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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 更年期の不調。東洋医学で調べると、こう考えられます

腎陰虚じんいんきょ陰虚内熱いんきょないねつ

潤いの土台が減り、熱が上へ抜けていく状態

体を潤し冷ます力(陰)が年齢とともに目減りし、抑えきれなくなった熱が上半身へのぼっている——顔だけが急に熱くなり、汗が噴き出し、夜も休まらない状態と考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことでうるおい(陰)の土台が減り、こもった熱が上へのぼっている状態です。
からだの状態陰虚内熱いんきょないねつ ── 冷ますブレーキが弱く、熱が上半身に集まっています。
特徴的なサイン顔のほてり・のぼせ急に汗が噴き出す寝汗・寝つけない口やのどの渇き
整える方向うるおいを補い、のぼった熱を冷ます。
01

いま、からだで起きていること

東洋医学では、成長・生殖・老化のすべてを支える土台を「」と呼びます。腎に蓄えられた力は一生のうちで満ちて減っていくもので、四十代後半から五十代にかけて目減りしていく時期が、ちょうど更年期にあたると考えます。不調は異常ではなく、土台が入れ替わる過渡期に出るもの、という見方です。

あなたは、その腎のうち「潤し冷ます側(陰)」が先に減った状態。冷ますブレーキが弱いため、顔だけが急に熱くなる・汗が噴き出す・夜になると寝汗で目が覚めるという形で、熱が上へ抜けていきます。上は熱いのに手足や腰から下は冷えている、というちぐはぐさが出るのもこの証の特徴です。

うるおいの源である「じん」の陰が減り、熱を抑えるものがなくなる。この状態を 腎陰虚じんいんきょ と呼びます。

腎陰虚の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、腎陰虚じんいんきょ)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの更年期の不調がこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

顔のほてり・のぼせ急に汗が噴き出す(ホットフラッシュ)寝汗寝つけない・夜中に目が覚める口やのどの渇き手のひら・足裏がほてるめまい・耳鳴り腰やひざのだるさ舌が赤めで、苔が少ない
02

なぜ、この状態に傾くのか

加齢による目減りが土台にありますが、そこに重なる要因で出方が変わります。

  1. 01閉経前後のホルモンの変動東洋医学ではこれを「腎の陰が減る時期」ととらえます。誰にでも起こる変化ですが、減り方が急なほど症状として表に出やすくなります。
  2. 02夜更かし・睡眠不足うるおいは主に夜、体を休めている間につくられます。眠らない時間が長いほど、土台が削られていきます。
  3. 03働きすぎ・長く続く緊張心身の緊張は体の中に熱を生み、その熱が残り少ないうるおいを乾かしていきます。
  4. 04辛い物・アルコール・カフェイン体を温めて乾かす飲食は、のぼせと寝汗をそのまま強めます。この証でいちばん影響が出やすい要因です。
  5. 05手術や治療でホルモンが急に変わったとき子宮や卵巣の手術後、あるいは薬の影響で急激に変化した場合は、症状が強く出やすいと考えます。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(腎陰虚じんいんきょ)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。婦人科での相談と、どちらか一方を選ぶ必要はありません。

01鍼灸院で施術を受ける

顔は熱いのに、足は冷えている。

鍼灸師が使うのは、その冷えている側の内くるぶしです。

この証のつらさは、熱が多いことよりも熱を抑えるうるおいが足りないことから来ています。鍼灸では、上に集まった熱を下半身へ引き戻して、その日の楽さをつくりながら、同時に土台を補う方向で組み立てます。なお、更年期のほてりについては、偽の鍼と差がなく、ホルモン補充療法より劣ったという系統的レビューがあります。医療の代わりになるものではありません。体質の側から整える選択肢のひとつとして考えてください。

施術では、こんなことをします

  • 足元と腰のツボが主役になる太渓たいけい(内くるぶしの後ろ)・三陰交さんいんこう照海しょうかいなど、腎に関わるとされる下半身のツボが中心です。のぼせているからと頭ばかり施術するイメージとは違います。
  • 灸は控えめ、または使わない熱がこもった状態のため、温める施術は最小限に組まれることが多くなります。腎陽虚(冷えが主役のタイプ)とは方針がちょうど逆になります。
  • 1回40〜60分/5,000〜8,000円前後月経の状況・のぼせの回数・睡眠を聞き、脈や舌を診てから施術に入る院が多く見られます(自費)。

通う頻度と、院の選び方

はじめの1〜2ヶ月は週1回ほど、落ち着いたら間隔をあけていくのが一般的。通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。ほてりの回数・寝汗の量・寝つくまでの時間を書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。院は問診に時間をかけてくれるか回数と費用の見通しを先に示してくれるかで選ぶと、通い始めてからのズレが減ります。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「更年期のほてりと寝汗がつらい。体質から整えたい」。最終月経の時期、ほてりが起きる回数と時間帯、婦人科で受けた検査の結果、飲んでいる薬をメモしていくと、初回の問診が早く深くなります。

不正出血がある方、閉経後に出血があった方は、鍼灸より先に婦人科を受診してください。 出血の原因は症状からは見分けられません。感じ方や合う・合わないには個人差があります。施術後に強い痛みやだるさが続く場合は、続けずに院へご相談ください。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

ホルモンを補う薬ではありません。

婦人科でHRTの話が出ているなら、並べて相談できます。

鍼灸が外から熱の偏りに手を入れるのに対して、漢方は毎日飲むことで足りていない材料(陰)そのものを補う考え方です。この証には「腎のうるおいを補う」処方が、古くから使われてきました。

この状態に使われてきた処方

六味丸ろくみがん
腎のうるおいを補う処方の土台。ほてり・口の渇き・腰やひざのだるさが重なるとき。
知柏地黄丸ちばくじおうがん
上に、熱を冷ます生薬を加えた構成。のぼせや寝汗が強く出ているときに挙がります。
杞菊地黄丸こぎくじおうがん
目のかすみ・疲れ目・めまいが前に出ているときに用いられてきました。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。種類の幅は広い一方、自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)六味丸には保険適用のエキス製剤があります。婦人科でも扱われ、ホルモン補充療法(HRT)と並べて相談できるのが利点です。

土台を補う方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。

ここに挙げた処方はいずれも[[地黄|じおう]]を含み、胃にもたれることがあります。 食欲が落ちる・胃が重い・下痢をするといった変化が出たら、我慢して飲み続けず相談先に戻ってください。もともと胃腸が弱い方は、飲み方や処方そのものを調整してもらう必要があります。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「腎陰虚・陰虚内熱タイプの更年期の不調と出た」。あわせて、最終月経の時期、不正出血の有無、いま飲んでいる薬とサプリ、持病、婦人科でHRTの話が出ているかどうかを必ず伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。同じ更年期の不調でも合う処方は体質で変わります。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

腎陰虚という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

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相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「うるおいを補い、のぼった熱を下ろす」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、夜のアルコールを控えることから。この証では寝汗にいちばん響きます。

食べ物・飲み物

うるおいを、口から補う

体の水分そのものが足りていない状態です。白い食材・ねばりのある食材が向くとされます。

  • とりたい白きくらげ・山いも・ゆり根・豆腐・梨・黒ごま・黒豆・くこの実
  • 控えたいお酒(とくに夜)・唐辛子・カフェイン(夕方以降)・脂っこい揚げ物・熱い飲みもの
生活リズム

熱を、夜のうちに下げる

うるおいは眠っている間につくられます。ほてりで眠れない悪循環を、先に断ちます。

  • やりたい湯船はぬるめ(38〜40℃)に10分/寝室を少し涼しく・吸湿性のよい寝具に/できれば23時までに布団へ
  • 控えたい熱いお風呂やサウナ・寝る直前の激しい運動・寝床でのスマホ・夜更かし
ツボ

足元から、のぼった熱を戻す

腎に関わるとされるツボです。強く押さず、息を吐きながらゆっくり圧をかけます。

  • この証に太渓たいけい(内くるぶしの後ろ)・三陰交さんいんこう(内くるぶしの上)・照海しょうかい(内くるぶしの下)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

うるおいを補い熱を鎮める処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に六味丸ろくみがん知柏地黄丸ちばくじおうがん杞菊地黄丸こぎくじおうがん
処方ごとの解説を見る →
04

この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの土台を補う方向のため、その日のうちに変わるものではありません。まず1ヶ月、夜の過ごし方と飲みものを見直して「ほてりの回数・寝汗の量・眠りの深さ」が動くかを記録してみてください。更年期は数年かけて通り過ぎる時期でもあり、記録があると変化が見えやすくなります。
こんなときは、まず医療機関へ閉経前後の不正出血、月経とは別のタイミングでの出血、量が急に増えた出血、そして閉経したあとの出血は、必ず婦人科で確認してください。 「更年期だから乱れているだけ」で片づけてよいものと、子宮体がんや子宮筋腫のように調べないと分からないものが、症状だけでは見分けられません。日本産科婦人科学会も「更年期障害の多彩な症状の陰に、何か深刻な病気が潜んでいないか、確認しておくことは大切です」と述べ、産婦人科だけでなく内科などでの確認をすすめています。 動悸・発汗・体重の増減・強い倦怠感・気分の変動は、甲状腺機能の異常でも同じように起こります。まだ血液検査を受けていなければ、内科か婦人科で一度、甲状腺と貧血の項目を含めて調べてもらってください。ほてりや発汗が日常生活に支障が出るほど強いとき、我慢を前提にする必要はありません。また、更年期の不調にはホルモン補充療法(HRT)や、婦人科で処方される薬という選択肢があります。 東洋医学だけに閉じ込める必要はまったくありません。婦人科で相談したうえで、鍼灸や漢方を組み合わせている方も多くいます。気分の落ち込みが強く、何も手につかない・涙が止まらない・消えてしまいたいと感じる日があるときは、東洋医学より先に心療内科・精神科へご相談ください。 更年期の時期はうつ病が重なりやすいことが知られており、そちらの治療が要る状態を養生で粘るのは危険です。標準治療を受けている方は、続けながらご相談ください。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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今回の結果では腎陽虚じんようきょも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

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