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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 冷え・むくみ。東洋医学で調べると、こう考えられます

水湿停滞すいしつていたい痰湿たんしつ

余分な水分が捌けず、体に居座っている状態

処理しきれない水分が体に停滞し、全身が重だるくなっている——押すとへこむむくみ、雨の日に悪化する重さをともなう状態と考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで余分な水分(湿)が捌けずに体に居座り、重だるさとむくみを起こしている状態です。
からだの状態痰湿たんしつ ── 処理しきれなかった水分が、そのまま体に停滞しています。
特徴的なサイン押すとへこむむくみ体が重だるい雨の日や梅雨に悪化のどは渇かないのに尿が少ない
整える方向余分な水を捌き、めぐる道をあける。
01

いま、からだで起きていること

東洋医学では、処理しきれずに体に残った水分を「湿」、それがさらに固まってねばりを帯びたものを「」と呼びます。実際の痰だけでなく、体にたまった余分な水分や老廃物の総称です。

あなたは、その水が捌けずに居座っている状態。すねを押すとへこんで戻りにくい・体全体が重だるい・まぶたが腫れぼったいという形で出ます。雨の日や梅雨時にはっきり悪化し、のどは渇かないのに尿の量が少ないのが、この証の分かりやすい目印。冷えよりも「重さ」が前に出るのが、他の3証との違いです。

捌かれなかった水は、体の低いところに居座り、重さになる。この状態を 水湿停滞すいしつていたい、あるいは 痰湿たんしつ と呼びます。

水湿停滞の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、水湿停滞すいしつていたい)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの冷え・むくみがこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

押すとへこみ、戻りにくいむくみ体全体が重だるい・朝から重いまぶたや顔が腫れぼったい雨の日・梅雨時に悪化するのどは渇かないのに、尿の量が少ない頭が重い・すっきりしない体が水を含んだように重く、汗をかきにくい舌がふくらみ、白くねばつく苔
02

なぜ、この状態に傾くのか

多くは、水を入れすぎているか、捌けていないかのどちらかです。

  1. 01運動不足・長時間の座り仕事水は動かさなければ動きません。この証でいちばん多い背景で、汗をかく機会がない生活は影響が大きい要因です。
  2. 02冷たい飲みものの飲みすぎ水分そのものが多いうえ、冷やすことで捌く力まで落ちる——この証では二重に響きます。
  3. 03甘いもの・脂っこいもの・お酒東洋医学では、こうした食事が体内に湿を生むと考えます。とくにお酒は湿の代表格とされます。
  4. 04湿度の高い環境・梅雨時外の湿気も体の停滞に影響すると考えます。季節でむくみが変わる方は、この証にあてはまることが多くあります。
  5. 05塩分のとりすぎ・不規則な食事水を抱えこみやすい食べ方が続くと、そのままむくみとして現れます。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(水湿停滞すいしつていたい)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。

01鍼灸院で施術を受ける

冷えよりも、重さが前に出ています。

施術者はすねの豊隆や膝の内側を使い、水の通り道から入ります。

この証のむくみは、温める力の不足でも、めぐりのつかえでもなく、捌く仕組みが追いついていないタイプ。鍼灸では、水の通り道を整えるとされるツボを使って余分な水に出口をつくり、あわせて胃腸のはたらきを助けて水をためこまない状態に戻していきます。補うより、減らす方向の組み立てです。なお、冷え症は西洋医学の診断名ではなく、鍼灸の系統的レビューも見当たりません。ここに書くのは「効くという根拠」ではなく、東洋医学が冷えをどう読むかという考え方です。

施術では、こんなことをします

  • 膝の内側とすねを使う陰陵泉いんりょうせん(膝の内側・すねのきわ)は、水を捌く代表的なツボとして必ず組まれます。豊隆ほうりゅう(すねの外側)・水分すいぶん(へその上)を加えるのが定番です。
  • お腹を直接ゆるめる施術が入りやすい腹部の張りや水の音を診ながら進める院が多く、施術後に尿の量が増えることがあります。水が動いたサインと説明されます。
  • 1回40〜60分/5,000〜8,000円前後食事の内容と水分のとり方を細かく聞かれることが多い証です。

通う頻度と、院の選び方

通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。むくみの強さ・体の重だるさ・尿の量を書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。ただし動かない生活と食べ方が変わらないと戻りやすいため、施術と生活の見直しは必ずセットで。院はむくみについて腎臓・心臓・甲状腺の検査を受けたかを確認してくれるかお腹を直接診てくれるかで選んでください。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「押すとへこむむくみと、体の重だるさがある。雨の日に悪化する」。むくみが出る時間帯と場所(顔か脚か、片脚か両脚か)、体重の増減、尿検査・血液検査の結果、飲んでいる薬をあわせて伝えてください。

片脚だけが急に腫れて痛む場合は、施術ではなくすぐに救急を受診してください。 また、顔やまぶたのむくみ、息切れをともなうむくみ、急な体重増加は、腎臓・心臓の病気で起こることがあります。この場合も、施術より先に受診してください。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

水を抜く薬ではありません。

漢方では、たまった場所から足りない場所へ配り直すと考えます。

この証には「余分な水を捌く」「水の偏りを整える」を軸にした処方が使われてきました。漢方では利尿薬のように水を抜くのではなく、たまっている場所から足りない場所へ配り直すという考え方をとります。天気で体調が変わる方に語られることが多い領域です。

この状態に使われてきた処方

五苓散ごれいさん
この証の代表格。のどは渇くのに尿が少ない、天気で体調が変わる、といった水の偏りに古くから用いられてきました。
防已黄耆湯ぼういおうぎとう
汗をかきやすく、色白でぽっちゃりした体型、下半身のむくみと膝の重さをともなうときに挙がります。
苓桂朮甘湯りょうけいじゅつかんとう
水の停滞に、めまいや立ちくらみ、動悸が重なるときに。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。種類の幅は広い一方、自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)五苓散・防已黄耆湯・苓桂朮甘湯はいずれも保険適用のエキス製剤があり、むくみの原因を調べる検査と一緒に相談できます。

捌く方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。そのうえで、相談先へ戻って方針を見直してください。

甘草を含む処方を長く続けると、かえってむくみ・体重増加・血圧の上昇・手足のだるさが起こることがあります(偽アルドステロン症)。むくみを目的に飲んでいるのにむくみが増えた、という場合は、続けずにすぐ相談先へ戻ってください。市販の漢方薬にも甘草はよく含まれるため、複数の漢方薬を自己判断で重ねないことが大切です。また、利尿薬など病院の薬を飲んでいる方は、必ずその旨を伝えてください。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「水湿停滞・痰湿タイプの冷え・むくみと出た」。むくみが出る場所と時間帯、体重の増減、1日の水分量、尿の回数と量、天気で変わるかどうか、いま飲んでいる薬(利尿薬・降圧薬・痛み止め・ステロイド・他の漢方薬)とサプリを必ず伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

水湿停滞という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

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SELF CARE

相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「動かして、捌く」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、汗ばむ程度に20分歩くことから。この証では、汗と尿が水の出口になります。

食べ物・飲み物

水を、ためこまない

水分を極端に減らすのではなく、捌く力を助ける食材と、塩分の調整で整えます。

  • とりたいはと麦・小豆・冬瓜・とうもろこしのひげ茶・海藻・きゅうり・大根・しょうが・カリウムの多い野菜
  • 控えたい塩分の多い食事・甘いもの・脂っこいもの・お酒・冷たい飲みもの・水分の一気飲み
生活リズム

汗と尿の、出口をつくる

停滞は動かさないと動きません。汗をかく習慣が、この証には直接響きます。

  • やりたい汗ばむ程度の運動を週2〜3回/1日20分歩く/湯船で軽く汗をかく/寝るとき足を少し高くする/部屋の湿度を下げる
  • 控えたい座りっぱなしの一日/夜遅い食事/水分の一気飲み/濡れた服のまま過ごす/夜更かし
ツボ

すねから、水の道をあける

水を捌くとされるツボです。少し強めに、ゆっくり押します。むくんだ夕方に。

  • この証に陰陵泉いんりょうせん(膝の内側・すねのきわ)・豊隆ほうりゅう(すねの外側)・水分すいぶん(へその上・指1本分)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

余分な水を捌く処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に五苓散ごれいさん防已黄耆湯ぼういおうぎとう苓桂朮甘湯りょうけいじゅつかんとう
処方ごとの解説を見る →
04

この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの捌く方向のため、運動と食事を変えると比較的早く動く証です。まず2週間、汗をかく習慣と塩分の見直しを続けて「むくみの強さ・体の重だるさ・尿の量」が動くかを観察してみてください。
こんなときは、まず医療機関へむくみは、内臓の病気のサインであることがあります。「体質だから」で片づけないでください。 次のいずれかに当てはまる場合は、東洋医学より先に受診してください。①片脚だけが急に腫れて、痛みや熱感、赤みをともなう → 深部静脈血栓症の可能性があります。血のかたまりが肺に飛ぶと命に関わるため、その日のうちに救急を受診してください。②朝、顔やまぶたがむくむ/尿が泡立つ・尿の量が減った → 腎臓の病気(ネフローゼ症候群・腎炎・腎不全など)の可能性があり、内科で尿検査と血液検査を受けてください。③息切れがする・横になると苦しくて起きてしまう・数日で急に体重が増えた → 心不全の可能性があり、その日のうちに循環器内科を受診してください。 また、寒がり・体重増加・強いだるさ・便秘・皮膚の乾燥・声のかすれをともなうむくみは甲状腺機能低下症で起こることがあり、血液検査で分かります。肝臓の病気、栄養不足、薬(一部の降圧薬・痛み止め・ステロイド・ホルモン剤など)の影響でむくむこともあります。むくみが全身に及ぶ、急に始まった、日に日に強くなる場合は、証を考える前に検査を受けてください。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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もうひとつの可能性も、読んでみませんか

今回の結果では気滞血瘀きたいけつおも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

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