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心を鎮める・養う

炙甘草湯しゃかんぞうとう

別名「復脈湯」。脈を復す、と名づけられた動悸の古典処方。

炙甘草湯(しゃかんぞうとう)のイメージ

処方の骨格 ── 9

朱色は、注意して付き合いたい生薬です。甘草はほかの漢方・市販薬との重複に注意してください。

01この処方の考え方

処方名は、甘草を炙って(火であぶって)使うことに由来します。別名を「復脈湯」──脈を復す湯といい、動悸・息切れ・脈の乱れの話で古くから名前が挙がってきました。鎮めるだけでなく、消耗した心を養って支えるという見立てが根本にあります。

炙甘草・人参・桂皮が気を補って巡らせ、地黄・麦門冬・麻子仁・阿膠がうるおいと血を足す。乾いた土地に水を引くような、「養い」の生薬が大半を占める骨格です。

02こんな状態に使われてきました

結果ページでは、動悸の心気虚しんききょ証で、別名「復脈湯」とともに登場します。脈の乱れを自覚している場合は、漢方の前に循環器での確認を優先する前提で書いています。

03気をつけること

04どこで相談できるか

医療用(保険診療の医師の処方)と、一般用(薬局・ドラッグストア)があります。同じ処方名でも生薬の配合量が違うことがあり、選ぶプロセスも異なります。くわしくは Q&A の「漢方は、どこで相談できますか?」「市販の漢方と、病院の漢方は違うものですか?」へ。

出典

このページは処方の解説であり、服用のすすめではありません。漢方薬は証(からだの状態)に合わせて選ぶ薬です。購入・服用の前に、医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。

この処方が登場する証

同じ処方でも、どの証で出てくるかで文脈が変わります。あなたの症状に近いものからどうぞ。

関連する処方:苓桂朮甘湯りょうけいじゅつかんとう真武湯しんぶとう帰脾湯きひとう

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