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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 疲労・だるさ。東洋医学で調べると、こう考えられます

腎陽虚じんようきょ命門火衰めいもんかすい

体の芯を温める火が弱り、動き出せない状態

生命力の土台にある温める力が弱っている——冷えをともない、朝がいちばんつらく、寒い季節に強くなるだるさと考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで体の芯を温める力(腎陽)が弱り、全身の働きが落ちている状態です。
からだの状態腎陽虚じんようきょ ── 土台の火が弱く、温める力が全身に届いていません。
特徴的なサイン体の芯から冷える朝がいちばんつらい腰や膝がだるい夜間の尿が近い
整える方向腎の火を補い、芯から温める。
01

いま、からだで起きていること

東洋医学では、体を温め動かす根本の力を「腎陽じんよう」と呼び、これを体の芯にともる火にたとえます。この火が全身をめぐって、はじめて体は温まり、動けると考えます。

あなたは、その火が弱っている状態。芯から冷える・朝がいちばんつらくて起き上がれない・腰や膝がだるい・夜中に何度もトイレに起きるといった形でだるさが出ます。冷房や冬にはっきり悪化し、温めると楽になるのがこの証の目印です。

土台の火が弱れば、体は温まらず動けない。加齢や消耗で火が細る状態を 腎陽虚じんようきょ と呼びます。

腎陽虚の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、腎陽虚じんようきょ)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの疲労・だるさがこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

体の芯から冷える・手足が冷たい朝がつらく、起き上がるのに時間がかかる腰や膝がだるい・力が入らない夜間の尿が近い・尿の色が薄い寒い季節・冷房で悪化する顔色が白い・つやがない早朝に下痢をする気力がわかない・意欲が出ない
02

なぜ、この状態に傾くのか

多くは、土台の火を細らせる積み重ねから。思い当たるものはありますか。

  1. 01加齢による変化腎の力は年齢とともに自然に減っていくと考えます。40代以降、冷えとだるさが同時に強くなるのはこのためだとされます。
  2. 02長年の冷え・冷房環境体を冷やし続ける環境は、温める力そのものを削っていきます。夏の冷房も要因になります。
  3. 03長引いた病気・慢性疾患他の証の状態が長く続いたあと、最終的にここへ行き着くことがあると考えます。
  4. 04働きすぎ・慢性の睡眠不足腎の力は夜に蓄えられます。回復の時間を取らないと、土台から目減りしていきます。
  5. 05冷たい飲食の習慣内側から冷やし続けることは、芯の火を弱める直接の要因になります。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(腎陽虚じんようきょ)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。

01鍼灸院で施術を受ける

自宅でのお灸のやり方を、教わってください。

この証では、その指導があるかどうかが院選びの差になります。

この証のだるさは、冷えて動けなくなっているタイプ。鍼灸では、体の芯にあたる部位を継続して温め、全身に熱が回る状態をつくることを優先します。だるい部位をほぐす施術とは、狙いがまったく違います。なお、慢性的な疲労については研究はあるものの、質の高い試験が少なく、確定的な結論は出ていません。体質の側から見る選択肢のひとつ、という位置づけで考えてください。

施術では、こんなことをします

  • 灸がはっきり主役になる関元かんげん(へその下)・命門めいもん(背骨の腰の高さ)・腎兪じんゆに、じっくり時間をかけて灸をすえる組み立てが中心。熱がこもるタイプの不調では、この方針は取りません。
  • 足首のツボを合わせる太渓たいけい(内くるぶしの後ろ)は腎に関わる要のツボとされ、腎虚の施術ではほぼ必ず組まれます。
  • 1回40〜60分/5,000〜8,000円前後自宅で続けられるお灸のやり方を教えてくれる院もあります。この証では、その指導の有無が差になります(自費)。

通う頻度と、院の選び方

土台を立て直す方向のため、変化はゆるやかです。はじめの1〜2ヶ月は週1回ほど通う組み立てが一般的です。通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。だるさ・朝の起きやすさ・手足の冷え・夜間の尿の回数を書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。院は灸の設備と経験があるか自宅灸の指導をしてくれるかで選んでください。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「芯から冷えてだるい。朝がいちばんつらく、寒い時期に悪化する」。お灸を希望することと、夜間の尿の回数を伝えると、初回から方針が定まりやすくなります。

冷えとだるさが同時に続く背景には、甲状腺機能低下症や腎臓の病気が隠れていることがあります。まだ血液検査を受けていない場合は、施術より先に内科の受診をおすすめします。 低温やけどを避けるため、灸の熱さは我慢せずその場で伝えてください。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

体の芯を、火にたとえて考えます。

その火が細った状態に、温める生薬を含む処方が使われてきました。

この証には「腎を補う」「体を温める」を組み合わせた処方が使われてきました。気の巡りを開く肝鬱気滞向けの処方とは、方向がまったく異なります。

この状態に使われてきた処方

八味地黄丸はちみじおうがん
腎陽虚の代表格。冷え・腰や膝のだるさ・夜間の尿の近さが重なるときに挙がる処方です。
牛車腎気丸ごしゃじんきがん
上に加えて、脚のむくみやしびれをともなう場合に。
真武湯しんぶとう
冷えとだるさが強く、めまいや下痢、むくみをともなうときに用いられてきました。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。種類の幅は広い一方、自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)八味地黄丸・牛車腎気丸・真武湯はいずれも保険適用のエキス製剤があり、腎機能の確認とあわせて相談できます。

土台を補う方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。

地黄を含む処方は、胃腸が弱い方だと食欲不振や胃の不快感が出ることがあります。また、ほてりやのぼせが強い方には温める処方が向かないことがあります。飲んで違和感があれば、続けずに相談先へ伝えてください。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「腎陽虚タイプの疲労と出た」。冷えの強さ、夜間の尿の回数、むくみ、便通、いま飲んでいる薬(とくに利尿薬・血圧の薬)と持病を必ず伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。附子(ぶし)を含む処方(八味地黄丸・牛車腎気丸・真武湯)は、劇薬に区分される生薬を使います。舌や口のしびれ、動悸、のぼせは中止・受診のサインです。自己判断で量を増やしたり、附子を含む処方を重ねたりしないでください。妊娠中は避けるのが原則です。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

腎陽虚という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

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SELF CARE

相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「芯を、冷やさず温める」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、へその下と腰にカイロをあてることから。

食べ物・飲み物

内側から、火を絶やさない

体を温めるとされる食材と、腎を補うとされる黒い食材を、温かい状態で。

  • とりたいしょうが・シナモン・ラム肉・えび・くるみ・黒豆・栗・にら・温かいスープ
  • 控えたい冷たい飲みもの・氷・生もの中心の食事・夏野菜の食べすぎ・ビール
生活リズム

冷やさない、削らない

この証では、温めることと眠ることがそのまま養生になります。頑張る量を減らすのが先です。

  • やりたい湯船で腰まで10〜15分/腹巻きと靴下/23時までに布団へ/日中に日光を浴びて歩く
  • 控えたい冷房の直風/薄着・素足/夜更かし/汗をかきすぎる運動やサウナ/冷たい床に座る
ツボ

お腹と腰を、じっくり温める

腎の火を補うとされるツボです。押すより、カイロや温灸で温めるほうが向きます。

  • この証に関元かんげん(へその下・指4本分)・命門めいもん(背骨の腰の高さ)・太渓たいけい(内くるぶしの後ろ)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

腎を補い体を温める処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に八味地黄丸はちみじおうがん牛車腎気丸ごしゃじんきがん真武湯しんぶとう
処方ごとの解説を見る →
04

この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの土台を立て直す方向のため、いちばん時間がかかる証のひとつです。まず1ヶ月、冷え対策と睡眠時間の確保を続けて「朝の起きやすさ・手足の冷え・夜間の尿の回数」が動くかを観察してみてください。
こんなときは、まず医療機関へ冷えとだるさが同時に続くときは、甲状腺機能低下症の代表的な症状と重なります。まだ血液検査を受けていない場合は、まず内科で調べてもらってください。 腎臓の病気、貧血、糖尿病、うつ病でも同じような疲労が出ます。とくに、思いあたる理由のない急な体重減少/数週間続く発熱/少し動いただけの強い息切れ/白目や皮膚が黄色い(黄疸)/首やわきのリンパ節の腫れ/顔やまぶたのむくみが引かない/尿の量が急に減ったときは、様子を見ずに受診してください。悪性腫瘍が疲労として最初に現れることもあります。標準治療を受けている方は、続けながらご相談ください。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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もうひとつの可能性も、読んでみませんか

今回の結果では肝鬱気滞かんうつきたいも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

別の不調を調べる →