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熱を冷ます

十味敗毒湯じゅうみはいどくとう

10の生薬で、皮膚にたまった「毒」=湿と熱を外へ散らす処方。

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)のイメージ

処方の骨格 ── 10

朱色は、注意して付き合いたい生薬です。甘草はほかの漢方・市販薬との重複に注意してください。

01この処方の考え方

「敗毒」は、毒を打ち破って外へ出すという意味です。江戸時代の外科医・華岡青洲が、化膿しやすい皮膚の状態に向けて組んだと伝わる日本生まれの処方で、こもったものを抑え込むのではなく、表から散らして出すという発想が名前に表れています。

柴胡・荊芥・防風・独活が表から風を散らし、樸樕(桜の樹皮)が皮膚の「毒」をさばく役、茯苓が湿を引き受ける役です。冷やす一方ではなく、散らす生薬が中心という組み立てが特徴です。

02こんな状態に使われてきました

結果ページでは、肌荒れの湿熱しつねつ証で登場します。膿をもつ・繰り返しできる・化膿しやすい、という「湿と熱が混ざった」肌への代表格として書いています。

03気をつけること

04どこで相談できるか

医療用(保険診療の医師の処方)と、一般用(薬局・ドラッグストア)があります。同じ処方名でも生薬の配合量が違うことがあり、選ぶプロセスも異なります。くわしくは Q&A の「漢方は、どこで相談できますか?」「市販の漢方と、病院の漢方は違うものですか?」へ。

出典

このページは処方の解説であり、服用のすすめではありません。漢方薬は証(からだの状態)に合わせて選ぶ薬です。購入・服用の前に、医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。

この処方が登場する証

同じ処方でも、どの証で出てくるかで文脈が変わります。あなたの症状に近いものからどうぞ。

関連する処方:消風散しょうふうさん荊芥連翹湯けいがいれんぎょうとう清上防風湯せいじょうぼうふうとう

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