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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 肌荒れ。東洋医学で調べると、こう考えられます

血虚けっきょ陰血不足いんけつぶそく

肌を養う材料が足りず、乾いて荒れやすくなっている状態

肌を潤し養う「血」が足りず、表面が乾いて外からの刺激に耐えられない——かさつき、粉をふく、かゆみが出る状態と考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで肌を養う血とうるおいが不足し、乾燥と荒れやすさが出ている状態です。
からだの状態血虚けっきょ ── 肌に届く材料そのものが目減りしています。
特徴的なサインかさつき・粉をふく乾燥によるかゆみ顔色が青白い髪や爪が弱い
整える方向血とうるおいを補い、肌に届ける。
01

いま、からだで起きていること

東洋医学では、肌は「」によって養われていると考えます。血は栄養と水分を全身に運ぶもので、その量が足りないと、いちばん端にある皮膚から真っ先に不足が表れる、という見方をします。

あなたは、その血が足りない状態。肌に届く材料が少ないため、かさついて粉をふく・小じわが目立つ・乾燥でかゆくなるという形になります。冬に悪化する入浴後にかゆみが強まる髪がぱさつく・爪が割れやすいあたりが重なるなら、この証を考えます。炎症の赤みより、乾きが主役なのが目印です。

肌を養うのは「けつ」。その材料が足りなくなった状態を 血虚けっきょ と呼びます。

血虚の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、血虚けっきょ)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの肌荒れがこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

かさつく・粉をふく乾燥によるかゆみ肌がごわつく・つっぱる顔色が青白い、または黄色っぽい髪がぱさつく・抜けやすい爪が割れやすい・筋が入る目が乾く・かすむ立ちくらみ・動悸舌の色が淡い
02

なぜ、この状態に傾くのか

多くは、血を「つくれていない」か「使いすぎている」かのどちらかです。

  1. 01無理な食事制限・欠食血は食べたものからつくられます。食べる量そのものが少ないと、肌に回る分から先に削られると考えます。
  2. 02睡眠不足・夜更かし血は夜、体を休めている間に補われると考えます。眠らない時間が長いほど、貯金が減っていきます。
  3. 03月経量が多い・産後血そのものが失われる状況が続くと、肌まで届かなくなります。女性にこの証が多い理由のひとつです。
  4. 04目とスマホの使いすぎ東洋医学では「目を使うこと」が血を消耗させると考えます。長時間の画面作業は、肌にも響くという見方です。
  5. 05洗いすぎ・落としすぎ皮脂を取りすぎるケアは、少ない材料をさらに削ります。この証は、足すケアより「奪わない」ことが先になります。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(血虚けっきょ)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。皮膚科での治療と、どちらか一方を選ぶ必要はありません。

01鍼灸院で施術を受ける

顔ではなく、血をつくる側に打ちます。

「肌荒れ」に鍼灸の研究の蓄積はまだありません。そのうえで東洋医学は、肌を血が最後にたどり着く場所として見てきました。

この証の肌荒れは、外から塗るものが足りないのではなく、内側から届く材料が足りないことから来ています。鍼灸では、血をつくる消化のはたらきを助け、つくった血を届ける巡りを整える方向で組み立てます。美容目的の施術とは、狙いも組み立ても別のものです。なお、肌については小規模な研究があり、かゆみの指標では変化が報告されていますが、試験の数も規模も足りていません。皮膚科の治療の代わりになるものではありません。

施術では、こんなことをします

  • お腹と足のツボが中心になる血海けっかい(膝の内側)・三陰交さんいんこう(内くるぶしの上)・足三里あしさんり(膝の下)など、血をつくり巡らせるとされるツボを使います。顔への施術は補助です。
  • 灸を併用することが多い補う方向の証のため、温めるお灸が向きます。炎症で赤みが強い血熱タイプでは、ここが逆になります。
  • 1回40〜60分/5,000〜8,000円前後食事・睡眠・月経の状況を聞かれます。皮膚科で処方されている外用薬があれば、あわせて伝えてください(自費)。

通う頻度と、院の選び方

肌は入れ替わるまでに時間がかかるため、変化はゆるやかです。はじめの1〜2ヶ月は週1回通う組み立てが一般的です。通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。肌の状態・睡眠・食欲・月経の状況を書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。院は体質面から診てくれるか回数と費用の見通しを先に示してくれるかで選んでください。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「乾燥による肌荒れとかゆみがつらい。体質から整えたい」。皮膚科で受けた診断名、処方されている塗り薬・飲み薬、月経の状況をメモしていくと、初回の問診が早く深くなります。

アトピー性皮膚炎と診断されている方は、皮膚科の治療を続けたうえでご相談ください。 自己判断で塗り薬をやめると、かえって悪化することがあります。感じ方や合う・合わないには個人差があります。顔への施術には内出血が出ることがあり、予定がある時期は避けるのが無難です。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

塗るものを足す話ではありません。

当帰飲子は、冬に乾いてかゆくなる肌に使われてきました。

この証には「血を補う」を軸にした処方が使われてきました。皮膚の症状に対して外から冷やす・抑えるのではなく、足りないものを足す方向の構成になります。

この状態に使われてきた処方

当帰飲子とうきいんし
この証の代表格。乾燥してかゆみが出る、冬に悪化する、高齢の方の乾いた肌荒れに挙がります。
四物湯しもつとう
血を補う処方の土台。顔色の悪さや月経の乱れが重なるときに用いられてきました。
温清飲うんせいいん
血の不足に、赤みやほてりが混じっているときに挙がります。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。種類の幅は広い一方、自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)当帰飲子・四物湯・温清飲はいずれも保険適用のエキス製剤があります。皮膚科で処方されることもあり、塗り薬と併用しながら相談できます。

補う方向の処方は、どのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。肌が入れ替わる時間があるため、短期で判断しないのが一般的です。

当帰飲子・四物湯・温清飲は、いずれも[[地黄|じおう]]を含み、胃にもたれることがあります。 食欲が落ちる・胃が重い・下痢をするといった変化が出たら、我慢して飲み続けず相談先に戻ってください。もともと胃腸が弱い方は、飲み方や処方そのものを調整してもらう必要があります。また当帰飲子・四物湯には当帰とうき川芎せんきゅうが含まれ、妊娠中・妊娠を希望している方は、必ず先にその旨を伝えてください。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「血虚タイプの肌荒れと出た」。皮膚科での診断名と処方薬、月経の状況、食事量と睡眠時間、妊娠・授乳の有無をあわせて伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。同じ肌荒れでも合う処方は体質で変わります。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。黄芩(おうごん)を含む処方(温清飲)では肝障害が知られ、漢方薬による間質性肺炎(発熱・から咳・息切れ)の報告もあります。山梔子(さんしし)を含む処方(温清飲)を長く飲み続けると、腸間膜静脈硬化症という腸の血管の障害が起こることがあります。全国調査(222例)では服用5年以上が92.6%を占め、20.8%が最終的に手術に至っていました。長期の連用は避け、定期的に見直してください。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

血虚という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

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相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「つくって、奪わない」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、洗浄力の強い洗顔と長風呂をやめることから。この証では、足すより奪わないほうが先に響きます。

食べ物・飲み物

血の材料を、毎日入れる

血は食べたものからつくられます。量を減らしすぎないこと自体が、この証の養生になります。

  • とりたい黒ごま・黒豆・なつめ・くこの実・ほうれん草・にんじん・レバー・卵・鶏肉・白きくらげ
  • 控えたい極端な食事制限・欠食・カフェインのとりすぎ・冷たいものばかりの食事
生活リズム

眠って、奪わない

血は夜つくられ、乾燥は環境で決まります。睡眠と湿度、この2つが土台になります。

  • やりたい23時までに布団へ/湯船はぬるめに10分/入浴後すぐ保湿/室内を加湿する
  • 控えたい熱いお風呂・長風呂/ゴシゴシ洗う/夜更かし/画面を見続けること
ツボ

足元から、血をつくる

血をつくり巡らせるとされるツボです。じんわり温める使い方が向きます。

  • この証に血海けっかい(膝の内側)・三陰交さんいんこう(内くるぶしの上)・足三里あしさんり(膝の下)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

血とうるおいを補う処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に当帰飲子とうきいんし四物湯しもつとう温清飲うんせいいん
処方ごとの解説を見る →
04

この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの肌が入れ替わるには時間がかかります。その日のうちに変わるものではありません。まず1ヶ月、睡眠と洗い方を見直して「かさつき・かゆみ・つっぱり感」が動くかを観察してみてください。写真で記録しておくと、変化が分かりやすくなります。
こんなときは、まず医療機関へ急に広がる発疹/強い痛みをともなう/水ぶくれができる/発熱をともなう。このいずれかがあるときは、東洋医学より先に皮膚科(状況によっては救急外来)を受診してください。 体の片側に帯状に出る痛みと水ぶくれは帯状疱疹たいじょうほうしん、赤く熱をもって腫れが広がり熱が出るのは蜂窩織炎ほうかしきえん、新しい薬を飲みはじめてからの発疹は薬疹の可能性があります。いずれも早く手を打つほど経過がよく、とくに帯状疱疹は発疹が出てから72時間以内に治療を始めるのが目安とされています。粘膜(口・目・陰部)まで荒れる、皮膚がめくれるといった場合は、重い薬疹のことがあり緊急です。また、乾燥とかゆみが長く続く場合、甲状腺の病気・糖尿病・腎臓の病気・貧血が背景にあることがあります。 体重の変化、強い倦怠感、のどの渇きをともなうときは、内科で血液検査を受けてください。また、にきび跡やアトピー性皮膚炎は、皮膚科の治療で状態が変わる領域です。 保険診療で使える外用薬・内服薬があり、どちらも早く治療を始めることがすすめられています。「体質だから」と我慢したり、東洋医学だけで粘ったりせず、まず皮膚科にかかったうえで、鍼灸や漢方を並行して考えるのが安全です。標準治療を受けている方は、続けながらご相談ください。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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もうひとつの可能性も、読んでみませんか

今回の結果では血熱けつねつも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

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