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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 肌荒れ。東洋医学で調べると、こう考えられます

湿熱しつねつ

余分な水分と熱が混ざり、じゅくじゅく荒れている状態

さばけなかった水分と熱がまざって皮膚にとどまり、べたつき・膿・じゅくじゅくした荒れになっている——梅雨時や食べすぎで悪化する状態と考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで余分な水分(湿)と熱が混ざり、じゅくじゅくした荒れになっている状態です。
からだの状態湿熱しつねつ ── 水の停滞と熱が絡み合い、抜けにくくなっています。
特徴的なサインべたつく・膿をもつじゅくじゅくする梅雨時に悪化胃腸が重い
整える方向停滞した水をさばき、こもった熱を冷ます。
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いま、からだで起きていること

東洋医学では、消化しきれなかったものが体にたまった状態を「湿」と呼びます。この湿に熱が絡むと「湿熱」となり、水と熱がまざって粘りつくため、いちばん抜けにくいタイプとされます。

皮膚では、べたつく・膿をもつ・じゅくじゅくして治りにくいという形で表れます。梅雨時や夏に悪化する、脂っこいものや甘いものを食べた翌日に出る、口がねばる、体が重だるい——このあたりが重なるなら、この証を考えます。赤みだけの血熱と違い、水分がからむぶん、経過が長引きやすいのが特徴です。

さばけない湿しつに熱が絡み、皮膚に粘りついて抜けない。この状態を 湿熱しつねつ と呼びます。

湿熱の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、湿熱しつねつ)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの肌荒れがこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

べたつく・膿をもつじゅくじゅくして治りにくい背中や胸にも出る梅雨時・夏に悪化する口がねばる・口臭体が重だるい胃もたれ・お腹の張りべたつく汗・においが気になる舌の苔が厚く、黄色っぽい
02

なぜ、この状態に傾くのか

多くは、食べ方から。この証は、生活の影響がもっともはっきり出ます。

  1. 01脂っこいもの・甘いもの・乳製品東洋医学では、これらは湿と熱の両方をつくりやすいと考えます。この証でいちばん影響が大きい要因です。
  2. 02お酒の習慣アルコールは湿と熱を同時に生むとされ、この証では飲んだ翌日に症状として出ることがあります。
  3. 03食べすぎ・夜遅い食事処理しきれなかった分がそのまま体に残り、皮膚へ回ると考えます。
  4. 04湿度の高い環境・汗が乾かない状態梅雨や夏、汗をかいたまま過ごす習慣は、外からも湿を足します。この証が季節で振れる理由です。
  5. 05運動不足・座りっぱなし動かさないと停滞は動きません。汗をかく機会がないこと自体が背景になります。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(湿熱しつねつ)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。膿をもつ・じゅくじゅくする状態は感染をともなうことがあり、まず皮膚科での確認を。

01鍼灸院で施術を受ける

この荒れには、赤みだけでなく水がからんでいます。

そのため灸は全身ではなく、限られた場所にだけ置きます。

この証は、水の停滞と熱がからみ合っているため、片方だけを扱っても動きません。鍼灸では、胃腸のはたらきを助けて湿をさばきながら、同時に熱を降ろす方向で組み立てます。4つの証のなかでは、いちばん時間がかかるとされます。なお、肌については小規模な研究があり、かゆみの指標では変化が報告されていますが、試験の数も規模も足りていません。皮膚科の治療の代わりになるものではありません。

施術では、こんなことをします

  • すね・お腹・ひじを組み合わせる陰陵泉いんりょうせん(すねの内側)・豊隆ほうりゅう(すねの外側)で湿をさばき、曲池きょくち(ひじ)で熱を降ろす。腹部をゆるめる施術が入ることもあります。
  • 灸は使い方が分かれる熱がからむため、血虚のように全身を温める組み立てにはしません。湿を動かす目的で限られた場所にだけ使う、という判断になります。この見極めができる院かどうかが重要です。
  • 1回40〜60分/5,000〜8,000円前後食事の内容・飲酒量・便通を細かく聞かれることが多い証です(自費)。

通う頻度と、院の選び方

通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。お腹の調子・体の重だるさ・じゅくじゅくの落ち着き方を書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。食べ方が変わらないと、通っても戻ります。 施術と生活の見直しは必ずセットで。院は胃腸の状態もあわせて診てくれるか皮膚の状態によって施術部位を変えてくれるかで選んでください。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「じゅくじゅくした肌荒れで、梅雨時に悪化する。胃腸も重い」。食事の内容と飲酒量、悪化する季節をメモしていくと、原因の切り分けが早くなります。

膿が出る、腫れて痛む、熱をもって広がる、発熱をともなう場合は、鍼灸より先に皮膚科を受診してください。 細菌感染が重なっていることがあり、抗菌薬が必要な状態です。じゅくじゅくした部位への施術は避けるのが原則で、そこを理解している院を選んでください。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

十味敗毒湯の「敗毒」は、たまったものを外へ出すと読みます。

消風散の名は、アトピー性皮膚炎の診療ガイドラインにも挙がります。

この証には「湿をさばく」「熱を冷ます」「外へ出す」を組み合わせた処方が使われてきました。皮膚の相談で名前が挙がりやすい領域で、皮膚科でも処方されることがあります。

この状態に使われてきた処方

十味敗毒湯じゅうみはいどくとう
この証の代表格。膿をもつ・繰り返しできる・化膿しやすい肌荒れに、古くから用いられてきました。
消風散しょうふうさん
かゆみが強く、じゅくじゅくして分泌物が出る、夏に悪化するタイプに挙がります。
荊芥連翹湯けいがいれんぎょうとう
炎症が長引き、鼻やのどの症状もあわせて出ているときに用いられてきました。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。湿と熱のどちらが強いかで配合を変えてもらえます。自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)十味敗毒湯・消風散・荊芥連翹湯はいずれも保険適用のエキス製剤があります。皮膚科で処方されることも多く、外用薬と併用しながら相談できます。

湿がからむ分、変化はゆるやかです。どのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。

十味敗毒湯・消風散・荊芥連翹湯には、いずれも[[甘草|かんぞう]]が含まれます。 甘草を多く・長く摂ると、むくみ・血圧の上昇・手足の脱力・こむら返りといった偽アルドステロン症が起こることがあります。甘草は多くの漢方処方や一部の市販薬にも含まれるため、複数を併用している方はとくに注意が必要です。むくみや血圧の変化に気づいたら、すぐ相談先に伝えてください。また消風散は地黄じおう石膏せっこうを含み、胃にもたれる・冷えが強まることがあります。妊娠中・授乳中の方は、必ず先に相談してください。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「湿熱タイプの肌荒れと出た」。皮膚科での診断名と処方薬、悪化する季節、飲酒量、便通、飲んでいる漢方を含むすべての薬(甘草が重ならないよう)を伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。同じ肌荒れでも合う処方は体質で変わります。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。黄芩(おうごん)を含む処方(荊芥連翹湯)では肝障害が知られ、漢方薬による間質性肺炎(発熱・から咳・息切れ)の報告もあります。山梔子(さんしし)を含む処方(荊芥連翹湯)を長く飲み続けると、腸間膜静脈硬化症という腸の血管の障害が起こることがあります。全国調査(222例)では服用5年以上が92.6%を占め、20.8%が最終的に手術に至っていました。長期の連用は避け、定期的に見直してください。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

湿熱という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

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SELF CARE

相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「湿を増やさない、熱を足さない」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、揚げ物と甘いものを減らすことから。この証では、翌日の肌に出ることがあります。

食べ物・飲み物

湿と熱を、両方減らす

この証は、食べたものがそのまま皮膚に出ます。減らすことが、いちばんの近道です。

  • とりたいはと麦・冬瓜・きゅうり・緑豆・海藻・きのこ・そば・大根・とうもろこしのひげ茶
  • 控えたい揚げ物・甘いもの・乳製品・生クリーム・お酒・辛いもの・夜遅い食事
生活リズム

こもらせない、蒸らさない

湿は動かさないと抜けません。汗をかくことと、かいた汗を残さないことをセットで。

  • やりたい汗ばむ運動を週2〜3回/汗をかいたらすぐ拭く・着替える/通気のよい衣類/部屋の除湿
  • 控えたい汗をかいたまま過ごす/通気の悪い衣類・寝具/夜食/座りっぱなしの一日
ツボ

すねとひじで、水と熱を動かす

湿をさばき熱を降ろすとされるツボです。少し強めに、ゆっくり押します。

  • この証に陰陵泉いんりょうせん(すねの内側)・豊隆ほうりゅう(すねの外側)・曲池きょくち(ひじの外側)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

湿をさばき熱を冷ます処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に十味敗毒湯じゅうみはいどくとう消風散しょうふうさん荊芥連翹湯けいがいれんぎょうとう
  • 注意いずれも甘草を含みます。他の漢方や市販薬と併用する場合は、必ず薬剤師か医師に確認してください。
処方ごとの解説を見る →
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この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの湿がからむため、いちばん時間がかかる証です。まず1ヶ月、食事と汗の処理を見直して「お腹の調子・体の重だるさ・じゅくじゅくの落ち着き」の順に動くかを観察してみてください。梅雨と夏で振れ幅が大きいため、季節とあわせて記録すると判断しやすくなります。
こんなときは、まず医療機関へ膿が出る/腫れて強く痛む/熱をもって赤みが広がる/発熱をともなう。これらがあるときは、東洋医学より先に皮膚科を受診してください。 細菌感染が重なっていることがあり、抗菌薬による治療が必要です。急に広がる発疹/強い痛みをともなう/水ぶくれができる/発熱をともなう。このいずれかがあるときは、東洋医学より先に皮膚科(状況によっては救急外来)を受診してください。 体の片側に帯状に出る痛みと水ぶくれは帯状疱疹たいじょうほうしん、赤く熱をもって腫れが広がり熱が出るのは蜂窩織炎ほうかしきえん、新しい薬を飲みはじめてからの発疹は薬疹の可能性があります。いずれも早く手を打つほど経過がよく、とくに帯状疱疹は発疹が出てから72時間以内に治療を始めるのが目安とされています。粘膜(口・目・陰部)まで荒れる、皮膚がめくれるといった場合は、重い薬疹のことがあり緊急です。また、にきび跡やアトピー性皮膚炎は、皮膚科の治療で状態が変わる領域です。 保険診療で使える外用薬・内服薬があり、どちらも早く治療を始めることがすすめられています。「体質だから」と我慢したり、東洋医学だけで粘ったりせず、まず皮膚科にかかったうえで、鍼灸や漢方を並行して考えるのが安全です。標準治療を受けている方は、続けながらご相談ください。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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今回の結果では瘀血おけつも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

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