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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は 花粉症・アレルギー。東洋医学で調べると、こう考えられます

風寒ふうかん風寒犯肺ふうかんはんぱい

冷えた空気が引き金になり、水っぽい鼻水が止まらない状態

冷たい風や気温差をきっかけに、透明でさらさらした鼻水とくしゃみが一気に出る——温めると少し楽になり、冷えるとぶり返す状態と考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで冷えが引き金になって、水っぽい鼻水とくしゃみが出ている状態です。
からだの状態風寒ふうかん ── 体表が冷えに閉ざされ、水が鼻へあふれています。
特徴的なサイン透明でさらさらの鼻水連発するくしゃみ冷えると悪化温めると少し楽
整える方向体を温めて、冷えを追い出し水をさばく。
01

いま、からだで起きていること

東洋医学では、外から体に入り込んで不調を起こすものを「外邪」と呼びます。そのうち、風にのって入り込む冷えが「風寒」。冷たい空気が体表を閉ざし、行き場をなくした水が鼻からあふれる、という見方をします。

この証の目印は鼻水が透明でさらさらしていること、そして温めると軽くなり、冷えるとぶり返すことです。朝の冷え込みエアコンの風外に出た瞬間にくしゃみが連発するなら、この証を考えます。目のかゆみより、鼻水とくしゃみが前に出るのも特徴です。

風にのった冷えが体表を閉ざし、水が鼻へあふれる。この状態を 風寒ふうかん と呼びます。

風寒の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、風寒ふうかん)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたの花粉症・アレルギーがこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

透明でさらさらした鼻水連発するくしゃみ鼻づまり冷たい風や気温差で悪化する温めると少し楽になる背中や首すじがぞくぞくする薄い痰・水っぽい咳顔色が青白い舌の苔が白い
02

なぜ、この状態に傾くのか

この証は、引き金がはっきりしていることが多いのが特徴です。

  1. 01朝晩の冷え込み・気温差暖かい室内から寒い外へ出た瞬間に始まるなら、冷えが引き金になっていると考えます。
  2. 02エアコンや扇風機の直風首すじや背中に冷たい風が当たり続けると、体表が閉ざされやすくなります。
  3. 03薄着・濡れた髪のまま過ごすうなじから冷えが入ると考える見方があり、この証では首を守ることが養生の中心になります。
  4. 04冷たい飲食のとりすぎ内側から冷やすと、水をさばく力が落ちて鼻水が増えると考えます。
  5. 05もともと冷えやすい体質手足が冷たい、寒がりという方は、同じ花粉を浴びてもこの形で出やすくなります。肺気虚が土台にあることも少なくありません。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(風寒ふうかん)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。飛散のピーク時は、耳鼻科の薬と併用するのが現実的です。

01鍼灸院で施術を受ける

鼻ではなく、うなじから入ってきたと考えます。

使うのは背中の風門と、手首の列缺です。

この証は、外から入った冷えが体表を閉ざしているために起きています。鍼灸では、首から背中を温めて閉じた表を開くことを先に行い、そのうえで鼻の通りに直接はたらきかける、という順番で組み立てます。肺気虚のような長期の底上げとは違い、いま入り込んでいる冷えに照準を合わせる証です。なお、花粉症については、米国の耳鼻科学会が選択肢として提示してよいとする一方、アレルギー学会は推奨も否推奨もできないとしており、専門家のあいだで評価が分かれています。薬の代わりになるものではありません。

施術では、こんなことをします

  • 首の後ろと鼻まわりを組み合わせる風門ふうもん(背中の上部)・列缺れっけつ(手首)で冷えを追い出し、迎香げいこう(小鼻のわき)・印堂いんどう(眉間)で鼻の通りを見ます。
  • 灸をしっかり併用する冷えが主役の証のため、温める施術が中心になります。同じ花粉症でも、熱をもった風熱タイプでは灸を控えるのと対照的です。
  • 1回40〜60分/5,000〜8,000円前後施術後に鼻の通りが変わる感覚が出ることがありますが、持続時間には個人差があります(自費)。

通う頻度と、院の選び方

通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。鼻水の量・くしゃみの回数・鼻づまりの時間帯を書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。ただし冷える環境が変わらないと戻りやすい証です。飛散のピーク時は週1〜2回に増やし、落ち着いたら間隔をあける組み立てが一般的。院はアレルギー・鼻炎の実績を掲げているかお灸を扱っているかで選んでください。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「透明な鼻水とくしゃみが止まらない。冷えると悪化する」。症状が出るきっかけ(外に出た直後、朝いちばん、冷房の下など)を具体的に伝えると、方針が定まりやすくなります。

鼻水が黄色や緑に変わった、頬や額に痛みが出た、熱が続く場合は副鼻腔炎の可能性があります。耳鼻咽喉科で確認してください。 お灸には低温やけどのリスクがあり、感覚が鈍い方は必ず先に伝えてください。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

小青竜湯は有名ですが、麻黄を含む処方です。

市販の鼻炎薬と重ねると、同じ成分が二重になります。

この証には「体を温めて表を開く」「余分な水をさばく」を組み合わせた処方が使われてきました。花粉症の漢方として名前が知られているものが多く、市販でも手に入ります。ただし、次の注意ボックスは必ず読んでから選んでください。

この状態に使われてきた処方

小青竜湯しょうせいりゅうとう
この証の代表格。透明でさらさらの鼻水、くしゃみ、水っぽい咳が重なるときに挙がります。
麻黄附子細辛湯まおうぶしさいしんとう
冷えが強く、体力があまりない方や高齢の方の水っぽい鼻水に用いられてきました。
葛根湯加川芎辛夷かっこんとうかせんきゅうしんい
鼻水より鼻づまりと、首・肩のこわばりが前に出ているときに。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。市販薬との飲み合わせも見てもらえます。自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)ここに挙げた3つはいずれも保険適用のエキス製剤があります。耳鼻科で処方されることも多く、抗アレルギー薬と組み合わせて相談できます。

外から入った冷えを追い出す方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。長く飲み続けるものではないため、シーズンが終わったら必ず相談先に戻って見直してください。

小青竜湯・麻黄附子細辛湯・葛根湯加川芎辛夷には、いずれも[[麻黄|まおう]]が含まれます。 麻黄の成分(エフェドリン類)は、動悸・血圧の上昇・不眠・排尿しにくさを起こすことがあります。高血圧の方、心臓に持病のある方、不整脈のある方、前立腺肥大で尿が出にくい方、甲状腺機能亢進症の方、高齢の方は、自己判断で飲まないでください。 市販の風邪薬や鼻炎薬にも麻黄・エフェドリン類が入っていることが多く、重ねて飲むと成分が二重になります。 また麻黄附子細辛湯には附子ぶしも含まれ、のぼせや動悸が出ることがあります。妊娠中・授乳中の方も、必ず先に相談してください。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「風寒タイプの花粉症と出た」。血圧・心臓の持病・不整脈・前立腺の症状・甲状腺の病気があるかどうかは必ず伝えてください。 あわせて、いま飲んでいる市販の鼻炎薬・風邪薬の名前と、妊娠・授乳の有無も。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。同じ花粉症でも合う処方は体質で変わります。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。ここで挙げた小青竜湯は、甘草を比較的多く含む処方です。麻黄(まおう)を含む処方(小青竜湯・葛根湯加川芎辛夷・麻黄附子細辛湯)は、副作用として動悸・不眠・頻脈・発汗過多・排尿障害が知られています。心臓の病気、高血圧、甲状腺の病気、排尿の問題がある方は必ず申告してください。附子(ぶし)を含む処方(麻黄附子細辛湯)は、劇薬に区分される生薬を使います。舌や口のしびれ、動悸、のぼせは中止・受診のサインです。自己判断で量を増やしたり、附子を含む処方を重ねたりしないでください。妊娠中は避けるのが原則です。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

風寒という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

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相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「冷やさない、温める」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、首の後ろを外気にさらさないことから。マフラーひとつで変わることがあります。

食べ物・飲み物

体の内側から、温める

温めるとされる食材を、温かい形で。冷たいものを減らすほうが先に響きます。

  • とりたいしょうが・ねぎ・しそ・にんにく・シナモン・くず湯・温かいスープ・白湯
  • 控えたい冷たい飲みもの・アイス・生野菜・果物の食べすぎ・乳製品のとりすぎ
生活リズム

冷える瞬間を、なくす

この証は引き金がはっきりしています。冷える場面を先回りしてつぶすのが早道です。

  • やりたい外出時はマフラーとマスク/湯船に10分/髪を乾かしてから寝る/室内を乾燥させすぎない
  • 控えたいエアコンや扇風機の直風・薄着・濡れた髪のまま外出・汗をかいたまま冷やすこと
ツボ

首の後ろと、小鼻のわき

冷えを追い出すとされるツボです。カイロやドライヤーの温風で温めるのも向きます。

  • この証に風門ふうもん(背中の上部)・迎香げいこう(小鼻のわき)・列缺れっけつ(手首の親指側)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

温めて水をさばく処方が、この状態には使われてきました。麻黄を含むものが多いため、購入前に必ず確認を。

  • この証に小青竜湯しょうせいりゅうとう麻黄附子細辛湯まおうぶしさいしんとう葛根湯加川芎辛夷かっこんとうかせんきゅうしんい
  • 注意いずれも麻黄を含みます。血圧・心臓・前立腺に不安のある方、市販の鼻炎薬を飲んでいる方は、必ず薬剤師か医師に確認してください。
処方ごとの解説を見る →
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この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの冷えを追い出す方向のため、比較的早く手応えが出ることがあります。ただし冷える環境が続くかぎり戻ります。まず2週間、首まわりと飲みものを見直して「鼻水の量・くしゃみの回数・朝のつらさ」が動くかを観察してみてください。
こんなときは、まず医療機関へ呼吸が苦しい/全身にじんましんが広がる/唇・舌・のどが腫れる/急に血の気が引いて意識がもうろうとする。これらが重なって起きているときは、アナフィラキシーの可能性があります。ためらわず救急車(119番)を呼んでください。 食べ物・薬・ハチに刺されたあとに始まった場合は、とくに緊急です。エピペン(アドレナリン自己注射)を処方されている方は、迷う前に使ってください。命に関わる状態で、東洋医学の出番はありません。また、ゼーゼー・ヒューヒューという音(喘鳴)がする、横になると息が苦しい、夜中や明け方に咳き込んで目が覚める——これらは気管支喘息の可能性があります。喘息は放置すると気道そのものが硬く変化していく病気で、呼吸器内科・アレルギー科での治療が必要です。市販薬や養生で粘る対象ではありません。鼻水が黄色や緑に変わる、頬や額の奥が痛む、発熱が続く場合は副鼻腔炎(蓄膿症)の可能性があります。耳鼻咽喉科を受診してください。そして、スギ花粉やダニのアレルギーには「舌下免疫療法」という選択肢があります。 日本ではスギ花粉症に対して2014年から、ダニによる通年性アレルギー性鼻炎に対して2015年から始まった治療で、毎日少しずつアレルゲンを取り込み、維持量の投与を一般に3〜5年続けます。薬でおさえきれず生活に支障が出ている方は、耳鼻咽喉科やアレルギー科で相談できます(重症の喘息がある方は受けられません)。抗ヒスタミン薬・点鼻薬・点眼薬も含めて、標準治療をやめる必要はまったくありません。東洋医学は、それらと並べて考える選択肢のひとつです。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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今回の結果では風熱ふうねつも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

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