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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 下痢。東洋医学で調べると、こう考えられます

脾胃虚弱ひいきょじゃく脾気虚ひききょ

消化する力が落ちて、水分を分けられなくなっている状態

食べたものを処理する力が落ち、水分と一緒にそのまま流れ出てしまう——食後に下しやすく、未消化のものが混じる下痢と考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで胃腸の消化する力が落ち、水分を便から分けられなくなっている状態です。
からだの状態脾気虚ひききょ ── 食べたものを処理する力そのものが落ちています。
特徴的なサイン食後に下しやすい未消化のものが混じる疲れやすい・だるい冷たいものでこたえる
整える方向胃腸を温め、消化する力を補う。
01

いま、からだで起きていること

東洋医学では、食べたものから栄養と水分を分け、必要なものを体に回す仕事を「」が担うと考えます。ここが元気なら水分は体に吸収され、便はほどよい形になります。

あなたは、その分ける力が落ちている状態。水分が便のほうへ流れてしまうため、食後に下しやすい・便がゆるく形にならない・未消化の食べものが混じるという形で出ます。冷たいものや脂っこいものでてきめんに悪くなり、疲れている時期にひどくなるのが、この証の分かりやすい目印です。

食べたものから栄養と水を分ける「」。その力が細ると、水はそのまま便へ流れる。この状態を 脾胃虚弱ひいきょじゃく と呼びます。

脾胃虚弱の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、脾胃虚弱ひいきょじゃく)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの下痢がこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

便がゆるく、形にならない食後すぐに下すことがある未消化の食べものが混じる冷たいもの・脂っこいものでこたえる食欲がわかない・少量で満腹疲れやすい・だるい顔色が青白い・手足が冷たい舌の色が淡く、白い苔/舌に歯のあとがつく
02

なぜ、この状態に傾くのか

多くは、胃腸を冷やし、休ませなかった積み重ねから。思い当たるものはありますか。

  1. 01冷たい飲みもの・生ものの習慣この証でいちばん多い背景です。夏の冷たい飲みものが一年中の習慣になっていないか、見直す価値があります。
  2. 02食べすぎ・脂っこいものの続く食事処理能力を超えた量と質が続くと、分ける力が追いつかなくなります。
  3. 03働きすぎ・慢性の疲労全身の体力が落ちると、胃腸を動かす分まで回らなくなると考えます。
  4. 04不規則な食事時間・欠食空腹の時間が長すぎたり、時間がばらついたりすると、胃腸の調子が保てなくなります。
  5. 05長引いた下痢や、大きな病気のあと下痢が続くこと自体が体力を削り、さらに下しやすくなるという悪循環になります。抗生剤を使ったあとにも起こりやすい状態です。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(脾胃虚弱ひいきょじゃく)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。

01鍼灸院で施術を受ける

便がゆるいのは、水が体に入らなかったから。

鍼灸では腸を止めるより、水を分ける側を助けると考えます。

この証の下痢は、炎症で腸が荒れているのではなく、処理する力が落ちて水を分けられていないタイプ。鍼灸では、みぞおちからへそにかけてを温めて、胃腸が自分で働ける状態に戻すことを優先します。熱がこもって勢いよく下すタイプ(湿熱)とは、方針がちょうど逆になります。なお、下痢(過敏性腸症候群)については、偽の鍼と比べて差がなかったという系統的レビューがあります。効果を見込む前提ではなく、体質の側から腸を見直す選択肢のひとつとして考えてください。

施術では、こんなことをします

  • 灸を併用することが多い中脘ちゅうかん(みぞおちとへその間)・神闕しんけつ(へそ)に灸をすえ、腹部全体を温める組み立てが中心になります。
  • 背中とすねを合わせて使う脾兪ひゆ胃兪いゆ(背中)と足三里あしさんり(膝の下)は、胃腸の施術でほぼ必ず組まれるツボです。天枢てんすう(へその両脇)も加わります。
  • 1回40〜60分/5,000〜8,000円前後問診で食事の内容・時間・便の形と回数を細かく聞き、お腹を直接診てから施術に入る院が多く見られます(自費)。

通う頻度と、院の選び方

通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。便の回数・便の形・食後の重さ・日中の疲れ方を書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。ただし冷たいものをやめないと戻りやすいため、施術と食習慣の見直しはセットで。院は大腸内視鏡や便の検査を受けたことがあるかを確認したうえで施術を組んでくれるかお腹を直接診てくれるかで選んでください。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「便がゆるく形にならず、食後に下しやすい。冷たいものでこたえる」。下痢が続いている期間、1日の回数、便の色、受けた検査とその結果、飲んでいる薬(整腸剤・下痢止め・抗生剤を含む)をメモしていくと、初回の問診が早く深くなります。

血便・粘血便、発熱、激しい腹痛をともなう場合、また下痢が2週間以上続いている場合は、施術より先に消化器内科を受診してください。 感じ方や合う・合わないには個人差があります。低温やけどを避けるため、灸の熱さは我慢せずその場で伝えてください。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

下痢止めとは、目的の違う処方です。

啓脾湯・六君子湯。止めるためではなく、消化する側に向けて使われてきました。

この証には「気を補う」「胃腸を温める」「余分な水を捌く」を組み合わせた処方が使われてきました。下痢というと止めることを考えがちですが、この証では止めるより、分ける力を戻す構成が選ばれる領域です。

この状態に使われてきた処方

参苓白朮散じんりょうびゃくじゅつさん
この証の代表格。慢性的に便がゆるく、食が細くて疲れやすい状態に古くから用いられてきました。
六君子湯りっくんしとう
食欲がわかない・食後にもたれる、という消化力の落ちこみが前に出ているときに。
啓脾湯けいひとう
慢性の下痢に用いられてきた処方。子どもや、やせ型の方の下しやすさにも挙がります。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。種類の幅は広い一方、自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)六君子湯・啓脾湯・人参湯はいずれも保険適用のエキス製剤があり、検査の結果もふまえて相談できます。

補う方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。

腸を冷やして炎症を鎮める処方(黄芩・黄連などを含むもの)は、この証のように冷えて弱っている下痢には向かないことがあります。 同じ「下痢の漢方」でも方向が正反対のものが並んでいるため、症状名だけで選ばず、必ず専門家に相談してください。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「脾胃虚弱タイプの下痢と出た」。便の形と1日の回数、下しやすいタイミング(食後か、冷たいものを飲んだあとか)、体重の変化、受けた検査の結果、いま飲んでいる薬を必ず伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。同じ下痢でも合う処方は体質で正反対になります。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

脾胃虚弱という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

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相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「胃腸を冷やさない、休ませる」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、冷たい飲みものを、常温か温かいものに替えることから。この証には、これがいちばん響きます。

食べ物・飲み物

温かく、やわらかく、少しずつ

胃腸に処理の負担をかけない食べ方が向きます。量より、温度と消化のしやすさを優先します。

  • とりたいおかゆ・味噌汁・すりおろしりんご・かぼちゃ・いも類・鶏肉・しょうが・白湯・温かい麦茶
  • 控えたい冷たい飲みもの・氷・刺身や生野菜中心の食事・脂っこいもの・牛乳・お酒・食べすぎ
生活リズム

お腹を、冷やさず休ませる

この証では、下している間に体力も削られています。回復の時間をとることが養生になります。

  • やりたい腹巻きでお腹を覆う/湯船につかる/毎日ほぼ同じ時刻に食べる/こまめに水分と塩分をとる
  • 控えたい冷房の直風/お腹を出して寝る/夜遅い食事/下痢止めの自己判断での連用/睡眠不足
ツボ

お腹とすねを、温めて助ける

胃腸を助けるとされるツボです。強く押すより、手のひらやカイロでじんわり温めます。

  • この証に中脘ちゅうかん(みぞおちとへその間)・足三里あしさんり(膝の下・すねの外側)・天枢てんすう(へその両脇)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

胃腸を温め気を補う処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に参苓白朮散じんりょうびゃくじゅつさん六君子湯りっくんしとう啓脾湯けいひとう
処方ごとの解説を見る →
04

この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの食べ方と温度を変えると比較的早く動く証です。まず2週間、冷たいものをやめて「便の形・食後の重さ・日中の疲れ方」が動くかを観察してみてください。回数より、便の形が先に変わります。
こんなときは、まず医療機関へ便に血が混じる・粘液と血が混じった便が出る/発熱をともなう/激しい腹痛がある/2週間以上下痢が続いている/夜間や明け方にも下して目が覚める/尿がほとんど出ない・立ちくらみがする(脱水のサイン)/思いあたる理由なく体重が減っている。いずれかに当てはまる場合は、東洋医学より先に必ず消化器内科を受診してください。 感染性腸炎、潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患、大腸がんなどが背景にあることがあり、これらは便の検査や大腸内視鏡ではじめて分かります。とくに脱水は短時間で危険な状態になるため、水分がとれない・尿が出ない場合はその日のうちに受診してください。標準治療を受けている方は、続けながらご相談ください。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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もうひとつの可能性も、読んでみませんか

今回の結果では湿熱しつねつも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

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