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水をさばく

苓甘姜味辛夏仁湯りょうかんきょうみしんげにんとう

処方名が生薬リストそのもの。麻黄を使わずに水っぽい鼻水・痰をさばく設計。

苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)のイメージ

処方の骨格 ── 7

朱色は、注意して付き合いたい生薬です。甘草はほかの漢方・市販薬との重複に注意してください。

01この処方の考え方

苓=茯苓、甘=甘草、姜=乾姜、味=五味子、辛=細辛、夏=半夏、仁=杏仁。処方名を読めば構成がわかる、めずらしい名前の処方です。水っぽい鼻水や痰に使われる小青竜湯と似た狙いをもちながら、麻黄が入っていないのが最大の特徴で、麻黄が体質的に使いにくい方の相談で名前が挙がってきました。

乾姜・細辛が肺を温めて冷えた水を動かし、茯苓・半夏がさばき、五味子が散らばりすぎないよう引き締める。温める・さばく・締めるの三拍子で、胃腸に負担をかけにくい方向に振った骨格です。

02こんな状態に使われてきました

結果ページでは、花粉症・アレルギーの脾虚湿盛ひきょしっせい証で登場します。麻黄を含まないため、小青竜湯が使いにくい方の選択肢として書いています。胃腸の弱さが背景にあるタイプが入口です。

03気をつけること

04どこで相談できるか

医療用(保険診療の医師の処方)と、一般用(薬局・ドラッグストア)があります。同じ処方名でも生薬の配合量が違うことがあり、選ぶプロセスも異なります。くわしくは Q&A の「漢方は、どこで相談できますか?」「市販の漢方と、病院の漢方は違うものですか?」へ。

出典

このページは処方の解説であり、服用のすすめではありません。漢方薬は証(からだの状態)に合わせて選ぶ薬です。購入・服用の前に、医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。

この処方が登場する証

同じ処方でも、どの証で出てくるかで文脈が変わります。あなたの症状に近いものからどうぞ。

関連する処方:小青竜湯しょうせいりゅうとう六君子湯りっくんしとう参苓白朮散じんりょうびゃくじゅつさん

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