RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 下痢。東洋医学で調べると、こう考えられます
= 体の芯の温かさが足りず、明け方に下してしまう状態
体を根本で温める力が細り、夜明け前に腹が鳴って下してしまう——腰や足の冷えをともなう、長く続く下痢と考えられます。

東洋医学では、体全体を根本で温める力の源を「腎」に置きます。ここが細ると、胃腸を動かす熱まで届かなくなり、消化が成り立たなくなると考えます。
この証の特徴は、夜明け前(明け方3〜5時ごろ)に腹が鳴り、痛みとともに下して目が覚めること。古くから「五更泄瀉」と呼ばれてきた出方です。腰や膝がだるく冷える、夜中に何度もトイレに起きる、足が冷えて眠れないが重なり、高齢の方や長く体調を崩している方に多く見られます。
体を根本で温める火が細ると、明け方の冷えに負けて腸がゆるむ。この状態を 腎陽虚、その出方を 五更泄瀉 と呼びます。
腎陽虚の人に、よくあらわれるサイン
下にあげたのは、腎陽虚(じんようきょ)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの下痢がこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。
多くは、時間をかけて土台の力が目減りしたことから。急に始まった証ではないはずです。
検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。
いま取れる方法は2つ。あなたの証(腎陽虚)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。
五更泄瀉。施術者が温めるのは腸ではなく、腰と下腹です。

この証の下痢は、腸そのものより体を温める土台が細っていることが背景です。鍼灸では、下腹部と腰を中心にじっくり温め、下半身から熱を戻していく組み立てになります。熱を降ろす湿熱タイプとは、方針が正反対です。なお、下痢(過敏性腸症候群)については、偽の鍼と比べて差がなかったという系統的レビューがあります。効果を見込む前提ではなく、体質の側から腸を見直す選択肢のひとつとして考えてください。
補う方向のため、変化はゆるやかです。はじめの1〜2ヶ月は週1回通う組み立てが一般的です。通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。下す回数・足腰の冷え・夜間のトイレ・日中の気力を書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。院は灸をしっかり扱っているか、体力の状態をふまえて刺激量を調整してくれるかで選んでください。
予約時に、こう伝えるとスムーズ「明け方に決まって下して目が覚める。腰と足が冷える」。下痢が続いている期間、大腸内視鏡を受けたことがあるかとその結果、飲んでいる薬(持病の薬を含む)をあわせて伝えてください。
長く続く下痢は、施術を始める前に一度、大腸内視鏡で原因を確かめてください。 とくに夜間や明け方に下して目が覚めるという出方は、炎症性腸疾患や大腸の病気でも見られます。低温やけどを避けるため、灸の熱さは我慢せずその場で伝えてください。感覚が鈍くなっている方、糖尿病の方はとくにご注意ください。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ、一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。
真武湯・四神丸。温めて締める側から組まれた処方です。

この証には「体を芯から温める」「水を捌く」「腸を締める」を組み合わせた処方が使われてきました。下痢の漢方には、冷ますものと温めるものが正反対に並んでいます。 この証で冷ますものを選ぶと、かえって悪化することがある領域です。
温めて補う方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。
腸を冷やして炎症を鎮める処方(黄芩・黄連などを含むもの)は、この証には向かないことがあります。 一時的に止まっても、土台の冷えをさらに進めることがあるためです。また、八味地黄丸などに含まれる附子は、ほてりやのぼせが出ることがあり、体質によっては合いません。市販薬を自己判断で重ねず、専門家に相談してください。
相談時に、こう伝えるとスムーズ「腎陽虚・五更泄瀉タイプの下痢と出た」。下すのが決まって明け方かどうか、下痢が続いている期間、足腰の冷え、夜間のトイレの回数、大腸内視鏡の結果、持病といま飲んでいる薬を必ず伝えてください。
ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。同じ下痢でも合う処方は体質で正反対になります。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。附子(ぶし)を含む処方(八味地黄丸・真武湯)は、劇薬に区分される生薬を使います。舌や口のしびれ、動悸、のぼせは中止・受診のサインです。自己判断で量を増やしたり、附子を含む処方を重ねたりしないでください。妊娠中は避けるのが原則です。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。
腎陽虚という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。
キーワードは「下半身を、冷やさない」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、寝る前に腹巻きをして、靴下をはいて寝ることから。明け方の冷えを防ぐのが、この証の要です。
食べ物・飲み物温める力を足す食材が向きます。冷たいものは、この証ではそのまま引き金になります。
生活リズム明け方はいちばん体温が下がる時間です。そこを守るだけで症状が軽くなることがあります。
ツボ土台の熱を補うとされるツボです。押すより、カイロや温灸でじんわり温めます。
※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。
もうひとつの可能性も、読んでみませんか
今回の結果では肝気乗脾も候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。