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RESULT ─ 調べた結果

あなたの不調は めまい。東洋医学で調べると、こう考えられます

肝陽上亢かんようじょうこう肝陽化風かんようかふう

上へのぼった勢いで、頭が揺れている状態

抑えきれなくなった気の勢いが上へ突き上げ、頭のなかで風が起きているような状態——ストレスや寝不足のあとに強くなるふらつきと考えられます。

調べてわかったことSUMMARY
ひとことで下でうるおいが減り、上へ向かう勢いだけが余ってふらつきを生んでいる状態です。
からだの状態肝腎陰虚かんじんいんきょ ── 下で支える力が減り、上で勢いが高ぶっています。
特徴的なサインふわふわ揺れる感じストレスや寝不足で強まる耳鳴り・頭痛のぼせ・目の充血
整える方向上がった勢いを降ろし、下を補う。
01

いま、からだで起きていること

東洋医学には「諸風掉眩しょふうとうげん、みなかんに属す」——揺れる感じの不調は肝と関わりが深いという古典の言葉があります。感情の巡りを担う肝は、抑え込まれると勢いが上へ向かうと考えます。

あなたは、その勢い(陽)を下から抑える力が弱っている状態。ぐるぐる回るというより、ふわふわ揺れる・立っていると地面が動く感じ・ストレスや睡眠不足で悪化するという形のめまいが起こります。頭痛や肩の張りをともなうことも多い証です。

下でうるおいが減り、上で勢いだけが余って揺れを起こす。この状態を 肝陽上亢かんようじょうこう と呼びます。

肝陽上亢の人に、よくあらわれるサイン

下にあげたのは、肝陽上亢かんようじょうこう)の状態にある人に、よくみられる体のサインです。あてはまる数が多いほど、あなたのめまいがこの証に近いと考えられます。すべてが出るとは限りません。

ふわふわ・ぐらぐら揺れる感じストレスや緊張で悪化する耳鳴り(高い音)こめかみの頭痛・首すじの張りのぼせ・顔のほてり目の充血・目がかすむ怒りっぽい・寝つきが悪い舌が赤め
02

なぜ、この状態に傾くのか

多くは、上へ向かう勢いが強まる場面から。思い当たるものはありますか。

  1. 01我慢が続くストレス肝は感情の巡りを担います。抱え込んだ緊張は流れを止め、行き場をなくした気が上へ向かうと考えます。
  2. 02夜更かし・睡眠不足下で勢いを抑える力(陰)は主に夜つくられます。眠りが削られるとブレーキが利きません。
  3. 03目とスマホの使いすぎ東洋医学では目は肝とつながると考え、目の酷使はそのまま肝の負担になります。
  4. 04お酒・辛い物・濃い味つけ体を温め上へ押し上げる飲食は、この証でいちばん影響が出やすい要因です。
  5. 05更年期・月経前の変動気の巡りが乱れやすい時期は、この状態が強く出ることがあります。
03

整えかた ── あなたに合うアプローチ

検査では異常なし。それでも、つらさは確かにある。ここから先の選択肢を、中立の立場で整理します。

いま取れる方法は2つ。あなたの証(肝陽上亢かんようじょうこう)に対して、考え方の違う2つの道筋として並べています。

01鍼灸院で施術を受ける

「揺れる不調は、肝に属す」と古典は書きました。

めまいに鍼灸の系統的レビューは見当たりません。それでも足元から診る理由が、この一文にあります。

この証のめまいは、耳や頭そのものより上下のバランスが崩れて上に集まりすぎていることが背景にあると考えます。鍼灸では、頭を強く刺激するのではなく、上へ向かった勢いを下へ導く道筋をつくることを先に行います。なお、めまい全般について鍼灸の系統的レビューは見当たりません。ここに書くのは「効くという根拠」ではなく、東洋医学が揺れをどう読むかという考え方です。

施術では、こんなことをします

  • 足のツボが主役になる太衝たいしょう(足の甲)・行間こうかん湧泉ゆうせん(足裏)など、勢いを降ろすとされるツボが中心。首の風池ふうち百会ひゃくえは補助として使います。
  • 温める灸は控えめに組まれる熱の要素が前に出ている証のため、お灸は控えるか最小限にする組み立てが多くなります。冷えが背景にある証とは方針が逆になります。
  • 1回40〜60分/5,000〜8,000円前後血圧・睡眠・ストレスの状況を細かく聞かれることが多い証です。血圧を測っている方は数値を持参すると話が早くなります。

通う頻度と、院の選び方

通う回数と費用は院によって違うため、初回に見通しを確認してください。ふらつく回数・続く時間・頭痛や耳鳴りの強さを書き留めておくと、続けるかどうかを自分で判断する材料になります。ただし原因になっている環境が変わらないと戻りやすい証でもあります。院は問診に時間をかけてくれるか施術中に体位を変える際の配慮があるかで選んでください。

予約時に、こう伝えるとスムーズ「ふわふわしためまいがあり、ストレスや寝不足で強くなる」。すでに耳鼻科・脳神経内科で検査を受けたかどうか、その結果をあわせて伝えると、施術方針が定まりやすくなります。

ろれつが回らない、物が二重に見える、手足に力が入らないといった症状をともなうめまいは、施術ではなく救急受診を優先してください。 ベッドから起き上がるときにふらつくことがあるため、施術後はゆっくり動いてください。 施術のあとは、刺したところの内出血やあざ一時的なだるさが出ることがあります。日本の8施設・2,180名(14,039回の施術)を追った調査では、報告された有害事象は6.03%で、その大半が皮下出血でした。頻度は低いものの、気胸(肺に鍼が達してしまう)や感染の報告もあります。使い捨ての鍼か、衛生管理はどうかを確認し、血をさらさらにする薬を飲んでいる/妊娠している可能性がある/ペースメーカー等を入れている/感染症がある場合は、必ず施術前に申告してください。施術後に強い眠気が出た報告もあるため、直後の運転は控えてください。

02漢方を相談する

酔い止めとは、別の話をしています。

相談の場でまず確かめられるのは、血圧と睡眠と飲酒量です。

鍼灸が外から巡りの偏りに手を入れるのに対して、漢方は毎日飲むことで「上がりやすい体質」そのものに向き合う考え方です。この証には「上へ向かう勢いを鎮める」と「下のうるおいを補う」を組み合わせた処方が使われてきました。

この状態に使われてきた処方

釣藤散ちょうとうさん
朝方のふらつき・頭重感・のぼせ・目の充血が重なるときに挙がります。
天麻鉤藤飲てんまこうとういん
揺れる感じと耳鳴り、頭痛が強い場合に、この証の代表として話題に出ます。
抑肝散よくかんさん
神経の高ぶりや怒りっぽさ、寝つきの悪さをともなうとき。

相談先は、大きく2つ

  • 漢方薬局・漢方専門の薬剤師じっくり問診して証から組み立てます。種類の幅は広い一方、自費のため月1〜3万円程度かかることも。
  • 漢方にくわしい医師(保険診療)釣藤散・抑肝散は保険適用のエキス製剤があります。血圧の薬やめまい止めとの併用も一緒に見てもらえます。

上を鎮める方向の処方をどのくらい続けるかは、相談先によって考え方が違います。いつまで飲むのか、どこで見直すのかを、最初に確認しておいてください。

熱を冷ます方向の処方は、冷えが強い方・体力が落ちている方には向かないことがあります。強く冷やしすぎると、かえって頭が重くなることもあります。血圧の薬を飲んでいる方は、必ずその旨を伝えてください。

相談時に、こう伝えるとスムーズ「肝陽上亢タイプのめまいと出た」。あわせて、血圧の値、耳鳴りの有無、いま飲んでいる薬・サプリ、妊娠・授乳の有無を必ず伝えてください。

ここに挙げたのは「この証で話題に出やすい処方」であって、あなたに合う処方の指定ではありません。同じめまいでも合う処方は体質で変わります。名前が近いというだけで自己判断せず、専門家に相談してください。 漢方薬にも副作用があります。日本で医薬品として認可されている漢方薬の7割以上に甘草(かんぞう)が含まれ、量が増えるほど偽アルドステロン症(血圧の上昇、手足の力が入らない、こむら返り、むくみ、体重増加)が起こりやすくなります。文献調査では甘草1日1gで1.0%、6gで11.1%と報告され、入院相当の健康被害として国の救済制度で認定された例もあります。他の薬・サプリメントとの飲み合わせもあります。いま飲んでいるものを、すべて伝えてください。

ここから先は、ひとりで抱えなくて大丈夫です

肝陽上亢という見立てをふまえて、次にどこへ相談すればよいか、 いま何から始めるとよいかを、無料でお返しします。あてはまるものを選んでください。

  • 無料
  • 登録不要
  • しつこい営業はしません
  • 3営業日以内に返信
SELF CARE

相談先が決まるまで、今日からできること

キーワードは「上げない、降ろす」。全部やる必要はありません。まず一つだけなら、夜のお酒をやめてみることから。この証にはこれがいちばん響きます。

食べ物・飲み物

上へ押し上げるものを、断つ

何を足すかより「何をやめるか」が響く証です。まず上げる材料の供給を止めます。

  • とりたいセロリ・トマト・きゅうり・菊花茶・ミントティー・貝類・柑橘の香り
  • 控えたいお酒・唐辛子・にんにく・濃い味つけ・塩分のとりすぎ・カフェインのとりすぎ
生活リズム

目と頭を、こまめに休ませる

この証は睡眠不足と目の酷使で直接悪化します。日中に抜く時間をつくるのが近道です。

  • やりたい1時間ごとに画面から目を離す/23時までに布団へ/深く長い呼吸を10回
  • 控えたい熱いお風呂・長時間のサウナ/急に頭を動かす動作/寝る直前の仕事メール
ツボ

足の甲から、勢いを抜く

上がったものを下へ導く位置にあるツボです。息を吐きながら、ゆっくり押します。

  • この証に太衝たいしょう(足の甲・親指と人差し指の間)・風池ふうち(後頭部の生え際)・百会ひゃくえ(頭頂)
ツボの位置と押し方を見る →
漢方

選択肢として、知っておく

のぼる勢いを鎮め、下を潤す処方が、この状態には使われてきました。購入前に、まず何があるかだけ。

  • この証に釣藤散ちょうとうさん天麻鉤藤飲てんまこうとういん抑肝散よくかんさん
処方ごとの解説を見る →
04

この結果を読むときに

特定の院・特定の薬をすすめる立場ではありませんここに書いたのは「この証で選択肢に挙がりやすいもの」であり、あなたへの指定ではありません。同じ症状でも合うものは人によって変わり、合わない方もいます。
変化は、数週間〜数ヶ月かけて見るもの体質寄りの不調のため、その日のうちに変わるものではありません。まず2週間、睡眠と飲酒を見直して「ふらついた回数・続いた時間・頭痛や耳鳴りの強さ」を記録し、動くかを観察してみてください。
こんなときは、まず医療機関へ次のいずれかがあるときは、東洋医学の前にただちに救急受診してください。 ろれつが回らない・言葉が出にくい/物が二重に見える・視野が欠ける/顔や手足のしびれ、力が入らない/立てない・まっすぐ歩けないほどの強いふらつき/これまでにない激しい頭痛や首の後ろの痛みをともなう/意識が遠のく。脳梗塞・脳出血など、脳が原因のめまいのおそれがあります。また、回転性のめまいに難聴・耳のつまり感・強い耳鳴りをともなう場合は、メニエール病や突発性難聴の可能性があり、聴力は時間との勝負になります。できるだけ早く耳鼻咽喉科を受診してください。 強い動悸や胸の苦しさをともなう場合、失神したことがある場合は循環器内科へ。標準治療を受けている方は、続けながらご相談ください。 なお、ここに挙げたものがどれも当てはまらなくても、重い病気がないと確かめられたわけではありません。症状が続く、くり返す、だんだん悪くなるという場合は、そのつど医療機関にご相談ください。

※これは東洋医学の考え方に基づく情報提供で、医療上の診断ではありません。

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もうひとつの可能性も、読んでみませんか

今回の結果では気血両虚きけつりょうきょも候補として出ています。あてはまる部分が多ければ、そちらも読んでみてください。

別の不調を調べる →