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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 腰痛。東洋医学で調べると、こう考えられます

腎虚じんきょ腎陽虚じんようきょ

腰を支える土台の力が目減りしている状態

体の土台をつくる力(腎)が減り、腰を内側から支えきれなくなっている——鋭い痛みというより、だるく力が入らず、疲れると重くなる腰痛と考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで生命力の貯蔵庫である腎が弱り、腰を支える力が足りなくなっている状態です。
からだの状態腎陽虚じんようきょ ── 土台の力が減り、あわせて温める力も落ちています。
特徴的なサイン腰がだるく力が入らない夕方や疲れた日に悪化休むと楽になる足腰の冷え
整える方向腎を補い、腰を支える土台を立て直す。
01

いま、からだで起きていること

東洋医学には「腰はじん」という言葉があります。腎は成長・老化・生殖をつかさどる体の土台の力で、その状態がいちばん表れる場所が腰だと考えられてきました。

あなたは、その腎の力が目減りしている状態。ぎっくり腰のような鋭い痛みではなく、腰がだるく、芯から力が入らない・長く立っていられない・疲れた日の夕方に重くなるという形で出ます。押されると気持ちよく、横になって休むとやわらぐのがこの証の特徴です。

腎の力が減ると、腰は支えを失う。加齢や過労で土台が細っていく状態を 腎虚じんきょ と呼びます。

腎虚の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、腎虚じんきょ)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの腰痛がこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

腰がだるい・重い腰に力が入らない疲れると悪化し、休むと楽になる足腰の冷え(腎陽虚)手足のほてり・寝汗(腎陰虚)膝がだるい・脚が弱った夜間の尿が近い耳鳴り・白髪・抜け毛
02

なぜ、この状態に傾くのか

多くは、土台を削る積み重ねから。思い当たるものはありますか。

  1. 01加齢による変化東洋医学では、腎の力は年齢とともに自然に減っていくと考えます。40代以降、腰から先に衰えを感じるのはこのためだとされます。
  2. 02働きすぎ・慢性の睡眠不足腎の力は主に夜、休んでいる間に蓄えられます。回復の時間を取らずに走り続けると、土台の貯金を切り崩すことになります。
  3. 03立ち仕事・重量物の扱い腰に負担がかかり続ける仕事は、支える力そのものを消耗させると考えます。
  4. 04出産・大きな病気のあと一度に大きく消耗したあとは、この状態に傾きやすくなります。
  5. 05冷やす生活・薄着腰まわりを冷やし続けると、温める力(腎陽)が落ちて、だるさと冷えが同時に出やすくなります。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(腎虚じんきょ)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。

01鍼灸院で施術を受ける

「腰は腎の府」。古典は、腰をそう呼びました。

だから鍼は、腰と足首をひと組にして置かれます。

この証の腰痛は、どこかが炎症を起こして暴れているタイプではなく、支える力が足りずに腰が持ちこたえられないタイプ。鍼灸では、痛む場所を強く刺激するのではなく、腎の力を補って腰を内側から支え直す方向に組み立てます。なお、腰痛は鍼灸の研究の蓄積が比較的ある領域で、海外の診療ガイドラインでも選択肢として触れられてきました。一方で、偽の鍼と比べた差は小さいという報告もあります。

施術では、こんなことをします

  • 腰と足首のツボを組み合わせる腎兪じんゆ志室ししつ命門めいもん(腰)に、太渓たいけい(内くるぶし)を合わせるのが基本形。腰だけをほぐす施術とは考え方が違います。
  • 灸を併用することが多い冷えと消耗が背景にあるため、じんわり温めるお灸が使われやすい証です。熱がこもった湿熱の腰痛とは、方針がちょうど逆になります。
  • 1回40〜60分/5,000〜8,000円前後問診で仕事・睡眠・冷えの有無を聞き、腰だけでなく脚の状態も診てから施術に入る院が多く見られます(自費)。

通う頻度と、院の選び方

消耗を戻す方向のため、変化はゆるやかです。はじめの1〜2ヶ月は週1回ほど通う組み立てが一般的です。通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。痛みの強さ・夕方のだるさ・立っていられる時間を書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。院は画像検査の結果を確認したうえで施術を組み立ててくれるか回数と費用の見通しを先に示してくれるかで選ぶと、通い始めてからのズレが減ります。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「鋭く痛むというより、腰がだるくて力が入らない。疲れると重くなる」。整形外科で撮ったレントゲンやMRIの結果、いつから続いているかをメモしていくと、初回の問診が早く深くなります。

感じ方や合う・合わないには個人差があります。施術後に強い痛みやだるさが続く場合は、続けずに院へご相談ください。足のしびれや力の入らなさが出てきた場合は、施術より先に整形外科を受診してください。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

冷えるのか、ほてるのか。そこで処方が分かれます。

地黄を含む処方は胃にさわることがあります。飲みはじめの感覚を覚えておいてください。

鍼灸が外から支えを立て直すのに対して、漢方は毎日飲むことで足りていない土台(腎)そのものを補う考え方です。同じ腎虚でも、冷えが前に出る腎陽虚か、ほてりが前に出る腎陰虚かで、選ばれる処方は変わります。

この状態に使われてきた処方

八味地黄丸はちみじおうがん
腰のだるさに冷え・夜間の尿の近さが重なる、腎陽虚寄りのときに挙がる代表的な処方です。
牛車腎気丸ごしゃじんきがん
上に加えて、脚のむくみやしびれ感をともなう場合に。
六味丸ろくみがん
ほてり・寝汗・のどの渇きが目立つ、腎陰虚寄りのときに使われてきました。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。種類の幅は広い一方、自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)八味地黄丸・牛車腎気丸・六味丸はいずれも保険適用のエキス製剤があり、費用を抑えやすい領域です。

土台を立て直す目的の処方は、どのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。

地黄を含む処方は、胃腸が弱い方だと食欲不振や胃の不快感が出ることがあります。飲みはじめて胃にさわると感じたら、続けずに相談先へ伝えてください。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「腎虚タイプの腰痛と出た」。あわせて、冷えとほてりのどちらが強いか、夜間の尿の回数、いま飲んでいる薬とサプリ、持病を必ず伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。同じ腰痛でも合う処方は体質で変わります。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。附子(ぶし)を含む処方(八味地黄丸・牛車腎気丸)は、劇薬に区分される生薬を使います。舌や口のしびれ、動悸、のぼせは中止・受診のサインです。自己判断で量を増やしたり、附子を含む処方を重ねたりしないでください。妊娠中は避けるのが原則です。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

腎虚という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

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相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「腰を冷やさない、使い切らない」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、腰とお腹まわりを一枚多く覆うことから。

食べ物・飲み物

土台の材料を、口から入れる

腎を補うとされるのは、黒い食材と、ねばりのある食材。温かい状態でとるのが向きます。

  • とりたい黒豆・黒ごま・くるみ・山いも・えび・栗・ラム肉・くこの実
  • 控えたい冷たい飲みもの・生ものばかりの食事・過度な糖質制限・欠食
生活リズム

使う量より、休む量を増やす

この証で足りないのは回復そのもの。腰を鍛える前に、消耗を減らすほうが先です。

  • やりたい湯船で腰までしっかり温める/23時までに布団へ/30分に一度は立ち姿勢を変える
  • 控えたい重い物を持つ作業の連続/腰を反らす強いストレッチ/夜更かし/薄着で腰を出す
ツボ

腰と足首から、土台を支える

腎を補うとされるツボです。強く押すより、手のひらやカイロでじんわり温めるほうが向きます。

  • この証に腎兪じんゆ(腰の高さ・背骨の両脇)・命門めいもん(背骨の真ん中)・太渓たいけい(内くるぶしの後ろ)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

腎の力を補う処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に八味地黄丸はちみじおうがん牛車腎気丸ごしゃじんきがん六味丸ろくみがん
処方ごとの解説を見る →
04

この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの体質寄りの不調のため、その日のうちに変わるものではありません。まず1ヶ月、休息と冷え対策を見直して「夕方のだるさ・立っていられる時間・朝起きたときの腰の状態」が動くかを観察してみてください。
こんなときは、まず医療機関へ排尿・排便が自分でコントロールできない(出ない・もれる)/両脚のしびれや力の入らなさ/おしりから内ももにかけての感覚がにぶい。これらは[[馬尾症候群|ばびしょうこうぐん]]のサインで、緊急の手術が必要になることがあります。すぐに救急を受診してください。 また、安静にしていても痛む・夜間に痛みで目が覚める・発熱をともなう・思いあたる理由がないのに体重が減っている場合は、感染や腫瘍が背景にあることがあります。転倒や事故のあとに強い痛みが出た場合は骨折の可能性があります。いずれも自己判断せず、整形外科を受診してください。標準治療を受けている方は、続けながらご相談ください。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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もうひとつの可能性も、読んでみませんか

今回の結果では寒湿阻絡かんしつそらくも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

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