01この処方の考え方
処方名は、構成生薬の川芎・当帰・阿膠・艾葉から一文字ずつ取ったものです。経血量が多い、出血がだらだら続く、そのせいで顔色が冴えない──東洋医学はこれを血が漏れ出て、さらに足りなくなる悪循環と見て、「止めながら補う」この処方を当ててきました。約1800年前の『金匱要略』由来です。
骨格は、血を養う基本方・四物湯(当帰・芍薬・川芎・地黄)に、阿膠(ゼラチン質の生薬)と艾葉(ヨモギ)という止血側の2味を足した形です。
02こんな状態に使われてきました
- 経血量が多い
- 出血が長引く
- 顔色が冴えない・立ちくらみ
- 貧血傾向
結果ページでは、生理の悩みのうち気血両虚の証で登場します。当帰芍薬散・十全大補湯と並べて、経血量の多さと貧血傾向が重なる文脈で書いています。
03気をつけること
- 経血量が急に増えた・月経以外の出血がある場合は、まず婦人科で原因(子宮筋腫・ポリープなど)の確認を。貧血が疑われるときは血液検査も受けてください。
- 甘草を含みます。むくみ・血圧上昇・脱力が出たら中止して処方元へ相談してください(偽アルドステロン症)。
- 地黄を含むため、胃にさわる(食欲不振・胃部不快感)ことがあります。胃腸が弱い人は処方元に相談を。
04どこで相談できるか
医療用(保険診療の医師の処方)と、一般用(薬局・ドラッグストア)があります。同じ処方名でも生薬の配合量が違うことがあり、選ぶプロセスも異なります。くわしくは Q&A の「漢方は、どこで相談できますか?」「市販の漢方と、病院の漢方は違うものですか?」へ。
- 添付文書(重大な副作用の項)
このページは処方の解説であり、服用のすすめではありません。漢方薬は証(からだの状態)に合わせて選ぶ薬です。購入・服用の前に、医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。

