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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 腰痛。東洋医学で調べると、こう考えられます

湿熱蘊結しつねつうんけつ湿熱腰痛しつねつようつう

こもった湿りと熱が、腰に熱っぽい重さを起こしている状態

捌ききれなかった湿りに熱が加わり、腰の下のほうにこもっている——じっとしているより少し動いたほうが楽で、暑い時期や飲酒のあとに強くなる腰痛と考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで湿りと熱が腰から下にこもり、重く熱っぽい痛みを起こしている状態です。
からだの状態湿熱下注しつねつかちゅう ── 余分な湿りに熱が加わり、下半身にたまっています。
特徴的なサイン腰が重く熱っぽい暑い時期・雨の日に悪化少し動くと楽になる尿が濃い
整える方向熱を冷まし、湿を尿から抜く。
01

いま、からだで起きていること

東洋医学では、捌ききれなかった水分(湿)に熱が加わったものを「湿熱」と呼びます。重く粘る湿は下へ落ちやすいため、腰から下に居座りやすいと考えます。

この証では、腰が重いだけでなく、患部に熱をもったような感じがあります。動きはじめは痛むのに、少し動いていると軽くなる、暑い時期や湿度の高い日、お酒を飲んだ翌日に強くなる、尿が濃く量が少ない——このあたりが、冷えが主役の寒湿タイプとの分かれ目です。

湿りと熱が結びつき、下半身にとどまる。腰に熱っぽい重さを残すこの状態を 湿熱蘊結しつねつうんけつ と呼びます。

湿熱蘊結の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、湿熱蘊結しつねつうんけつ)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの腰痛がこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

腰が重く、熱をもった感じがある暑い日・湿度の高い日に悪化する動きはじめは痛み、動くとやや楽になる尿が濃い・回数が少ない口が苦い・口がねばる汗をかきやすく、汗がべたつく便がすっきり出ない・においが強い舌に黄色くべたつく苔
02

なぜ、この状態に傾くのか

多くは、体に熱と湿を足し続ける生活から。心当たりはありませんか。

  1. 01お酒・脂っこいもの・甘いもの捌ききれずに残った分が湿となり、そこに熱がこもります。この証でいちばん影響が出やすい要因です。
  2. 02高温多湿の季節・環境梅雨から夏、厨房や浴場など蒸れる環境では、この状態が強く出ることがあります。
  3. 03運動不足と座りっぱなし動かさないと湿は下にたまったままになり、そこに熱がこもりやすくなります。
  4. 04寒湿の腰痛を長くこじらせた冷えと湿りが長引くうちに熱に転じることがあり、途中で性質が入れ替わる場合があります。
  5. 05尿路や骨盤内の炎症をくり返している東洋医学では下半身の炎症と湿熱を近い状態としてとらえます。くり返す場合は、まず泌尿器科・婦人科での確認が先です。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(湿熱蘊結しつねつうんけつ)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。

01鍼灸院で施術を受ける

温めても楽にならないなら、そう伝えてください。

腰を温める施術を控え、膝から下で水はけを助けるツボを使います。

この証の腰痛は、足りないから痛むのではなく、余分な湿りと熱がたまって腰を重くしているタイプ。鍼灸では、下半身にたまったものを尿や汗として捌く方向で組み立てます。よかれと思って温め続けると、かえって重くなることがある証です。なお、腰痛は鍼灸の研究の蓄積が比較的ある領域で、海外の診療ガイドラインでも選択肢として触れられてきました。一方で、偽の鍼と比べた差は小さいという報告もあります。

施術では、こんなことをします

  • 灸や強い温熱は控えめに組まれる熱の要素が前に出ているため、腰を温める施術は最小限にするか使わない組み立てが多くなります。寒湿の腰痛とは方針がちょうど逆です。
  • 膝から下のツボで湿を抜く陰陵泉いんりょうせん(すねの内側)・三陰交さんいんこう委中いちゅう(膝の裏)など、水はけを助けるとされるツボが中心になります。
  • 1回40〜60分/5,000〜8,000円前後飲酒量・尿の状態・食事の内容を細かく聞かれることが多い証です。

通う頻度と、院の選び方

通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。腰の熱っぽさ・重さ・朝の動きにくさを書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。ただし飲食が変わらないと戻りやすいため、施術と生活の見直しは必ずセットで。院は温める施術に偏らず、熱の有無を確かめてから組み立ててくれるかで選んでください。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「腰が重く、熱をもった感じがある。温めても楽にならない」。温めるとかえって重くなるなら、それも最初に伝えてください。施術の方針が変わります。

発熱をともなう腰痛、尿の濁りや排尿時の痛み、背中を叩くと響く痛みがあるときは、腎盂腎炎などの感染が疑われます。施術より先に内科・泌尿器科を受診してください。 感じ方や合う・合わないには個人差があります。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

出口は、尿の側につくると考えます。

飲酒量と尿の色が、相談の入り口になります。

この証には「熱を冷ます」「湿を尿として出す」を組み合わせた処方が使われてきました。補う方向ではなく余分を捌く方向のため、体力がある人向けの構成になりやすい領域です。

この状態に使われてきた処方

四妙丸しみょうがん
湿熱が下半身にたまり、腰や脚が重だるく熱っぽいときに用いられてきた処方です(日本ではエキス製剤が少なく、薬局での取り扱いになります)。
竜胆瀉肝湯りゅうたんしゃかんとう
熱の勢いが強く、尿の濃さや下腹部の不快感をともなう場合に。
越婢加朮湯えっぴかじゅつとう
腫れぼったさや熱感が前に出ているときに挙がることがあります。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。種類の幅は広い一方、自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)竜胆瀉肝湯・越婢加朮湯は保険適用のエキス製剤があり、感染の有無もあわせて確認してもらえます。

余分を捌く方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。ただし長く続けるものではないため、区切りを決めて相談先へ戻り、方針を見直してください。

熱を冷ます処方は、冷えが強い方・体力が落ちている方には向かないことがあります。飲んでいて胃が冷える、下痢をする、だるさが増すと感じたら、続けずに相談先へ伝えてください。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「湿熱タイプの腰痛と出た」。飲酒量、尿の色と回数、便通、汗のかき方、いま飲んでいる薬をあわせて伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。黄芩(おうごん)を含む処方(竜胆瀉肝湯)では肝障害が知られ、漢方薬による間質性肺炎(発熱・から咳・息切れ)の報告もあります。山梔子(さんしし)を含む処方(竜胆瀉肝湯)を長く飲み続けると、腸間膜静脈硬化症という腸の血管の障害が起こることがあります。全国調査(222例)では服用5年以上が92.6%を占め、20.8%が最終的に手術に至っていました。長期の連用は避け、定期的に見直してください。麻黄(まおう)を含む処方(越婢加朮湯)は、副作用として動悸・不眠・頻脈・発汗過多・排尿障害が知られています。心臓の病気、高血圧、甲状腺の病気、排尿の問題がある方は必ず申告してください。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

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湿熱蘊結という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

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相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「熱と湿を、足さない」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、夜のお酒をやめてみることから。この証には、これがいちばん響きます。

食べ物・飲み物

熱の供給を止め、水はけを助ける

何を足すかより「何をやめるか」が響く証です。まず湿と熱の材料を減らします。

  • とりたいはと麦・冬瓜・きゅうり・セロリ・緑豆・とうもろこしのひげ茶・水分はこまめに
  • 控えたいお酒(とくにビール)・揚げ物・甘いもの・唐辛子・濃い味つけ・肉の脂身
生活リズム

たまったものを、動かして出す

腰を強く温めるより、汗をかいて出すほうが向きます。蒸れる環境を減らすのも養生です。

  • やりたい汗ばむ程度の歩行を毎日20分/シャワーはぬるめ/部屋の湿度を下げる/通気のよい服装
  • 控えたい長時間の熱い風呂やサウナ/腰にカイロを貼り続ける/座りっぱなしの一日/夜遅い飲食
ツボ

膝から下で、湿と熱を抜く

水はけを助けるとされるツボです。温めずに、息を吐きながらゆっくり押します。

  • この証に陰陵泉いんりょうせん(すねの内側・膝下)・三陰交さんいんこう(内くるぶしの上)・委中いちゅう(膝の裏の中央)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

熱を冷まし湿を捌く処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に四妙丸しみょうがん竜胆瀉肝湯りゅうたんしゃかんとう越婢加朮湯えっぴかじゅつとう
処方ごとの解説を見る →
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この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの飲食を変えると比較的早く動く証です。まず2週間、お酒と揚げ物を控えて「腰の熱っぽさ・重さ・尿の色」が動くかを観察してみてください。
こんなときは、まず医療機関へ発熱をともなう腰痛、背中を軽く叩くと響く痛み、尿の濁り・血尿・排尿時の痛みがあるときは、腎盂腎炎や化膿性脊椎炎などの感染が疑われます。様子を見ずに受診してください。 また、排尿・排便がコントロールできない/両脚のしびれや力の入らなさ/おしりから内ももの感覚がにぶい場合は、馬尾症候群ばびしょうこうぐんのサインで緊急手術の対象になることがあります。すぐに救急へ。安静時痛・夜間痛、思いあたる理由のない体重減少、転倒や事故のあとの痛みも、自己判断せず整形外科を受診してください。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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もうひとつの可能性も、読んでみませんか

今回の結果では瘀血阻滞おけつそたいも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

別の不調を調べる →