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気を巡らせる

香蘇散こうそさん

香附子と蘇葉、香りの生薬2つが主役。胃腸にやさしい、最もおだやかな部類の気剤。

香蘇散(こうそさん)のイメージ

処方の骨格 ── 5

朱色は、注意して付き合いたい生薬です。甘草はほかの漢方・市販薬との重複に注意してください。

01この処方の考え方

名前の香は香附子、蘇は蘇葉(しその葉)。どちらも香りで気を巡らせる生薬です。東洋医学には「香りは滞りをひらく」という発想があり、香蘇散はそれをそのまま処方にした、気剤のなかで最もおだやかな部類とされてきました。胃腸が弱くて強い処方が合わない人の、気分の塞ぎやかぜの初期に使われてきた歴史があります。

香附子・蘇葉が気をひらき、陳皮が胃の気を巡らせ、甘草・生姜が支える。5味だけの軽い構成で、「攻めない気剤」という性格が骨格からも読み取れます。

02こんな状態に使われてきました

結果ページでは、気分の落ち込みの肝気鬱結かんきうっけつ痰気鬱結たんきうっけつの証で登場します。同じ気の詰まりでも、体力がなく胃腸の弱い人のおだやかな選択肢として書いています。

03気をつけること

04どこで相談できるか

医療用(保険診療の医師の処方)と、一般用(薬局・ドラッグストア)があります。同じ処方名でも生薬の配合量が違うことがあり、選ぶプロセスも異なります。くわしくは Q&A の「漢方は、どこで相談できますか?」「市販の漢方と、病院の漢方は違うものですか?」へ。

出典

このページは処方の解説であり、服用のすすめではありません。漢方薬は証(からだの状態)に合わせて選ぶ薬です。購入・服用の前に、医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。

この処方が登場する証

同じ処方でも、どの証で出てくるかで文脈が変わります。あなたの症状に近いものからどうぞ。

関連する処方:半夏厚朴湯はんげこうぼくとう四逆散しぎゃくさん加味逍遙散かみしょうようさん

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