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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 動悸。東洋医学で調べると、こう考えられます

心気虚しんききょ心陽虚しんようきょ

心を動かす力が細り、鼓動が不安定になっている状態

心臓を動かし続ける力(気)が目減りし、少し動いただけで鼓動が乱れる——階段や坂道で息が上がり、そのまま胸がドキドキして落ち着かない状態と考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで心を動かす力(気)が不足し、鼓動を一定に保てなくなっている状態です。
からだの状態心気虚しんききょ ── エネルギー不足が、そのまま拍動の不安定さに出ています。
特徴的なサイン動くと動悸が強まる少し動くと息切れ疲れやすい・だるい汗をかきやすい
整える方向気を補い、温めて、拍動を支える。
01

いま、からだで起きていること

東洋医学では、心臓を動かし血をめぐらせる原動力を「」と呼びます。気は一日中はたらき続けるもので、消耗すればポンプの出力そのものが落ちると考えます。

あなたは、その気が足りない状態。動いたときに動悸が強まる・少し動くと息切れする・じっとしていると落ち着くのがこの証の目印です。冷えが強く出て、手足が冷たい・寒がり・顔色が白いが重なると「心陽虚」と呼ばれ、より温める方向が必要になります。

拍動を支えるのは「しん」の気。その気が細り、鼓動を一定に保てなくなった状態を 心気虚しんききょ と呼びます。

心気虚の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、心気虚しんききょ)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの動悸がこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

動くと動悸が強まり、休むとおさまる少し動くと息切れする疲れやすい・気力がわかないじっとしていても汗が出る顔色が白い・つやがない手足が冷たい・寒がり声が小さい・話すのがおっくう舌の色が淡く、ふくらんでいる
02

なぜ、この状態に傾くのか

多くは、気を「使いすぎた」か「回復できていない」かのどちらかです。

  1. 01長く続いた過労・睡眠不足気は休んでいる間に補われます。回復の時間を取らずに走り続けると、拍動を支える分まで削られていきます。
  2. 02大きな病気・手術・出産のあと気を一度に消耗した後は、心の力が戻りきらないままこの状態に傾きやすくなります。
  3. 03冷たいものの取りすぎ・体の冷え内側から冷やし続けると温める力(陽)が細り、動悸に冷えや息切れが重なりやすくなります。
  4. 04加齢による体力の低下年齢とともに気は目減りします。以前と同じ動き方で動悸が出るなら、その変化のサインです。
  5. 05急激なダイエット・食が細い気は食べたものからつくられます。材料が入らなければ、つくれる量そのものが減ります。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(心気虚しんききょ)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。ただし先に循環器内科で心電図を受けてからにしてください。

01鍼灸院で施術を受ける

階段で息が上がってから、胸が鳴りはじめる。

鍼灸ではこれを高ぶりではなく、支える力の不足として読みます。

この証の動悸は「高ぶっている」のではなく「支える力が足りていない」タイプ。鍼灸では、気をつくる胃腸のはたらきを助け、温めながら心の負担を減らす方向で組み立てます。強い刺激で流すのではなく、補って支える発想です。なお、動悸について鍼灸の系統的レビューは見当たりません。まず心臓の検査を受けることが先で、ここに書くのは「効くという根拠」ではなく、東洋医学が動悸をどう読むかという考え方です。

施術では、こんなことをします

  • 胸と背中、そして足を使う内関ないかん(手首の内側)・膻中だんちゅう(胸の中央)・心兪しんゆ(背中)に、気を補う足三里あしさんり気海きかいを組み合わせる構成が中心です。
  • 灸を併用することが多い冷えと消耗が背景にあるため、温めるお灸が使われやすい証です。熱がこもる痰火擾心とは方針が逆になります。
  • 1回40〜60分/5,000〜8,000円前後刺激量は控えめに組まれます。施術後に反動のだるさが出ることがあるため、予定を詰めない日に受けるのが無難です(自費)。

通う頻度と、院の選び方

補う方向のため、変化はゆるやかです。はじめの1〜2ヶ月は週1回通う組み立てが一般的です。通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。動悸そのもの・日中の疲れ方・息切れの出やすさを書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。院は心電図の結果を持参して相談できるか体力の状態をふまえて刺激量を調整してくれるかで選んでください。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「動くと動悸と息切れが出る。循環器内科では心電図を受けている」。受診の有無と結果、飲んでいる薬は必ず先に伝えてください。まだ受診していない場合は、その旨も伝えてください。

動悸は、心臓の病気が背景にあることがあります。まず循環器内科で心電図を受け、原因を確かめてから施術を検討してください。 感じ方や合う・合わないには個人差があります。施術中に胸の苦しさが出た場合は、我慢せずその場で伝えてください。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

別名は「復脈湯」。脈を復す、という名前です。

炙甘草湯。動悸の話で古くから挙がってきた処方です。

鍼灸が外から気の流れに手を入れるのに対して、漢方は毎日飲むことで足りていない力そのものを補う考え方です。この証には「気を補う」と「温める」を組み合わせた処方が使われてきました。

この状態に使われてきた処方

炙甘草湯しゃかんぞうとう
この証の代表格。動悸・息切れ・脈の乱れ・疲れやすさが重なるときに挙がる処方とされます。
苓桂朮甘湯りょうけいじゅつかんとう
動悸にめまい・立ちくらみ・胸のつかえ感をともなうときに用いられてきました。
真武湯しんぶとう
冷えが強く、むくみやだるさをともなう「心陽虚」寄りの状態に使われてきました。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。種類の幅は広い一方、自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)炙甘草湯・苓桂朮甘湯・真武湯はいずれも保険適用のエキス製剤があります。心臓の薬を飲んでいる方は、必ず医師側で相談してください。

補う方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。

動悸に対して漢方を使う場合、心臓の薬(抗不整脈薬・利尿薬など)との併用は必ず医師の確認が必要です。甘草を含む処方は、むくみや血圧の上昇が出ることがあり、長く飲むときは定期的な確認が要ります。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「心気虚・心陽虚タイプの動悸と出た」。あわせて、心電図など受けた検査の結果、いま飲んでいる薬とサプリ、持病、妊娠・授乳の有無を必ず伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。同じ動悸でも合う処方は体質で変わります。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。炙甘草湯は、甘草を主薬とする処方です。なお、麻黄(まおう)を含む処方(葛根湯・小青竜湯など)は、副作用として動悸を起こすことがあります。風邪や鼻炎で処方されているものがあれば、あわせて伝えてください。附子(ぶし)を含む処方(真武湯)は、劇薬に区分される生薬を使います。舌や口のしびれ、動悸、のぼせは中止・受診のサインです。自己判断で量を増やしたり、附子を含む処方を重ねたりしないでください。妊娠中は避けるのが原則です。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

心気虚という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

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相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「補って、温めて、無理をしない」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、動悸が出た動きの手前で止めることから。

食べ物・飲み物

気の材料を、温かい形で入れる

消化に負担をかけず、つくる力を助ける食べ方が向きます。よく噛み、温かいものを。

  • とりたい米・かぼちゃ・いも類・なつめ・鶏肉・卵・しょうが・シナモン・温かいスープ
  • 控えたい冷たい飲みもの・カフェイン(動悸を強めます)・お酒・エナジードリンク・欠食
生活リズム

息が上がる手前で、止める

この証で足りないのは回復そのもの。運動は「動悸が出ない範囲」を上限にします。

  • やりたい平地の散歩を10〜20分/昼に15分横になる/23時までに布団へ/腹まわりと足首を温める
  • 控えたい息が切れるまでの運動・急な階段の駆け上がり・徹夜・長時間の入浴でののぼせ
ツボ

手首と胸から、拍動を支える

気を補うとされるツボです。強く押さず、じんわり温める使い方が向きます。

  • この証に内関ないかん(手首の内側)・膻中だんちゅう(胸の中央)・足三里あしさんり(膝の下)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

気を補い体を温める処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に炙甘草湯しゃかんぞうとう苓桂朮甘湯りょうけいじゅつかんとう真武湯しんぶとう
処方ごとの解説を見る →
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この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの補う方向のため、時間がかかります。まず2週間、食事と休息を見直して「日中の疲れ方・息切れの出やすさ・動悸が出る場面の数」が動くかを観察してみてください。ただし動悸そのものが強まる・回数が増える場合は、様子を見ずに受診してください。
こんなときは、まず医療機関へ動悸は、心臓の病気のサインであることがあります。この証にあてはまる方も、まず循環器内科で心電図を受けてください。 次のいずれかに当てはまる場合は、東洋医学より先に、その日のうちに救急を受診してください。①胸の痛みや強い圧迫感、締めつけられる感じをともなう ②失神した・目の前が暗くなる・意識が遠のく ③脈が飛ぶ、あるいは極端に速い・遅い状態が続く ④息切れがひどく、横になると苦しい ⑤冷や汗や吐き気をともなう。 狭心症・心筋梗塞・不整脈(心房細動など)の可能性があります。また、体重が減る・汗をかきやすい・手がふるえるをともなう動悸は甲状腺機能亢進症、立ちくらみ・顔色の白さ・強いだるさをともなう動悸は貧血が背景にあることがあり、いずれも血液検査で分かります。標準治療を受けている方は、続けながらご相談ください。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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もうひとつの可能性も、読んでみませんか

今回の結果では心血虚しんけっきょも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

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