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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 胃の痛み・胃もたれ。東洋医学で調べると、こう考えられます

飲食停滞いんしょくていたい食滞しょくたい

処理しきれなかったものが、胃に残っている状態

食べた量や内容が処理できる範囲を超え、胃にとどまっている——お腹が張り、げっぷが酸っぱく、食べるとかえって悪くなる胃の不調と考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで処理しきれなかった飲食物が胃にとどまり、動きを止めている状態です。
からだの状態食滞胃脘しょくたいいかん ── 入れた量に対して、捌く力が追いついていません。
特徴的なサインお腹が張って苦しいげっぷが酸っぱい食べると悪化する食欲がわかない
整える方向たまったものを捌き、胃を空にする。
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いま、からだで起きていること

東洋医学では、処理しきれずに胃にとどまった飲食物を「食滞しょくたい」と呼びます。古典には「和せざれば、則ちは安からず」とあり、胃に停滞があると眠りまで浅くなると考えられてきました。

この証は、押されると苦しい・げっぷやおならが臭う・食べるとかえって悪くなるのが特徴です。さすられたり食べたりすると楽になる脾胃虚寒とは、ちょうど反対の反応をします。年末年始や旅行のあと、飲み会が続いた時期に出やすい証です。

入れた量が、捌ける量を超える。胃にとどまったものが動きを止める状態を 飲食停滞いんしょくていたい と呼びます。

飲食停滞の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、飲食停滞いんしょくていたい)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの胃の痛み・胃もたれがこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

お腹が張って苦しい・押されると嫌げっぷが酸っぱい・食べたもののにおいがする食欲がわかない・見るのも嫌吐き気・吐くと楽になるおならや便のにおいが強い便がすっきり出ない/下痢口がねばる・口臭舌に厚くべたつく苔
02

なぜ、この状態に傾くのか

多くは、食べ方と量から。ここ数日を振り返ってみてください。

  1. 01食べすぎ・飲みすぎ処理能力を超えた量は、そのまま胃に残ると考えます。この証でいちばん多い、そして分かりやすい原因です。
  2. 02脂っこいもの・甘いもの捌くのに時間がかかるものは停滞しやすく、そこに熱がこもることもあります。
  3. 03早食い・よく噛まない噛む工程を飛ばすと、胃の負担がそのまま増えます。
  4. 04遅い時間の食事寝る直前に食べると、消化が終わらないまま横になることになります。翌朝の重さにつながります。
  5. 05もともと胃腸が弱い脾胃虚寒などの土台があると、普通の量でも停滞します。くり返す場合は、土台のほうを整える必要があります。
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整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(飲食停滞いんしょくていたい)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。

01鍼灸院で施術を受ける

この証では、灸を控えることがあります。

鍼灸では、たまっているものに熱を足しても動かないと考えるためです。

この証は、足りないから不調なのではなく、入れすぎたものが胃で止まっているタイプ。鍼灸では、温めて補うのではなく、胃の動きを下向きに促して停滞を送り出すことを優先します。なお、胃腸の不調(機能性ディスペプシア)については、他の治療より優れているとは言えないという系統的レビューがあります。体質の側から見る選択肢のひとつとして考えてください。

施術では、こんなことをします

  • お腹と足の甲を使って下ろす中脘ちゅうかん梁門りょうもん(みぞおちの両脇)に、内庭ないてい(足の甲)・足三里あしさんりを組み合わせる形が基本です。
  • 灸は控えめに組まれることがある停滞に熱がこもっている場合、温める施術は最小限にする判断になります。冷えが背景にある脾胃虚寒とは方針が変わります。
  • 1回40〜60分/5,000〜8,000円前後食事の内容と時間を細かく聞かれることが多い証です。腹部を直接ゆるめる施術が入ることもあります(自費)。

通う頻度と、院の選び方

通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。お腹の張り・げっぷ・食欲を書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。ただし食べ方が変わらないと戻りやすいため、施術と生活の見直しは必ずセットで。くり返す場合は、停滞そのものより土台の弱さを診てくれる院を選んでください。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「お腹が張って苦しく、げっぷが酸っぱい。食べるとかえって悪くなる」。ここ数日の食事内容と時間をメモしていくと、原因の切り分けが早くなります。

張りや吐き気が強く、便やおならがまったく出ない、押すとお腹全体が硬く痛い、という場合は腸閉塞などの可能性があります。施術ではなく救急受診を優先してください。 感じ方や合う・合わないには個人差があります。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

飲み会が続いた時期に、名前の挙がる処方です。

保和丸・平胃散。長く飲むものではなく、区切って使うものとされます。

この証には「停滞を捌く」「胃の動きを整える」を組み合わせた処方が使われてきました。補う方向ではなく減らす方向のため、長く続けるものではないというのが、他の証との大きな違いです。

この状態に使われてきた処方

保和丸ほわがん
食べすぎによる停滞にあてられてきた代表的な処方です(日本ではエキス製剤が少なく、薬局での取り扱いになります)。
平胃散へいいさん
お腹の張りと重さ、食欲不振が前に出ているときに用いられてきました。
半夏瀉心湯はんげしゃしんとう
みぞおちのつかえに、げっぷ・胸やけ・下痢が重なる場合に。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。種類の幅は広い一方、自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)平胃散・半夏瀉心湯は保険適用のエキス製剤があり、費用を抑えやすい領域です。

捌く方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。ただし漫然と続けるものではないため、症状が落ち着いたら相談先へ戻って、続けるかどうかを判断してください。

捌く方向の処方を、もともと胃腸が弱い方が長く続けると、かえって消化の力を削ることがあります。くり返す停滞は、補う処方に切り替える判断が必要になる場合があります。自己判断で飲み続けないでください。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「飲食停滞タイプの胃の不調と出た」。いつから・何を食べたあとか、くり返しているのか一度きりか、便通の状態、いま飲んでいる薬をあわせて伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。ここで挙げた半夏瀉心湯は、甘草を比較的多く含む処方です。黄芩(おうごん)を含む処方(半夏瀉心湯)では肝障害が知られ、漢方薬による間質性肺炎(発熱・から咳・息切れ)の報告もあります。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

飲食停滞という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

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SELF CARE

相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「胃を空にする時間をつくる」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、一食だけおかゆか、思いきって抜いてみることから。

食べ物・飲み物

まず、入れる量を減らす

何を足すかより「何をやめるか」が響く証です。腹八分どころか、腹六分から始めます。

  • とりたい大根・かぶ・山査子(さんざし)茶・そば・きのこ・海藻・番茶・おかゆ
  • 控えたい揚げ物・肉の脂身・生クリーム・甘いもの・お酒・寝る前の食事・早食い
生活リズム

食後に、動かして下ろす

停滞は動かさないと動きません。食後すぐ横にならないことが、この証の基本です。

  • やりたい夕食後に20分歩く/夕食は寝る3時間前までに/ひと口30回噛む/空腹を感じてから食べる
  • 控えたい食後すぐ横になる/夜食/だらだら食べ続ける/時間だからと空腹でないのに食べる
ツボ

お腹と足の甲から、下ろす

停滞を捌くとされるツボです。少し強めに、息を吐きながらゆっくり押します。

  • この証に中脘ちゅうかん(みぞおちとへその間)・梁門りょうもん(みぞおちの両脇)・内庭ないてい(足の甲・人差し指と中指の間)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

停滞を捌く処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に保和丸ほわがん平胃散へいいさん半夏瀉心湯はんげしゃしんとう
処方ごとの解説を見る →
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この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの食べ方を変えると、いちばん早く動く証です。まず1週間、量と時間を見直して「お腹の張り・げっぷ・食欲」が戻るかを観察してみてください。2週間たっても変わらない場合は、別の背景を考えたほうがよい状態です。
こんなときは、まず医療機関へ黒いタール状の便が出る/血を吐く・コーヒーかすのようなものを吐く/思いあたる理由なく体重が減っている/食べ物が飲み込みにくい・つかえる/50歳以降ではじめて胃の症状が出た。いずれかに当てはまる場合は、まず消化器内科で内視鏡検査を受けてください。 ピロリ菌の感染、胃潰瘍・十二指腸潰瘍、胃がんが背景にあることがあります。とくに、食べていないのに張りと吐き気が続く/便もおならもまったく出ない/お腹全体が硬く、押すと強く痛むという場合は、腸閉塞や消化管の穿孔の可能性があるため、すぐに救急を受診してください。単なる食べすぎと片づけず、くり返す停滞は一度検査を受けておくことをおすすめします。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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もうひとつの可能性も、読んでみませんか

今回の結果では胃陰不足いいんぶそくも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

別の不調を調べる →