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水をさばく

防已黄耆湯ぼういおうぎとう

守りを固めながら、水を捌く。汗かきでむくみやすいタイプに使われてきた処方。

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)のイメージ

処方の骨格 ── 6

朱色は、注意して付き合いたい生薬です。甘草はほかの漢方・市販薬との重複に注意してください。

01この処方の考え方

汗をかきやすいのに、水が抜けずにむくむ。東洋医学はこれを、体表の守り(気)がゆるんで汗は漏れるのに、水の処理は追いつかない状態と見ます。防已黄耆湯は、黄耆で守りを固めながら、防已で余分な水を下ろすという二方向の設計です。約1800年前の『金匱要略』由来です。

黄耆・白朮が気を補って固め、防已が水を捌き、生姜・大棗・甘草が胃を支えます。絞り出すのではなく、守りを立て直して水が処理できる状態に戻すという発想が読み取れる構成です。

02こんな状態に使われてきました

結果ページでは、冷え・むくみのうち水湿停滞すいしつていたいの証で登場します。五苓散・苓桂朮甘湯と並べて、汗かきタイプの下半身のむくみと膝の重さの文脈で書いています。

03気をつけること

04どこで相談できるか

医療用(保険診療の医師の処方)と、一般用(薬局・ドラッグストア)があります。同じ処方名でも生薬の配合量が違うことがあり、選ぶプロセスも異なります。くわしくは Q&A の「漢方は、どこで相談できますか?」「市販の漢方と、病院の漢方は違うものですか?」へ。

出典

このページは処方の解説であり、服用のすすめではありません。漢方薬は証(からだの状態)に合わせて選ぶ薬です。購入・服用の前に、医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。

この処方が登場する証

同じ処方でも、どの証で出てくるかで文脈が変わります。あなたの症状に近いものからどうぞ。

関連する処方:五苓散ごれいさん苓桂朮甘湯りょうけいじゅつかんとう越婢加朮湯えっぴかじゅつとう

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