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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 肩こり・首こり。東洋医学で調べると、こう考えられます

肝陽上亢かんようじょうこう肝火上炎かんかじょうえん

上がった熱が首肩に集まり、張りつめている状態

抑えきれない気の勢いが上へのぼり、首すじから後頭部を張らせている——イライラした日ほど強くなり、頭痛やのぼせをともなうこりと考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで上へ向かう勢いが首肩に集まり、張りとこわばりを生んでいる状態です。
からだの状態肝腎陰虚かんじんいんきょ ── 下で支える力が減り、上で勢いが高ぶっています。
特徴的なサイン首すじから後頭部が張るイライラで悪化頭痛・のぼせをともなう目が疲れる
整える方向上がった勢いを降ろし、張りをゆるめる。
01

いま、からだで起きていること

東洋医学では、感情の巡りを担う「かん」の勢い(陽)は、下のうるおいによって抑えられていると考えます。そのブレーキが弱ると、勢いは上へ向かいます。

あなたは、その勢いが首肩から頭にかけて集まっている状態。首すじから後頭部にかけて張りつめる・イライラした日に強くなる・のぼせや頭痛をともなうという形で出ます。気滞血瘀の「固まって動かない」こりと違い、張って熱を持っているのがこの証の質感です。

下でうるおいが減り、上で勢いだけが余って首肩を張らせる。この上下のアンバランスを 肝陽上亢かんようじょうこう と呼びます。

肝陽上亢の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、肝陽上亢かんようじょうこう)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの肩こり・首こりがこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

首すじから後頭部が張りつめるイライラや緊張で悪化するこめかみの頭痛をともなうのぼせ・顔のほてり目の充血・目の奥の重さめまい・耳鳴り寝つきが悪い・歯ぎしり舌が赤め
02

なぜ、この状態に傾くのか

多くは、上へ向かう勢いが強まる場面から。思い当たるものはありますか。

  1. 01我慢が続くストレス肝は感情の巡りを担います。抱え込んだ緊張は流れを止め、行き場をなくした気が上へ向かうと考えます。
  2. 02夜更かし・睡眠不足下で勢いを抑える力(陰)は主に夜つくられます。眠りが削られるとブレーキが利きません。
  3. 03目とスマホの使いすぎ東洋医学では目は肝とつながると考え、目の酷使はそのまま首肩の張りに現れます。
  4. 04お酒・辛い物・濃い味つけ体を温め上へ押し上げる飲食は、この証でいちばん影響が出やすい要因です。
  5. 05更年期・月経前の変動気の巡りが乱れやすい時期は、この状態が強く出ることがあります。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(肝陽上亢かんようじょうこう)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。

01鍼灸院で施術を受ける

強く揉むと、頭痛が増えることがあります。

首の風池と、足の太衝。この証は局所だけで完結しません。

この証のこりは、局所の問題というより上下のバランスが崩れて上に集まりすぎている結果。首肩を強く揉むと、かえって頭痛やのぼせが増すことがあります。鍼灸では、上へ向かった勢いを下へ導く道筋をつくることを先に行います。なお、首肩の痛みについては、偽の鍼と比べて痛みの差は出なかったという報告があり、結論は定まっていません。体質の側から組み立てる選択肢のひとつ、という位置づけで考えてください。

施術では、こんなことをします

  • 足のツボを組み合わせる太衝たいしょう(足の甲)・行間こうかんなど勢いを降ろすとされるツボに、首の風池ふうち肩井けんせいを組み合わせます。局所だけで完結しない組み立てです。
  • 温める灸は控えめに組まれる熱の要素が前に出ている証のため、お灸は控えるか最小限にする組み立てが多くなります。冷えが背景にある風寒湿の証とは方針が正反対です。
  • 1回40〜60分/5,000〜8,000円前後血圧・睡眠・ストレスの状況を細かく聞かれることが多い証です。血圧を測っている方は数値を持参すると話が早くなります。

通う頻度と、院の選び方

通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。首の張り・頭痛の回数・のぼせの強さを書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。ただし原因になっている環境が変わらないと戻りやすい証でもあるため、施術と並行して発散の手段を持つことが前提になります。院は強く揉むことを売りにしていないか自律神経を含めて診てくれるかで選んでください。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「首すじが張り、イライラした日や寝不足で強くなる。頭痛やのぼせもある」。強く揉まれると頭痛が出やすいなら、それも最初に伝えてください。

突然の激しい首の痛みに頭痛や吐き気をともなう場合、腕のしびれや力の入らなさがある場合は、施術ではなく受診を優先してください。 血圧が高いと指摘されている方は、施術前に必ず伝えてください。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

熱を冷ます側の処方です。冷えの強い人には向きません。

温めて発散させる風寒湿の処方とは、方向が正反対になります。

この証には「上へ向かう勢いを鎮める」「こもった熱を冷ます」を組み合わせた処方が使われてきました。温めて発散させる風寒湿の処方とは、方向がまったく逆になります。

この状態に使われてきた処方

釣藤散ちょうとうさん
首肩の張りに、朝方の頭重感・のぼせ・目の充血が重なるときに挙がります。
抑肝散よくかんさん
神経の高ぶりや怒りっぽさ、歯ぎしり、寝つきの悪さをともなうとき。
黄連解毒湯おうれんげどくとう
熱の勢いが強く、のぼせや顔の赤み、イライラが前に出る場合に。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。種類の幅は広い一方、自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)釣藤散・抑肝散・黄連解毒湯はいずれも保険適用のエキス製剤があります。血圧の薬との併用も一緒に見てもらえます。

上を鎮める方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。

熱を冷ます方向の処方は、冷えが強い方・体力が落ちている方・胃腸が弱い方には向かないことがあります。 強く冷やしすぎると、かえって肩が重くなったり、食欲が落ちたりすることもあります。長く飲み続けるものではないため、必ず定期的に相談先へ戻ってください。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「肝陽上亢タイプの肩こり・首こりと出た」。あわせて、血圧の値、頭痛やのぼせの頻度、飲酒量、いま飲んでいる薬・サプリ、妊娠・授乳の有無を伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。黄芩(おうごん)を含む処方(黄連解毒湯)では肝障害が知られ、漢方薬による間質性肺炎(発熱・から咳・息切れ)の報告もあります。山梔子(さんしし)を含む処方(黄連解毒湯)を長く飲み続けると、腸間膜静脈硬化症という腸の血管の障害が起こることがあります。全国調査(222例)では服用5年以上が92.6%を占め、20.8%が最終的に手術に至っていました。長期の連用は避け、定期的に見直してください。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

肝陽上亢という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

  • 無料
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相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「上げない、降ろす」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、夜のお酒をやめてみることから。この証にはこれがいちばん響きます。

食べ物・飲み物

上へ押し上げるものを、断つ

何を足すかより「何をやめるか」が響く証です。まず上げる材料の供給を止めます。

  • とりたいセロリ・トマト・きゅうり・菊花茶・ミントティー・貝類・柑橘の香り
  • 控えたいお酒・唐辛子・にんにく・濃い味つけ・カフェインのとりすぎ
生活リズム

緊張を、日中に降ろす

熱を抱えたまま夜を迎えないこと。目の休息と発散の出口をつくるのが近道です。

  • やりたい1時間ごとに画面から目を離す/汗ばむ程度の運動を日中に/23時までに布団へ/深い呼吸
  • 控えたい熱いお風呂・長時間のサウナ/寝る直前の仕事メール/首肩を強く揉みほぐすこと
ツボ

足の甲から、勢いを抜く

上がったものを下へ導く位置にあるツボです。首肩は強く押さず、息を吐きながら軽く。

  • この証に太衝たいしょう(足の甲・親指と人差し指の間)・風池ふうち(後頭部の生え際)・肩井けんせい(肩の頂点/やさしく)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

のぼる勢いを鎮め、熱を冷ます処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に釣藤散ちょうとうさん抑肝散よくかんさん黄連解毒湯おうれんげどくとう
処方ごとの解説を見る →
04

この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの体質寄りの不調のため、その日のうちに変わるものではありません。まず2週間、睡眠と飲酒、目の使い方を見直して「首の張り・頭痛の回数・のぼせの強さ」が動くかを観察してみてください。
こんなときは、まず医療機関へ次のいずれかがあるときは、東洋医学の前にただちに救急受診してください。 突然、首の後ろや後頭部が激しく痛み、頭痛や吐き気をともなう(くも膜下出血・椎骨動脈の解離のおそれ)/発熱と首の硬直をともなう(髄膜炎のおそれ)/ろれつが回らない・物が二重に見える・顔や手足のしびれや力の入らなさ(脳血管障害のおそれ)。あわせて、腕や手のしびれ・力が入らない、両手足のしびれや歩きにくさ、尿が出にくいといった症状があれば頸椎の病気のおそれがあるため整形外科・脳神経外科を受診してください。この証にあてはまる方は、血圧が高いまま放置されていることがあります。首肩の張り・頭痛・のぼせが続く場合は、一度血圧を測り、高い状態が続くなら内科で相談してください。 しびれや脱力があるうちは、自己判断で強く揉んだり首を勢いよく回したりしないでください。標準治療を受けている方は、続けながらご相談ください。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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もうひとつの可能性も、読んでみませんか

今回の結果では気血両虚きけつりょうきょも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

別の不調を調べる →