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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 肩こり・首こり。東洋医学で調べると、こう考えられます

気血両虚きけつりょうきょ

支える力と養う血が足りず、だるく重い状態

首と肩を支える力が細り、筋を養う血も足りていない——固いというより、だるくて重い。夕方になるほどつらくなるこりと考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで気と血が不足し、首肩を支える力と養う力の両方が落ちている状態です。
からだの状態脾胃虚弱ひいきょじゃく ── 気血をつくる力そのものが落ちています。
特徴的なサイン固いというより重だるい夕方に強まる疲れやすい手先が冷える
整える方向気と血を補い、支える力を戻す。
01

いま、からだで起きていること

東洋医学には「不栄則痛ふえいそくつう」——養われないから痛むという考え方があります。詰まって痛むのではなく、届くものが足りなくてつらい。この証のこりは、そちらの側です。

あなたは、首肩を支える気と、筋を養う血の両方が目減りした状態。板のような固さはないのに重だるい・夕方になるほどつらい・揉まれると気持ちいいがすぐ疲れるという形で出ます。押されると心地よいより「ひびいて疲れる」なら、この証を疑います。

支える力が細れば、頭の重さがそのまま首肩にのしかかる。養いが届かないこの状態を 気血両虚きけつりょうきょ と呼びます。

気血両虚の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、気血両虚きけつりょうきょ)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの肩こり・首こりがこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

固さより重だるさが強い夕方から夜にかけて悪化する疲れやすい・すぐ横になりたくなる手先や足先が冷える顔色が青白い・つやがない食が細い・胃がもたれやすい眠りが浅い・立ちくらみ舌の色が淡い
02

なぜ、この状態に傾くのか

多くは、気血を「使いすぎた」か「つくれていない」かのどちらかです。

  1. 01食が細い・欠食気血は食べたものからつくられます。朝を抜く、麺やパンだけで済ませる日が続くと、筋を養う分まで回りません。
  2. 02働きすぎ・休めていない回復の時間を取らずに走り続けると、支える力そのものが目減りしていきます。
  3. 03月経量が多い・産後血が大きく失われる時期は、首肩の重だるさが強く出やすくなります。
  4. 04運動量が極端に少ない使わない筋は細くなります。支える力が落ちれば、頭の重さがそのまま負担になります。
  5. 05考えごとの多さ東洋医学では「思い悩むこと」が消化を担うを弱らせると考えます。頭の疲れが材料不足につながります。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(気血両虚きけつりょうきょ)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。

01鍼灸院で施術を受ける

揉まれると気持ちいい。でも、あとで疲れる。

強く揉まれると、かえって重くなる。それを最初に伝えてください。

この証のこりは「詰まっているから固い」のではなく「足りないから重い」タイプ。強く揉むほど疲れが出るのが特徴です。鍼灸では、消化吸収を担う脾胃ひいのはたらきを助けて気血をつくれる状態に戻し、そのうえで首肩を養う、という順番で組み立てます。なお、首肩の痛みについては、偽の鍼と比べて痛みの差は出なかったという報告があり、結論は定まっていません。体質の側から組み立てる選択肢のひとつ、という位置づけで考えてください。

施術では、こんなことをします

  • お腹と背中、足を使う足三里あしさんり中脘ちゅうかん脾兪ひゆなど、つくる力を助けるとされるツボが中心。首肩は肩井けんせいをやさしく使う程度にとどめます。
  • 灸を併用することが多い冷えと消耗が背景にあるため、温めるお灸が使われやすい証です。熱がのぼるタイプの証とは方針が逆になります。
  • 刺激は弱め、本数は少なめに強い刺激はかえって疲れを呼びます。もみ返しが出やすい体質であることを、最初に伝えておくと安心です。

通う頻度と、院の選び方

消耗を戻す方向のため、変化はゆるやかです。はじめの1〜2ヶ月は週1回通う組み立てが一般的です。通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。こりそのもの・日中の疲れ方や食欲を書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。院は体力の状態をふまえて刺激量を調整してくれるかが最優先。強い刺激を売りにする院はこの証には向きません。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「固いというより重だるく、夕方に強くなる」。強く揉まれるともみ返しが出やすいので弱めにしてほしいと最初に伝えておくと安心です。

重だるさに強い疲労感やだるさが続く場合、貧血・甲状腺の病気が背景にあることがあります。施術を始める前に、一度内科で血液検査を受けておくと安心です。感じ方や合う・合わないには個人差があります。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

湿布の代わりに置くものではありません。

ヘモグロビンの値を指摘されたことがあるかも、材料になります。

この証には「気を補う」「血を補う」を組み合わせた処方が使われてきました。滞りを動かす処方と違い、飲みながら体力そのものを立て直していく構成になります。

この状態に使われてきた処方

補中益気湯ほちゅうえっきとう
気の不足が前に出て、疲れやすさ・食欲のなさ・午後の悪化が重なるときに。
十全大補湯じゅうぜんたいほとう
気血の両方が大きく目減りし、顔色の悪さや冷えをともなうときに挙がります。
桂枝加葛根湯けいしかかっこんとう
体力が落ちている方の、首から背中にかけてのこわばりに。葛根湯より穏やかな組み立てです。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。種類の幅は広い一方、自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)補中益気湯・十全大補湯・桂枝加葛根湯はいずれも保険適用のエキス製剤があります。貧血の有無も一緒に調べてもらえるのが利点です。

補う方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「気血両虚タイプの肩こりと出た」。あわせて、食欲・便通・月経の量、健康診断でヘモグロビンや甲状腺を指摘されたことがあるかを伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

気血両虚という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

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SELF CARE

相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「つくって、ためる」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、朝ごはんを抜かず、温かいものを口に入れることから。強く揉むことより、これが先です。

食べ物・飲み物

気血の材料を、こまめに入れる

消化に負担をかけず、つくる力を助ける食べ方が向きます。よく噛み、温かいものを。

  • とりたい米・かぼちゃ・いも類・なつめ・赤身の肉・卵・黒豆・ほうれん草・レバー
  • 控えたい冷たい飲みもの・生野菜ばかりの食事・欠食・極端な糖質制限
生活リズム

頑張る時間を、削る

この証で足りないのは休息そのもの。こりを追いかける前に、日中の消耗を減らします。

  • やりたい昼に15〜20分横になる/23時までに布団へ/散歩や軽い体操で少しずつ動かす/枕の高さを見直す
  • 控えたい強いマッサージ/限界まで追い込む運動/食事を抜いての運動/休日の寝だめ
ツボ

つくる力を、下から支える

消化を助けるとされるツボが中心。首肩は強く押さず、温める程度にとどめます。

  • この証に足三里あしさんり(膝の下)・三陰交さんいんこう(内くるぶしの上)・肩井けんせい(肩の頂点/やさしく)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

気血を補う処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に補中益気湯ほちゅうえっきとう十全大補湯じゅうぜんたいほとう桂枝加葛根湯けいしかかっこんとう
処方ごとの解説を見る →
04

この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの消耗を取り戻す方向のため、時間がかかります。まず2週間、食事と休息を見直して「日中の疲れ方・食欲・夕方の重だるさ」が動くかを観察してみてください。
こんなときは、まず医療機関へ次のいずれかがあるときは、東洋医学の前に受診が必要です。 突然の激しい首の痛みに頭痛や吐き気をともなう/発熱と首の硬直をともなう——いずれもただちに救急受診してください。腕や手のしびれ、力が入らない(箸が持ちにくい、ボタンが留めにくい)/両手足のしびれや歩きにくさ、尿が出にくい/じっとしていても強く痛み、夜間に目が覚める/発熱・体重減少・がんの治療歴をともなう場合は、頸椎の病気や感染・腫瘍のおそれがあるため整形外科・脳神経外科を受診してください。この証では、強い疲労感・息切れ・顔色の悪さ・むくみ・寒がりが目立つ場合、貧血や甲状腺機能低下症が背景にあることがあります。まず内科で血液検査を受けてください。 標準治療を受けている方は、続けながらご相談ください。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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もうひとつの可能性も、読んでみませんか

今回の結果では肝陽上亢かんようじょうこうも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

別の不調を調べる →