漢方薬の添付文書には「重大な副作用」の項があります。代表的なものを挙げます。
- 偽アルドステロン症(甘草)── むくみ、血圧の上昇、手足の脱力。甘草は認可漢方薬の70%以上に含まれます。
- 間質性肺炎(黄芩を含む処方など)── 空咳、息切れ、発熱。
- 腸間膜静脈硬化症(山梔子を含む処方の長期服用・多くは5年以上)── 腹痛や、下痢・便秘の繰り返し。添付文書は長期投与時の定期検査を求めています。
産婦人科診療ガイドライン(2023)は、漢方治療の推奨(グレードC)よりも有害事象への注意(グレードB)を強い等級で記載しています。長く飲む場合は飲みっぱなしにせず、処方元に経過を見てもらってください。
注意
服用中に、むくみ・血圧上昇・脱力・空咳・発熱・繰り返す腹痛などが出たら、自己判断で続けず、処方元または医師に相談してください。
出典
- 各処方の添付文書(重大な副作用の項)
- 厚生労働省 重篤副作用疾患別対応マニュアル
- 産婦人科診療ガイドライン ─ 婦人科外来編2023 CQ412
このページは一般的な情報の整理で、医療上の診断ではありません。個別の判断は、医師・薬剤師・施術者にご相談ください。
