RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 動悸。東洋医学で調べると、こう考えられます
= 心を動かす力が細り、鼓動が不安定になっている状態
心臓を動かし続ける力(気)が目減りし、少し動いただけで鼓動が乱れる——階段や坂道で息が上がり、そのまま胸がドキドキして落ち着かない状態と考えられます。

東洋医学では、心臓を動かし血をめぐらせる原動力を「気」と呼びます。気は一日中はたらき続けるもので、消耗すればポンプの出力そのものが落ちると考えます。
あなたは、その気が足りない状態。動いたときに動悸が強まる・少し動くと息切れする・じっとしていると落ち着くのがこの証の目印です。冷えが強く出て、手足が冷たい・寒がり・顔色が白いが重なると「心陽虚」と呼ばれ、より温める方向が必要になります。
拍動を支えるのは「心」の気。その気が細り、鼓動を一定に保てなくなった状態を 心気虚 と呼びます。
心気虚の人に、よくあらわれるサイン
下にあげたのは、心気虚(しんききょ)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの動悸がこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。
多くは、気を「使いすぎた」か「回復できていない」かのどちらかです。
検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。
いま取れる方法は2つ。あなたの証(心気虚)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。ただし先に循環器内科で心電図を受けてからにしてください。
鍼灸ではこれを高ぶりではなく、支える力の不足として読みます。

この証の動悸は「高ぶっている」のではなく「支える力が足りていない」タイプ。鍼灸では、気をつくる胃腸のはたらきを助け、温めながら心の負担を減らす方向で組み立てます。強い刺激で流すのではなく、補って支える発想です。なお、動悸について鍼灸の系統的レビューは見当たりません。まず心臓の検査を受けることが先で、ここに書くのは「効くという根拠」ではなく、東洋医学が動悸をどう読むかという考え方です。
補う方向のため、変化はゆるやかです。はじめの1〜2ヶ月は週1回通う組み立てが一般的です。通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。動悸そのもの・日中の疲れ方・息切れの出やすさを書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。院は心電図の結果を持参して相談できるか、体力の状態をふまえて刺激量を調整してくれるかで選んでください。
予約時に、こう伝えるとスムーズ「動くと動悸と息切れが出る。循環器内科では心電図を受けている」。受診の有無と結果、飲んでいる薬は必ず先に伝えてください。まだ受診していない場合は、その旨も伝えてください。
動悸は、心臓の病気が背景にあることがあります。まず循環器内科で心電図を受け、原因を確かめてから施術を検討してください。 感じ方や合う・合わないには個人差があります。施術中に胸の苦しさが出た場合は、我慢せずその場で伝えてください。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ、一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。
炙甘草湯。動悸の話で古くから挙がってきた処方です。

鍼灸が外から気の流れに手を入れるのに対して、漢方は毎日飲むことで足りていない力そのものを補う考え方です。この証には「気を補う」と「温める」を組み合わせた処方が使われてきました。
補う方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。
動悸に対して漢方を使う場合、心臓の薬(抗不整脈薬・利尿薬など)との併用は必ず医師の確認が必要です。甘草を含む処方は、むくみや血圧の上昇が出ることがあり、長く飲むときは定期的な確認が要ります。
相談時に、こう伝えるとスムーズ「心気虚・心陽虚タイプの動悸と出た」。あわせて、心電図など受けた検査の結果、いま飲んでいる薬とサプリ、持病、妊娠・授乳の有無を必ず伝えてください。
ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。同じ動悸でも合う処方は体質で変わります。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。炙甘草湯は、甘草を主薬とする処方です。なお、麻黄(まおう)を含む処方(葛根湯・小青竜湯など)は、副作用として動悸を起こすことがあります。風邪や鼻炎で処方されているものがあれば、あわせて伝えてください。附子(ぶし)を含む処方(真武湯)は、劇薬に区分される生薬を使います。舌や口のしびれ、動悸、のぼせは中止・受診のサインです。自己判断で量を増やしたり、附子を含む処方を重ねたりしないでください。妊娠中は避けるのが原則です。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。
心気虚という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。
キーワードは「補って、温めて、無理をしない」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、動悸が出た動きの手前で止めることから。
食べ物・飲み物消化に負担をかけず、つくる力を助ける食べ方が向きます。よく噛み、温かいものを。
生活リズムこの証で足りないのは回復そのもの。運動は「動悸が出ない範囲」を上限にします。
※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。
もうひとつの可能性も、読んでみませんか
今回の結果では心血虚も候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。