
01

いま、からだで起きていること

東洋医学では、感情の巡りを担う「」が滞ると、その影響がまっすぐ消化を担う「」に及ぶと考えます。感情が胃腸に出る、という経験そのものを説明した見立てです。

あなたは、緊張が腸の動きを乱している状態。会議や試験、通勤の途中で腹が痛くなって下す・出してしまえば痛みが和らぐという形で出ます。休みの日には落ち着き、便秘と下痢を交互に繰り返すのがこの証の目印。西洋医学ではこの状態が過敏性腸症候群と診断されることも多く、まず検査で他の病気を除いてもらうのが順番として先になります。

滞った気は、まず胃腸に当たる。感情の緊張が腸を乱すこの状態を 肝気乗脾かんきじょうひ、あるいは 肝脾不和かんぴふわ と呼びます。

肝気乗脾の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、肝気乗脾かんきじょうひ)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの下痢がこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

緊張すると腹が痛み、下す出したあとは痛みが和らぐ便秘と下痢を交互に繰り返すお腹やわき腹が張るゲップ・おなら・ため息が多い外出前・移動中に症状が出る休みの日には落ち着く肩や首がこりやすい・眠りが浅い
02

なぜ、この状態に傾くのか

多くは、気を張り続ける環境から。腸だけを見ても動かない証です。

  1. 01強い緊張・プレッシャーの続く環境仕事、試験、人間関係。この証では、症状の波が環境の波とほぼ一致するのが特徴です。心当たりを書き出すことから始まります。
  2. 02「また下すかもしれない」という不安症状を恐れる気持ちがさらに緊張を呼び、下しやすくなる——という悪循環が起こります。この証でもっとも厄介な要因です。
  3. 03トイレに行きにくい状況電車、会議、試験会場。行けない状況ほど症状が出やすいのが、この証の困ったところです。
  4. 04不規則な生活・睡眠不足自律神経の乱れは、そのまま腸の動きの乱れとして出ます。
  5. 05冷たい飲みもの・お酒・カフェイン緊張した腸をさらに刺激します。とくに朝のコーヒーが引き金になる方は少なくありません。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(肝気乗脾かんきじょうひ)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。

01鍼灸院で施術を受ける

お腹だけを温めても、動きません。

鍼灸は全身のこわばりから入ります。ただし過敏性腸症候群では、偽の鍼と差がなかったという系統的レビューがあります。

この証の下痢は、冷えでも炎症でもなく、緊張が腸の動きを乱しているタイプ。鍼灸では、こわばった全身の緊張をゆるめて、腸が過剰に反応しない状態に戻すことを先に行います。お腹だけを温めても動かないのがこの証で、全身の緊張をどう扱うかが分かれ目になります。なお、下痢(過敏性腸症候群)については、偽の鍼と比べて差がなかったという系統的レビューがあります。効果を見込む前提ではなく、体質の側から腸を見直す選択肢のひとつとして考えてください。

施術では、こんなことをします

  • 足の甲とわき腹を使う太衝たいしょう(足の甲)・期門きもん(肋骨の下)で滞りを開き、天枢てんすう(へその両脇)・足三里あしさんり(膝の下)で腸を整える、という組み合わせが中心です。
  • 刺激は中くらい、灸は状況しだい冷えをともなう場合はお腹に灸を併用しますが、熱がこもっている場合は控えます。同じ「ストレス性の下痢」でも組み立てが変わる部分です。
  • 1回40〜60分/5,000〜8,000円前後首・肩・背中のこわばりを一緒にゆるめる施術が入ることもあります。

通う頻度と、院の選び方

通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。下す回数・腹痛の強さ・外出前の不安・眠りの質を書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。ただし原因になっている環境が変わらないと戻りやすい証でもあるため、施術と並行して緊張をほどく手段を持つことが前提です。院は問診に時間をかけてくれるか話をよく聞いてくれるかで選んでください。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「緊張すると腹が痛くなって下す。出すと落ち着く」。どんな場面で起こるか(通勤・会議・試験など)、便秘と下痢を繰り返すか、受けた検査とその結果、飲んでいる薬をあわせて伝えてください。

感じ方や合う・合わないには個人差があります。血便、発熱、夜中に目が覚めるほどの腹痛、体重減少をともなう場合は、ストレスのせいと決めつけず、施術より先に消化器内科を受診してください。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

桂枝加芍薬湯には、プラセボと比べた試験があります。

全般の改善には差がなく、下痢型の腹痛だけが動いた、という結果でした。

この証には「気の巡りを開く」「お腹の緊張をゆるめる」「腸を落ち着かせる」を組み合わせた処方が使われてきました。下痢止めで抑えるのではなく、過剰に反応している腸そのものをゆるめるという考え方の領域です。

この状態に使われてきた処方

痛瀉要方つうしゃようほう
この証の代表格。「腹が痛んで下し、出すと和らぐ」という出方に合わせて古くから組まれてきた処方です。
桂枝加芍薬湯けいしかしゃくやくとう
お腹が張って痛み、下痢と便秘を繰り返すときに。腹部の緊張をゆるめる目的で広く挙がります。
四逆散しぎゃくさん
緊張が強く、みぞおちやわき腹の張り、手足の冷えをともなうときに。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。種類の幅は広い一方、自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)桂枝加芍薬湯・四逆散は保険適用のエキス製剤があります。過敏性腸症候群として西洋薬と併用する選択肢も、医師なら一緒に検討できます。

巡りを開く方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「肝気乗脾タイプの下痢と出た」。症状が出る場面と時間帯、便秘と下痢を繰り返すか、腹痛が排便で和らぐか、受けた検査の結果、いま飲んでいる薬を伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

肝気乗脾という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

  • 無料
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  • しつこい営業はしません
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SELF CARE

相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「緊張をほどく」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、朝のコーヒーを白湯に替え、家を出る前に5分の余裕をつくることから。

食べ物・飲み物

腸を、刺激しない

何が引き金かは人によって違います。1週間ほど記録をつけると、自分の地雷が見えてきます。

  • とりたい白湯・温かいスープ・おかゆ・かぼちゃ・柑橘の香り・しそ・ミントティー・よく噛んで食べる
  • 控えたいコーヒー(とくに朝の空腹時)・お酒・冷たい飲みもの・脂っこいもの・早食い・欠食
生活リズム

不安の連鎖を、断ち切る

「また下すかも」という緊張自体が引き金になります。逃げ道を用意すると、症状は軽くなります。

  • やりたい深く長い呼吸を10回/出発前に時間の余裕をつくる/トイレの場所を先に把握しておく/日中に20分歩く
  • 控えたい症状を人に隠して我慢し続ける/睡眠不足/寝る直前まで仕事/下痢止めへの依存
ツボ

足の甲とお腹から、ゆるめる

滞りを開くとされるツボです。息を吐きながら、ゆっくり押します。移動中にもできます。

  • この証に太衝たいしょう(足の甲・親指と人差し指の間)・天枢てんすう(へその両脇)・足三里あしさんり(膝の下・すねの外側)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

気の巡りを開き腸をゆるめる処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に痛瀉要方つうしゃようほう桂枝加芍薬湯けいしかしゃくやくとう四逆散しぎゃくさん
処方ごとの解説を見る →
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この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの環境が変わると、その週のうちに軽くなることもある証です。ただし緊張が戻れば症状も戻ります。まず2週間、朝の飲みものと出発前の余裕を見直して「腹痛の強さ・下す回数・外出前の不安」が動くかを観察してみてください。
こんなときは、まず医療機関へ便に血が混じる・粘液と血が混じった便が出る/発熱をともなう/激しい腹痛がある/2週間以上下痢が続いている/夜間や明け方にも下して目が覚める/尿がほとんど出ない・立ちくらみがする(脱水のサイン)/思いあたる理由なく体重が減っている。いずれかに当てはまる場合は、東洋医学より先に必ず消化器内科を受診してください。 とくにこの証は「ストレスのせい」で片づけられやすいのですが、夜間や明け方にも下して目が覚める・血便が出る・体重が減るという出方は、ストレス性ではなく炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)や大腸がんを疑うサインです。これらは大腸内視鏡ではじめて分かります。まず検査で他の病気を除いてもらうことが、この証では順番として先になります。また、不安や緊張そのものが強く生活に支障が出ている場合は、心療内科もあわせて選択肢になります。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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もうひとつの可能性も、読んでみませんか

今回の結果では腎陽虚じんようきょも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

別の不調を調べる →