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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 動悸。東洋医学で調べると、こう考えられます

心血虚しんけっきょ心脾両虚しんぴりょうきょ

心を養う血が足りず、落ち着かなくなっている状態

心をなだめる材料である「血」が不足し、拍動が落ち着かない——夜や、ふと静かになった瞬間に胸がドキドキして、不安まで一緒に湧いてくる状態と考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで血が不足して心を養えなくなり、鼓動が落ち着かなくなっている状態です。
からだの状態心脾両虚しんぴりょうきょ ── つくる力(脾)の低下と、養う材料(血)の不足が重なっています。
特徴的なサイン静かなときに動悸を感じる眠りが浅い・夢が多い立ちくらみ顔色が白い
整える方向血を補い、心を養って落ち着かせる。
01

いま、からだで起きていること

東洋医学では、心は「」に養われてはじめて落ち着くと考えます。血は栄養であると同時に、心を静める“おもり”のような役割を持つという見立てです。

あなたは、そのおもりが足りない状態。日中は紛れていても、夜や横になったとき、静かになった瞬間に動悸を感じるのがこの証の目印です。眠りが浅い・夢が多い・物忘れ・立ちくらみが一緒に出やすく、動悸に不安感がくっついてくるのも特徴です。

考えすぎは「」を弱らせ、血をつくれなくします。養われなくなった「しん」が落ち着きを失う。これを 心脾両虚しんぴりょうきょ と呼びます。

心血虚の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、心血虚しんけっきょ)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの動悸がこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

静かなとき・夜に動悸を感じる眠りが浅い・夢が多い不安になりやすい・驚きやすい立ちくらみ・めまい顔色が白い、爪や唇の色が薄い物忘れ・集中が続かない食が細い・疲れやすい舌の色が淡い
02

なぜ、この状態に傾くのか

多くは、血を「失った」か「つくれていない」かのどちらかです。

  1. 01月経量が多い・慢性の出血血そのものが失われる状態が続くと、心を養う分まで回らなくなります。女性にこの証が多い、最大の理由です。
  2. 02考えごと・気疲れ東洋医学では「思い悩むこと」が消化を担う脾を弱らせ、血をつくれなくすると考えます。
  3. 03食が細い・欠食・極端なダイエット血は食べたものからつくられます。材料が入ってこなければ、つくりようがありません。
  4. 04出産・大きな病気のあと血を一度に消耗した後は、この状態に傾きやすくなります。産後の動悸はここに含まれます。
  5. 05睡眠不足の慢性化血は夜、体を休めている間に養われます。夜ふかしが続くと補充が追いつきません。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(心血虚しんけっきょ)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。ただし先に循環器内科で心電図を、あわせて血液検査で貧血の有無を確かめてください。

01鍼灸院で施術を受ける

静かになった瞬間に、気づいてしまう。

施術者は手首の神門とともに、背中の脾兪を使います。

この証の動悸は「材料不足で心が落ち着けない」タイプ。鍼灸では、消化吸収を担う脾胃を助けて血をつくれる状態に戻し、そのうえで心を鎮める、という順番で組み立てます。心気虚が“力”の不足なら、こちらは“中身”の不足です。なお、動悸について鍼灸の系統的レビューは見当たりません。まず心臓の検査を受けることが先で、ここに書くのは「効くという根拠」ではなく、東洋医学が動悸をどう読むかという考え方です。

施術では、こんなことをします

  • お腹・背中と、手首のツボを組み合わせる脾兪ひゆ中脘ちゅうかん足三里あしさんりで血をつくる側を助け、神門しんもん内関ないかんで心を鎮めます。
  • 灸を併用し、刺激は弱めに消耗が背景にあるため温めるお灸が入りやすく、鍼の本数も絞られます。強い刺激はかえって疲れが出ます。
  • 1回40〜60分/5,000〜8,000円前後月経の状態や食事の内容を細かく聞かれることが多い証です(自費)。

通う頻度と、院の選び方

消耗を戻す方向のため、変化はゆるやかです。はじめの1〜2ヶ月は週1回通う組み立てが一般的です。通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。動悸・眠りの深さ・立ちくらみ・食欲を書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。院は婦人科領域もあわせて診てくれるか刺激量を調整してくれるかで選んでください。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「夜や静かなときに動悸がして、眠りも浅い。立ちくらみもある」。月経の量と周期、血液検査で貧血を指摘されたことがあるかも、あわせて伝えてください。

動悸は、心臓の病気や貧血が背景にあることがあります。まず循環器内科で心電図を、あわせて血液検査を受けてから施術を検討してください。 感じ方や合う・合わないには個人差があります。施術後に強いだるさが続く場合は、続けずに院へご相談ください。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

動悸と不安を、ひとまとめに語ってきた処方です。

帰脾湯・加味帰脾湯。血を足す側から組まれています。

この証には「気を補う」「血を補う」「心を落ち着ける」を組み合わせた処方が使われてきました。余分を捌くのではなく足す方向なので、体力が落ちている方でも比較的続けやすいとされます。

この状態に使われてきた処方

帰脾湯きひとう
この証の代表格。動悸・眠りの浅さ・疲れやすさ・食の細さが重なるときに挙がります。
加味帰脾湯かみきひとう
上に加えて、気分の落ち込みやほてり感、不安の強さをともなう場合に。
人参養栄湯にんじんようえいとう
病後や産後など、気血の消耗が大きく、体力そのものが落ちているときに。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。種類の幅は広い一方、自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)帰脾湯・加味帰脾湯・人参養栄湯はいずれも保険適用のエキス製剤があります。貧血がある場合は、鉄剤など西洋薬の治療が先になることもあります。

補う方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「心血虚・心脾両虚タイプの動悸と出た」。あわせて、月経の量と周期、食欲・便通、健診で貧血を指摘されたことがあるか、いま飲んでいる薬を伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。山梔子(さんしし)を含む処方(加味帰脾湯)を長く飲み続けると、腸間膜静脈硬化症という腸の血管の障害が起こることがあります。全国調査(222例)では服用5年以上が92.6%を占め、20.8%が最終的に手術に至っていました。長期の連用は避け、定期的に見直してください。なお、麻黄(まおう)を含む処方(葛根湯・小青竜湯など)は、副作用として動悸を起こすことがあります。風邪や鼻炎で処方されているものがあれば、あわせて伝えてください。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

心血虚という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

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相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「つくって、ためる」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、朝ごはんを抜かず、たんぱく質を一品足すことから。

食べ物・飲み物

血の材料を、毎食入れる

血は食べたものからつくられます。色の濃い食材とたんぱく質を、温かい形で。

  • とりたいレバー・赤身の肉・卵・黒豆・ほうれん草・にんじん・なつめ・黒ごま・ぶどう
  • 控えたい欠食・麺やパンだけの食事・濃いお茶やコーヒー(食事の直後)・冷たい飲みもの
生活リズム

血が戻る時間を、守る

血は夜、横になっている間に養われます。眠りを削らないことがそのまま養生です。

  • やりたい23時までに布団へ/昼に15〜20分横になる/目を休める時間をつくる/散歩程度の運動
  • 控えたい夜ふかし・寝床でのスマホ・長時間の画面作業・急に立ち上がる動作
ツボ

手首から、心を静める

心を鎮め、血をつくる側を助けるとされるツボです。息を吐きながらゆっくり押します。

  • この証に神門しんもん(手首の小指側)・内関ないかん(手首の内側)・三陰交さんいんこう(内くるぶしの上)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

気血を補い心を養う処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に帰脾湯きひとう加味帰脾湯かみきひとう人参養栄湯にんじんようえいとう
処方ごとの解説を見る →
04

この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの血を補う方向のため、時間がかかります。まず2週間、食事と睡眠を見直して「立ちくらみ・眠りの深さ・日中の疲れ方」が動くかを観察してみてください。動悸の回数が増える、強くなるといった変化があれば、様子を見ずに受診してください。
こんなときは、まず医療機関へ動悸は、心臓の病気のサインであることがあります。この証にあてはまる方も、まず循環器内科で心電図を受けてください。 次のいずれかに当てはまる場合は、東洋医学より先に、その日のうちに救急を受診してください。①胸の痛みや圧迫感をともなう ②失神した・目の前が暗くなる ③脈が飛ぶ、極端に速い・遅い状態が続く ④息切れがひどく、じっとしていても続く。 不整脈・狭心症・心筋梗塞の可能性があります。この証はとくに貧血との見分けが重要です。 顔色の白さ・立ちくらみ・強いだるさをともなう動悸は、鉄欠乏性貧血で起こることが多く、血液検査ですぐに分かります。背景に消化管からの出血や、婦人科の病気が隠れていることもあるため、原因を確かめずに養生だけで済ませないでください。甲状腺機能亢進症でも動悸は起こります。標準治療を受けている方は、続けながらご相談ください。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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もうひとつの可能性も、読んでみませんか

今回の結果では心陰虚しんいんきょも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

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